ゲームの「ローンチタイトル」ってなに?詳しく解説!

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ゲームの「ローンチタイトル」とは何か。

ゲームに詳しい人であれば、
すぐに分かるとは思いますが、
そうではない人にとっては
”何のことを言っているのかサッパリ分からない”と、
なる人もいると思います。

では、ローンチタイトルという言葉が示しているのは
どんなゲームのことなのか、
この点について詳しくお話をしていきたいと思います。

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「ローンチタイトル」とは何のこと?

「ローンチタイトル」とは、
”新しいゲーム機と同じ日に発売されるゲームソフト”のことです。

ゲーム機は大体5年~10年ほどのサイクルで
新しいハードが発売されており、
その”新しいゲーム機”の発売日に一緒に発売されるゲームソフトのことを
”ローンチタイトル”と言います。

なので、
”ニンテンドースイッチのローンチタイトル”と言えば、
ニンテンドースイッチ本体と同じ日に発売された
ゲームソフトたちのことを示している、ということですね。
(switchの場合は2017年3月3日発売なので、
 その日に発売されたソフトが「ローンチタイトル」となります)

本体と同時に発売されるゲームソフトたちは、
新しいゲーム機にとっては非常に重要な要素にもなりますし、
スタートダッシュを決められるかどうかを左右する、
大事な部分になるのです。

メーカー自身がローンチタイトルを用意することがほとんど

ローンチタイトルは、
ゲーム機本体を発売するメーカー自身が、
自社で1本~数本用意していることが多く、
ゲーム機本体と同時にソフトも同時発売されます。

もちろん、他社からも何らかのソフトが出ることは多いですが、
ゲーム機本体を展開するメーカーにとって
最終的には自社タイトルが一番の武器ですから、
ローンチタイトルとして強力なソフトを投入してくることが
多いです。

逆に言うと、本体と同時に良いソフトを
ゲーム機本体を発売するメーカー自身が用意できないと、
スタートダッシュに躓く可能性もありますので、
ゲーム機本体を発売するメーカー自身が
ビッグタイトルを用意する、ということは非常に重要なことです。

任天堂ハードを例に見てみても、
任天堂自身から本体と同時発売の「ローンチソフト」として
ビッグタイトルが発売されており、
N64の時は「スーパーマリオ64」と「パイロットウイングス64」、
ゲームキューブの時は「ルイージマンション」と「ウェーブレース ブルーストーム」、
Wiiの時は「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」「はじめてのWii」
「Wiiスポーツ」「おどるメイドインワリオ」、
WiiUの時には「NewスーパーマリオブラザーズU」「ニンテンドーランド」、
switchの時には「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」「ワンツースイッチ」と、
マリオやゼルダの新作など、ビッグタイトルをローンチタイトルとして
投入しています。

新しいゲーム機を発売する際には、
そのメーカーがローンチタイトルとしてビッグタイトルを
用意する、というのが一つの基本になっています。

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他メーカーからもローンチタイトルが発売される

ゲーム機本体を自社で展開しているメーカーだけではなく、
ローンチタイトルは、”他のメーカー”からも複数発売される
ケースが多く、
例えば任天堂ハードの場合は
”任天堂以外のメーカー”から、
プレイステーションの場合は、
”SONY以外のメーカー”からも、本体の発売に合わせて
ソフトが色々と発売されます。

各メーカーには、ゲーム機本体の発売前から、
新しい本体向けの開発ツールなどが
ある程度提供されているため、
こうして、本体の発売と同時に新作を発売(ローンチタイトル)する
タイトルを用意できる、ということになります。
(その他のメーカーの人たちが、実際に新ハードを手にするのが
一般のお客さんと同じタイミングだったらローンチタイトルは
ゲーム機自体を発売するメーカーしか発売できなくなって
しまいますからね)

他社のローンチタイトルは移植系も多い

ゲーム機本体を発売するメーカー自体の
ローンチタイトルは「大作ソフト」も結構多く、
例えば先ほど書いた任天堂の例でも、
マリオやゼルダなどの新作タイトルが登場しているケースが
多いです。

しかし、他社からするとローンチタイトルは”リスク”でもあるので
基本的にはあまりビッグタイトルの新作を発売するようなことは
少なく、
”過去に発売されたタイトルの移植・バージョンアップ版”だったり、
”とりあえず様子見のソフト(メイン級ではなく、ちょっとした新作など)”や、
”縦マルチ(前のハードと同時発売)”だったりすることが多いです。

これは、後述しますが
ゲーム機本体を発売するメーカー自身とは違い、
他メーカーからしてみれば
”次世代機の売上を増やすこと”自体は、
あまりそのメーカーにとっては意味のないことなので
(次世代機が売れたら売れたで、そのハードに新作を発売しますが、
売れなかったら売れなかったで、他ハードに新作を出せばいいだけですからね…)、
まずは様子見のような動きをするところが多いのです。

ゲーム機本体自体を発売する任天堂やSONYからすれば、
”新しいゲーム機が売れないと困る”わけですが、
他メーカーからすれば、そうではないので
”本体の売上を引っ張ることができるような新作”ではなく
まずは”様子見”で、本体を買った人に少しでも
買ってもらえれば…ぐらいの感じのタイトルを
用意してくることが多いです。

サード(他メーカー)にとってはリスクでもある

ゲーム機本体とソフトを同時発売することは、
ゲーム機本体を発売したメーカーにとっては
”自社の新しいゲーム機を引っ張る”という目的もありますが、
サード(ゲーム機を発売したメーカー以外)からすれば、
あまりそういうところは重要ではありません。

サードメーカーからしてみれば大事なのは純粋に
”ソフトが売れるかどうか”ですからね…。

しかし、新しいゲーム機の場合は
まだ”どのぐらい売れるかどうか”未知数ですし、
そもそも、ゲーム機本体と同時に発売するソフトは
どうしても”まだそのゲーム機を持っている人が少ない”状況であるため
基本的に”売上的には苦戦するリスクも高い”ということになります。

そうなると、他メーカーからすれば
”売れそうな新作タイトル”を、なかなかローンチタイトルとしては
投入したくない、というのも事実です。

例えば、”前のハード”に発売すれば10万本売れるようなタイトルでも
新型ゲーム機のローンチタイトルとして発売すれば、
(まだ持っている人が少ないため)5万本とか、そのぐらいの
売上になってしまう可能性もあるわけです。

ゲーム機自体を展開しているメーカーなのであれば
それも”将来への投資”(新しいゲーム機を売る為)と考えることもできますが
他メーカーからすれば、
新しいゲーム機が売れようと、そうでなかろうと、
そこまで大きく関係するわけではありませんし、
サードメーカーはソフトの売上が何よりも重要ですので、
ローンチタイトルとして発売するタイトルは
”様子見”のものだったり、”縦マルチ”のものだったりすることが
多い、ということになります。

まとめ

ローンチタイトルとは
新しいゲーム機と同時に発売されるソフトのことです。

基本的に移植や完全版も多いですが、
ゲーム機自体を発売するメーカーからは
ビッグタイトルが登場することが多いので、
その点は注目と言えますね。

ローンチタイトルの多さで成否は決まりませんが
(例えばローンチタイトルが多めのハードでも失敗してるものはあります)
あまりにも少ない・質が伴っていないとスタートダッシュで躓くので
重要な要素であることは事実です。

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