「シャドウバン」とは
ツイッター上に存在するシステムの一つで、
「こっそりと制限されている」状態です。
通常、ツイッターの規約違反などで
一時的にログインを制限されたり、アカウントをロックされたり、
何らかの制限を与えられた際には、
自分がツイッターの画面を開いた際に警告が出たりして
「自分のアカウントは制限されてしまった」ということが
分かるようになっています。
これが、通常の「バン（BAN）」と呼ばれる状態です。
自分に問題があるのであれば、指摘を受けて
修正することもできますし、
「え？何も違反してないんだけど？」（誤BANというものもあります）と
いう場合は、運営に連絡して、確認後に制限を
解除してもらうこともできます。
しかし、このシャドウバンに関しては「何も言われずに」
こっそりと制限が掛けられている状態になっていて、
例えば「リプを送っても相手に通知が行っていない」などなど、
自分の気づかぬうちに、機能を制限されてしまっている
可能性がある…という状態です。
このシャドウバンについて、詳しく解説していきます。
ただし、シャドウバンについては色々な種類があり、
基準も解除条件も明確に公式で発表されているわけではありません。
都市伝説の類ではなく、実際に存在しているものであるのは確かですが
「公式」な基準・解除条件などは非公開となっており、
明かされていません。
シャドウバンされたらお知らせは来るの？
上で少し書いた通り、通常のBANであれば、
ログインをした際などに「一時的に制限されています」だとか
お知らせが表示され、
「自分のツイッターアカウントは制限されてしまった」と、
いうことが自分でも把握できるようになっています。
しかし、この「シャドウバン」と呼ばれるものは
一切通知やお知らせなどは来ないので
「あなたのアカウントはシャドウバンされましたよ」ということを
ツイッター側から教えてくれることはありません。
自分で気づくか（例えばいいねが急に減った、など）、
フォロワーから指摘されるか、
シャドウバンテストのサイトなどで、確認するかしないと
気づくこともできません。
そのため、シャドウバンされても、そもそも
気づいていない、という人も多いのです。
シャドウバンされると何が起きるの？
シャドウバンにもいくつかの種類が存在しており、
「どういう制限」が行われるのかは
人によって異なっています。
１種類の制限である場合もあれば、
複数の制限がかかってしまうような場合もあります。
どのようなことが起きるのかを、確認していきましょう。
・検索結果への影響
ツイッター内での「検索結果」に影響が出る場合があります。
「検索結果に全く表示されなくなってしまうパターン」と
「フォロワーの検索結果にだけは表示されるパターン」
「検索結果の表示順位だけ下げられるものの、一応表示されるパターン」
など、色々なパターンがあるます。
「言葉」と「ハッシュタグ」両方に影響してくるので、
一番重度なものだと、「誰が検索してもあなたのツイートは引っかからない」
という状態になってしまいます。
ツイート自体はできますが、検索できず、ハッシュタグの話題内にも
出て来なくなるため、周囲の反応や、見てもらえる数は確実に減ります。
・リプに対する影響
誰かのツイートにリプを送った際の影響が出ます。
「リプを送った相手本人には表示されるけど、
他の人が見ようとすると「このツイートは表示できません」と
表示されるパターン」や、
「リプ欄内の攻撃的な発言を含む可能性のあるツイートに
含まれてしまうパターン」などが存在します。
相手本人に通知は行くので、気づいてもらうことはできますが、
リプを送った相手以外からは、あなたのリプは
見えにくくなる、ということです。
・通知に対する影響
他のアカウントとコミュニケーションをよく取る！という人には
これが一番つらい制限で
「他人にリプを送っても、相手に通知がいかない」
状態になってしまいます。
そのため、大半の相手は気づかず、スルーされてしまうことになります。
（通知には出ませんが、ツイート上には一応出てくるので、
直接確認しなくてはならず、気づかない人が非常に多いです）
いいね・引用RTなどについても、相手に通知がいかなくなります。
主に起きることは、この３つです。
それぞれ程度が軽い場合と重い制限が掛けられる場合があるほか、
複数の制限が同時にかけられてしまうようなこともあります。
どうしてシャドウバンされるの？原因は？
シャドウバンされてしまう具体的な原因については不明です。
通常のバンでもそうですが
「場合によっては」何もしていないのに誤バンされることもあります
具体的な条件は明かされていないので不明ですが、
下記のような使い方がリスクを高めるとされています。
・ＵＲＬつきのツイートを大量に行う
・リツイートを大量に行う
・いいねを大量につける
・ハッシュタグを乱用する
・リプライを大量に送る
・自動ツイートを繰り返している
・攻撃的なツイートや、問題のあるツイートをした
・問題のある写真つきツイートなどを行った
・他のアカウントで既にバンを受けていて、複垢を使っている
このような原因が挙げられています。
ただし、具体的に「どれをどのぐらいやってはいけないのか」
という基準が決まっていないため、
１００％シャドウバンを回避するのは難しいのも現実です。
できる限り、上記のようなことを避けつつ、
利用していくしかありません。
解除してもらう方法は？
シャドウバンを解除してもらうためには
どうすれば良いのでしょうか。
シャドウバンの解除基準も「公式」では
何も発表されていません。
そのため、明確な解除基準は「不明」です。
基本的にはしばらく「放置」しておけば
自然と解除されますが、
解除される前の間に、ＲＴを繰り返したり、
ハッシュタグを乱用したりしていれば、
制限が長期化したり、最悪の場合、本格的なＢＡＮに
繋がる可能性もあります。
そのため、シャドウバンが行われた場合は
「↑で書いたような、引っかかりそうなことを
一切せずに、大人しく待つ」というのがベストです。
よほどのことがなければ、数日～数週間で
解除されるでしょう。
ただし、急ぎの場合は
ヘルプセンターのお問い合わせで、
「どのような制限が行われてしまったか」を明記のうえで、
制限の解除をお願いすることで、
解除が早まる傾向にあるようです。
ただ、当たり前のことですが、
本当に何か違反している場合（心当たりがある場合）は、
先にその部分を改善するようにしてください。
連絡を取るのは「違反の心当たりがない場合」に限ります。
「Twitterから取得した興味関心」を消すと良いという
情報もありますが、これは都市伝説レベルであり、
そこまで大きな影響はないと考えられます。
どうしても気になるなら、一応やってみても良いとは思いますが
あまり必要ないでしょう。
シャドウバンの調べ方は？
「シャドウバンテスト」と検索すると
確認できるサイトが出てきます。
（怪しいサイトは利用しないよう注意してください）
そこに自分のIDを入れるだけで
確認してもらうことが可能です。
ただし、あくまでも「目安」になりますので、
数分ごとに結果が変わったりと、不安定な動作を
することもありますので、
その点は理解した上で利用しましょう。
まとめ
シャドウバンは公式に
条件や解除基準が明らかにされていないために
一度シャドウバンされてしまうと
なかなか厄介なものですが、
日頃から、そういった対象にならないように、
発言・RT・いいね・ハッシュタグ・リプなど、
適度な数に抑えておくようにしましょう。
当然、過激な発言などはNGです。
