賃上げされない人は、物価上昇にどう対応すれば?対処法を解説!

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物価上昇対策として
”賃上げ”がよく騒がれますが、
世の中には、賃上げなどとは無縁の人もたくさんいます。

特別な事情がなく無職でいるような人はともかく、
ちゃんと働いているのに賃上げの恩恵を得られない人にとっては、
物価上昇は非常に苦しく、
”物価上昇を上回る賃上げを”なんて言われても、
”いや、賃上げされないし、物価の方を抑えてほしい”というのが
切実な願いでしょう。

確かに、収入が増えずに
色々なものの価格が上がる、というのは非常に厳しいもです。

では、賃上げの恩恵を得られない場合や、
賃上げされても、微々たる金額で、
物価や他の価格が上がることの方が負担が大きすぎる場合に関しては
どのようにそれを乗り越えて行けば良いのでしょうか。

この点について詳しく解説していきます。

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賃上げされない=自己責任 ではない

まず、世の中には”賃上げされないんですけど”と言うと、
”自己責任”を唱える人もいますが
ちゃんと働いている以上、賃上げされないのは
あなたの責任ではありません。

”賃上げされないような職業についている方が悪い”なんて
言ってしまったら
”じゃあ賃上げされないような職業で働くの辞めますね”と、
世の中の人が一斉にそれをやめてしまえば、
社会の機能の色々な部分が停止してしまうでしょう。

世の中には賃上げとは無縁の職業も色々とありますし、
賃上げされたとしても、とても物価の上昇になど
追い付かずに、結局負担の方が増えてしまっているような人も
いるかと思います。

そういった職業の人たちに”そういう職業で働いているのが悪い”
などとしてしまうと、一部の業種は完全にストップしたり、
サービスや商品の中にも停止したり、消滅するものも出て来るでしょう。

ですので、賃上げされない人は”自己責任”ではなく、
そういった仕事で働いている人の存在も
社会が回っていくためには必要なことであり、
そういう誰かのために役に立っている仕事をしている人に対し、
”賃上げされない?自己責任じゃん”みたいなことを言ってはいけません。

自分が使っている商品やサービスを提供しているような会社だって
賃上げされているかどうかは分からないわけですからね。

自営業の人も、”賃上げ”とは基本的に縁がないことが多いですが
世の中から自営業の人が消滅すれば、必ず社会の色々な部分で
麻痺が生じます。

”賃上げされない職業・立場の人”も社会の役に立っていて、
そういう人たちを自己責任で片付けてしまうことは
良くないことなので、これは覚えておきましょう。

唯一、”賃上げされない=自己責任”なのは
”何の事情もないのに、無職の人”だけで、
(※病気・事故・パワハラなど事情のある人は除きます)
他の賃上げされない人たちは”賃上げされないのは本人のせい”ではありません。
この点は覚えておきましょう。

ですので、”賃上げされない”という皆さんも
自分がしっかりと働いている場合、
あなたは何も悪くありませんので、
その点は自信を持って良いですし、
心無いことを言う人がいても、それは無視して
堂々としていて大丈夫です。

削ることで対応するしかない

物価や、色々なものの価格が上がっていく中、
自分の収入は増えない…という場合は、
あなた自身は何も悪くはありませんが、
とは言え、今まで通りの生活をしていれば
”入って来るお金”は増えていないのに
”出て行くお金”は増える…ということになってしまいます。

”それでもお金は足りる”という場合に関しては
それはそれで良いのですが、
人によっては”それだと生活できなくなる”という人も
出て来るでしょう。

特に、普段からギリギリの生活をしている人は
”収入は増えていないのに、色々なものが値上げ”という
状況になってしまえば、
今まで通りの生活をしていると破綻します。

そのため、何かを削っていく必要があり、
自分の生活の中において不要なものから
費用を削減していく必要があります。

”もうこれ以上削れないよ!”という場合は
厳しいところですが、
何か、自分の生活の中に削ることができるものが
存在する場合は、そこから費用を削っていき、
”出費を減らす”ということが大切になります。

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値上げされたものを見直す

自分自身の生活の中において
”よく買うもの”や”いつも利用しているもの”が
値上げされてしまった場合、
それを”見直す”ということも大切になります。

例えば、いつも買っている米が値上げされてしまった場合、
その米を買うのをやめて、別の”今までの価格ぐらいで買えるもの”を
探したり、
いつも利用しているサービスが値上げされてしまった場合は、
そのサービスの利用をやめて、別のサービスに切り替えたり、
あるいは、そのサービスの利用の頻度を下げるなど、
こういった対応方法です。

”自分の生活に関わっているものが値上げされた”場合には
同業他社の”似ているもの”を選ぶなど、自分なりに
上手く対応し、”切り替えていく”ということが
場合によっては必要になりますので、
この点はしっかりと意識しておくと良いですね。

収入を増やすことができるのであれば…

”賃上げ”されない場合、
収入を増やす方向で考えると
”自ら収入を増やす行動を起こす”必要があります。

賃上げとは、同じ仕事をしていても賃金が上がることですが
そうならない場合に関しては
残業を増やす、副業を始めてみる(※副業禁止の職業もあるので
その場合はNGです)、転職する…など、
何らかの収入を増やす手段を見つけていくことも一つの方法です。

”転職する”に関しては
先程も書いたように、賃上げされないような職業で
働いていることは悪いことではないのですが、
ただ、自分自身が”今の職業が好きではない”だったり、
そういう事情があるのであれば考えてみてもいい、ということで、
今の職業が好きだったり、満足しているのであれば
転職したりする必要はありません。

その場合は残業を増やしたり、同じ会社内で上の役職を目指すなど、
そういった方面で、収入を増やしていくと良いでしょう。

また、自営業の場合に関しては
これは賃上げ云々ではなく、良くも悪くも
”自分がどれだけ結果を出せるか”によって
転落したり、逆に大逆転したりすることもできるものになりますから、
上手く仕事内容を工夫して、収入UPを狙ってみるのも
良いのではないかと思います。

賃上げ前提の物価上昇は危険

物価上昇が起きている際に
その対策が「賃上げ」だけでは、
最初にも書いた通り、”全員がその恩恵を得られるわけではない”ですし、
むしろ、物価上昇による負担増を埋め尽くせるほど
賃上げされるような人など、世の中には限られています。

それを、”物価上昇を上回る賃上げを”と、
それだけを物価上昇の対策にしてしまうと
大半の人は置き去りになってしまい、
生活に苦しむ人が増えたり、人の格差が深まってしまったり
そういった残念なことに繋がって行ってしまう可能性も高まります。

そのようなことになってしまわないためにも、
過度の物価上昇が起きている場合に関しては
賃上げだけではなく、行政的に
物価上昇を抑え込むような対応も必要になってくるかと思います。

賃上げだけでは、賃上げされない人が
置き去りになってしまいますし、
そういう人はたくさんいますからね…。

まとめ

物価上昇の流れが起きているのに、
自分は賃上げされない!という場合は
”収入を増やす”か”支出を減らす”か、
どちらかの方向で対応していくしかありません。

残念ながら値上げされてしまった商品の購入を控えたり、
値上げされたサービスから別のサービスに切り替えたり、
そういう対応も必要になるのではないでしょうか。

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