パソコン屋が余計なモノをつける理由!搾り取れという圧力!

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最近では、パソコン店に行くと
”余計な機能”ばかりついたパソコンが
目につくことも多いと思います。

ごくごく普通のパソコンが欲しいだけなのに、
何か色々ついていたり、
長期保証オプションだったり、
そのほか〇〇サービスだったり、
余計なモノがたくさんついてきて、
高いパソコンしかない、
なんてことも多いのではないでしょうか。

それは何故なのか。
パソコン店の内部の実態を知る
店員Kが解説していきます
(すべてのパソコン店が同じとは限りません)

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全ては店の利益のため

答えとしてはこれです。
お客様のためでも、メーカーのためでもありません。
店員はお客様に「これがあるとこんなに便利」だと
色々親切に教えてくれているように見えるかもしれませんが
実際には、お客様に対する親切、が目的ではありません。

全ては「お店の為」です。

私が勤務していた会社の親会社は
パソコン店でした。
名前は伏せますが、そこそこの規模のパソコンショップです。

しかしながら、上層部のお言葉は
「お客さんを口説き倒せ」
「パソコンだけ買わせて逃がすな」
「とにかく売れるだけ売れ」
「お客様のためだ!(嘘)とにかく売りつけろ」
だの、散々なお言葉でした。

お客様ファーストではなく、
自分ファースト、ということです。

PC販売店が何故そんなにあらゆるオプションを
くっつけたがるのか。
その要因をお話していきましょう。

厳しすぎるノルマ

まず、私の勤務していた会社の親会社の社員には
それぞれ「厳しいノルマ」が存在していました。
これは、お店ごとのノルマと個人ごとのノルマです。
成績が晒されるように掲示され、
成績が悪いと、見せしめのように、大勢の前で
怒鳴られたりすることもあります。

そのため、どの社員も、
そうならないように、とにかく売ることを考えていました。
成績が上がればヒーローのように扱われて
そうでないと激しい罵声とサービス残業。
そんな環境です。

そして、ノルマは、本当に
パソコンについて詳しくない方に対して
あれこれ無理やりくっつけてしまうような
そういうやり方をしでもしない限り、
達成できないような厳しいノルマとなっていました。

そのため、店員たちは、
しつこく、食い下がるようにして
色々とおすすめしてくるのです。

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利益を稼ぐために…

正直、今の時代は、モノを売るだけでは利益の確保が
難しくなりつつある時代なのも確かです。
この会社も、パソコンそのものの売上の利益よりも、
長期保証だとか、その他有料アフターサービス、
そういったもので利益を稼いでいるような状態でしたし、
会社としての着眼点もそちらにありました。

もう、パソコンだけを買う客なんて要らない。
そんな風にも言っていました。

確かに、パソコンを売るだけで利益を稼ぐ、
ということは難しいことであり、これは事実です。
が、追いつめられた会社は”異常なまでのオプション”を付けることで
生き残りを画策しているのです。

ある意味では押し売りまがいのことまでありますし、
社員が”自分がそのサービス欲しいのか?”と聞かれたら
表面上は「はい」と答えるでしょうけれど
内面は「絶対いらねー!」という状態です。

自分の要らないモノを利益のためにお客様に押し付ける。
冷静になって考えてみると必要のないサービスを
口車に乗せて押し付ける。

そういう手法です。

長期保証サービスなどもありますが、
あれは、実際のところ100件中、1、2件来るか来ないかです。
実のところ、そんなに壊れなかったりしますし、
壊れてしまっても、持ちこみしてこなかったり、
保証書をなくして居たり、そもそも長期保証に加入していることを
忘れていたり…

会社がボロ儲けなのが、実態です。

お店は、利益のことしか考えていません。
もちろん、店員個人では「この売り方はちょっと…」と
思っている人はたくさんいます。
ただし、厳しすぎるノルマや、恐ろしい叱責などがあるため、
長いものに巻かれて、
お客様に”価値のないサービス”を売りつけるのです。

経営者や会社はお客様を何とも思ってない

少なくとも、私の勤務していた会社の親会社はそうでした。
”とにかくサービスをつけろ”が口癖で
お客様の都合は完全無視

「サービスが不要な人間はいない。口説き落とせ」だとか
「パソコンだけを買うやつは転売だ」だとか、
そういう会話もありましたし、
お客さんを逃がさないようにしつこくしつこく接客するような
やり方も推奨されていました。

”ロールプレイング”をしろ、などと
お客様を口で誤魔化すための練習をさせられたり、
そういうこともあったようです。

パソコンに”余計なモノがつきまくる”のは
パソコンメーカーの意思、というところも多少はありますが、
パソコンを販売する店舗があれこれ適当につけまくっている、
1台でどれだけ利益を稼げるかしか見ていない、
というところが、大きな原因であると思います。

騙されないように

パソコン販売店は「お客様のことを考えている」わけでは
ありません。
これは、どのお店でも同じことで、
お店とは利益を追求するものですし、
利益が無ければ閉店になりますから
それは仕方のないことです。

が、パソコン屋の場合、悪質とも言える
押し付けをしてくることもありますし
実際にそうしていたお店(今もしていると思います)
もありますから注意しなくてはいけません。

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パソコン業界以外でも…

パソコン販売店以外でも
こういうことはよくあることです。
会社側や上層部が厳しいノルマを
課しているために、強引にオプションサービスの
ようなものをつけようとしたり
断わると露骨に嫌な顔をしたりする
店員や訪問者もいるものです。

ですが、言葉巧みにだまされないようにすることは
とても大事なことですから
相手のペースに乗らず、いらないものには、
はっきりと「No」をつきつけましょう。

まとめ

パソコン屋などでは、やたらと何かを
一緒に売ろうとして来たり、
やたらと長期保証をおすすめされたり、
色々と鬱陶しいと思います。

鬱陶しいと感じる気持ちは分かります。
お店側もお客様のためを思ってやっているわけでは
ありませんからね…。

なので、あまり騙されすぎないようにして、
自分でちゃんと「いる」「いらない」の境界線を
判断し、要らないものに対しては、
店員にしっかりと「No」を突きつけることが重要です。

「No」と言われたものを強引にくっつけることは
流石にできませんからね。
曖昧な態度や「どうしようかな~」は付け入られるスキに
なってしまいますから、注意です。

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