ゲーム機と言えば、
現在では任天堂、ソニー、マイクロソフトの
3社がゲーム機を展開しています。
その中でも任天堂のゲーム機は
幅広い世代に親しまれていることが多く、
特に、2023年現在に展開されている
ニンテンドースイッチは、
任天堂ハードの中でもトップクラスのヒットを
記録している大人気商品です。
しかしながら、そんなニンテンドースイッチも
いずれは現役を終えて、
次のゲーム機にバトンタッチするでしょうし、
さらにその次のゲーム機も出ていくことでしょう。
ですが、その流れの中でも
任天堂ハードにとって大事なことは
”スペック勝負”をしてはいけない、ということですね。
この点について考察していきます。
「スペック」以外の部分で「勝負」した方が良い
任天堂ハードに関して言えば
本体の性能”スペック”ではなく、
それ以外の部分で勝負した方が賢い、と言えます。
もちろん、私のような元店員が言わなくても
メーカーさんは、重々承知だとは思いますが、
任天堂ハードが重視するべき点は”遊びの提供”であり、
”最先端の高性能”だとか、そういうものではないかと思います。
もちろん時代に合わせて”ある程度”スペックを上げる必要はあれど
無理して”その時代のトップに立つ必要はない”と、いうことです。
実際に、今までの任天堂ハードも
”直感的操作のWii”や”据置と携帯の両立を実現したスイッチ”、
”2画面での斬新な操作のDS”など、色々な”遊び”の部分で
勝負をしてきました。
いずれも、当時の競合ハードと比べて
画質だとかそういう部分での”スペック”は劣っていましたが
それでもヒットしましたし、
任天堂の強みはそういうところにあるのです。
一方、もしも今後スペック路線に走るようなことがあれば
急激にシェアを失い、失速する可能性は十分に考えられますので、
スペック中心の勝負にしてはならない、と
個人的には考えます。
その理由を見ていきましょう。
そこまでの性能を望むユーザーは少ない
任天堂ハードのユーザーは、
ファミリー層やライトユーザーなど、そういったユーザーも多いです。
もちろん、コアゲーマーもいますが、
プレイステーションやXBOXに比べると
”普段、あまりゲームを遊ばない層”や
”ゲームにそこまで強いこだわりのない人”の割合も高いでしょう。
そのため”そこまでの高性能を望まないユーザー”も多く、
例えばPS5とスイッチでも、スイッチの方がスペック自体は
劣る部分もありますが、多くのユーザーは、
”ゼルダをPS5画質でやりたい”などと思っていないでしょう。
(そういう人もいますが、全体で見ればわずかです)
流石にファミコン画質まで戻るというなら話は別ですが
現状、HD機になって以降は、十分に満足できる人も多いでしょう。
特にコアユーザー以外の層も多い任天堂ハードは
”スペックをもっと上げて!”みたいな強いこだわりを持つユーザーは
全体的に見れば少なく割合的には”少数”でしょうから、
その少数の声に惑わされないことが重要です。
スペックに強いこだわりがあるなら、他メーカーのハードを
遊べばよいだけのことであり、
3社全部がコア寄りのゲーム機を出す必要はありません。
「唯一の」コア寄り以外のゲーム機という立場は強い
現在、ゲーム機を展開しているのは
任天堂、SONY、マイクロソフトの3社です。
このうち、マイクロソフトのXBOXは、国内では特に
”コアユーザー寄り”のゲーム機で、
ファミリー層や子供、ライトユーザー向けとは言えないような内容です。
そして、SONYのプレイステーションは
以前は”任天堂とマイクロソフトの中間”のような立ち位置でしたが
最近は、かなりコアユーザー寄りに傾いている印象で、
発売されるソフトも、本体の価格や周辺機器の価格も
良くも悪くも以前より”マニア寄り”になりつつあるのは確かです。
PS2やPSP、Vitaなどは子供やファミリー層のユーザーも
それなりにいましたが、最近はどんどん「XBOX側」に近付いているような
そんな感じですね。
そうなってくると、「ファミリー層」や「子供」「ライトユーザー」も含めて
幅広い世代をメインに据えているようなゲーム機は
”任天堂ハード”のみとなっており、
現状、ファミリー層や子供、ライトユーザーの選択肢は
”任天堂ハード一択”のような状態になっています。
ここで、任天堂までスペック勝負になってしまうと
”全てのメーカーがコア向けハード”になってしまい、
ゲーム人口の縮小にも繋がってしまいますし、
スペック勝負ばかりが進めば、いずれゲーム業界は
”マニア向けの閉じられた世界”になってしまうでしょう。
そういった意味でも、
”コア寄りに傾かない任天堂ハード”というのは
この先も、かつて掲げていた”ゲーム人口の拡大”ということにも
繋がりますし、非常に大事な存在であるかと思います。
”価格”を上げればユーザー離れが起きる
任天堂ハードの場合”価格”を上げればユーザー離れを
起こしかねません。
もちろん、コアなユーザーは
任天堂ハードが5万・6万のレベルになったとしても
購入はするでしょう。

現にプレイステーション5は、価格がPS4時代と比べて
相当、跳ね上がってしまいましたが
それでもある程度は売れています。
が、任天堂ハードの場合、
プレイステーションと比べ”ライトユーザー”の割合も
また多く、ライトユーザーの唯一の支えとなっているような
状態であるのも確かです。
それを、今後の次世代機でスペック勝負に走り、
スペック路線に傾けば、値段も上がるわけですから
そうなってしまうと、
「子供」の手の届かない価格になるでしょうし、
「ファミリー層」はゲーム機に5万とかはちょっとなぁ…となるでしょうし、
「ライトユーザー」も、たかっ!となって、
それで引いてしまう可能性もあります。
任天堂のハードのユーザーには、
子供、家族、そして普段あまりゲームをやらないようなライトユーザーも
他機種に比べると多い傾向にありますから
本体の値段が上がれば”そういうユーザーを振り落としてしまう”結果になり、
他の2社がスペック路線に走る場合よりも
非常に大きなダメージを受ける可能性が考えられます。
”そんな画質良くしなくていいから、ほどほどで3万~ぐらいにしてよ”
と、思うユーザーの割合は(統計があるわけではないとは言え)、
ゲーム機の売上やユーザー層、ソフトの売上などを見ている限り
多いと言えると思います。
「遊び」で勝負が重要。スペックは一世代遅れでも良い
任天堂ハードに”超高性能”を求めるようなユーザーは
それこそ、少ないでしょう。
ひたすら性能重視ならPSやXBOXを遊べばよいだけですし、
ゲーム業界の主要ハードが全てコア寄りになってしまうことは
ゲーム人口の減少を引き起こし、ゲーム業界の
衰退を招くだけです。
既にPS5とXBOXSeriesは、コア寄りになっているわけですから、
任天堂ハードまでそこに行くのではなく
色々な選択肢を提供するためにも、
自社の売上のためにも
この先もスペック勝負に走らず、
スペックは一世代遅れでも構わないので
価格を押さえ、”遊び”の部分で勝負していくことが
理想であると思います。
まとめ
Wiiも、3DSも、スイッチも、
競合機と比べるとスペックでは劣りますが
売上では競合機を上回り、ヒットした商品です。
任天堂ハードはこの先も、スペック路線に走らず
”ある程度の価格を維持し”、
遊びの部分で勝負していくことが、
メーカー自身の利益のためにも、ゲーム人口が縮小しないようにするためにも、
棲み分けをするためにも
重要な要素のように感じます。
スペック路線に走っても、コアユーザーの支持が強いハードと
真向勝負になるだけで、メリットがあるとは思えません。
自社の長所を伸ばしていく、というところが、
この先も大事なのではないかと思います。
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