PS5はSwitch2に勝てるの?今後の予測と、PS5視点での挽回策。

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プレイステーション5は、発売後、
国内では苦戦を強いられており、
競合機であるニンテンドースイッチには
終始押される状態となっていました。

少なくとも国内では
”普及台数”が大きくSwitchを下回っていること、
ソフトの売上もSwitchのソフトを大きく下回っていることは
数字が示している事実で、
Switchの一強状態がずっと続いていました。

また、本体の週間販売台数を見ても分かるように
国内においては
”ほぼずっと、PS5はSwitchを下回り続けている”状態で、
PS5がSwitchを上回ったのは、モンハン発売直後や、
新型モデルの発売時など”数えるほど”しかありませんでした。

加えて、”Switch2発売間近”となっても、
まだSwitch1の週間販売台数を下回っているという
”きわめて厳しい状態”が国内では続いています。
(普通、次世代機発売直前のハードに、
まだ次世代機も発表されていない現役ハードが
半分以下の週間売上、ということはなかなかないことです)

では、そんなプレイステーション5が
ニンテンドースイッチの後継機、ニンテンドースイッチ2に
勝つことはできるのでしょうか。

ここではPS5の視点でSwitch2とのシェア争いを考えていきます。

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”ハードの交代”はPS5視点で考えればチャンスになる

Switch⇒Switch2への移行は、
PS5視点で考えると”最大のチャンス”で、
逆にこの機にリアクションを見せなければ
国内でトップに立つのは難しいと言えるでしょう。

Switch2は価格が約5万円と任天堂ハードとしては非常に高額で、
また、バーチャルゲームカードやキーカードなど、
主要ユーザー層であるライト層には複雑な要素を相次いで導入するなど、
少し”ほころび”が見えているのも事実です。

実際に、任天堂ハードに限らず”ゲーム機の移行”には失敗するメーカーも
存在しており、
任天堂ハードで言うと過去には絶好調だったWii⇒WiiUで
大失敗したケースがあるほか、
ソニーも、PS2⇒PS3で、PS1・PS2と2世代にわたり続いた
トップシェアの座から転落してしまうなど、
ハードの移行時には”前のハードが成功しているから”と言って、
次のハードでも成功するとは限らないのです。

仮にSwitch2を出さずに、Switch1でマリオやゼルダなど、
キラーソフトの展開も続けられていたら、
PS5に勝ち目は”ほぼ0”でしたが、
Switch1⇒Switch2という不安定要素が登場したために、
PS5視点で考えればチャンスが到来した、と言えるかと思います。

ここで値上げしたら終わり。値下げすればチャンスはある

Switch2が高額化したことや、移行期間で不安定なこともあり、
PS5が今、このタイミングで”値下げ”に踏み切ることができれば、
ある程度勝負になる可能性はありますし、
Switch2が万が一”自滅した”場合に関しては、
逆転することも不可能ではないかもしれません。

ただ、価格がそのままとなると、
PS5は安価なデジタルエディションでも7万ですから
Switch2とはまだ幅がありすぎですし、
普及台数が極端に伸びることはないかと思います。

既に、モンスターハンターワイルズも発売され、
この先の新作で”モンハンを越える影響力を持つもの”は
PS5の発売予定表には見当たりません。
(GTAは海外では売れると思いますが、国内ではモンハン以上の
影響力はありませんし、
FFの新作が今後出ても、FFは既にこれまでに2回発売されており、
あまり大きな影響をPS5にもたらすことはできていませんので、
リメイクの第3弾が出たところで状況が変わることはないでしょう

そうなってくると、
Switch2にもしも”勝つ”ことを目指すのであれば
値下げするしかありません。

そもそもの話、7万~8万では
ゲーム機としては”高すぎ”で、
PS5の普及を(特に国内で)妨げている最大の要因は
この価格設定となっています。

これを解消することで、
Switch2の(Switch1と比較して)値上げのタイミングと重なり、
ある程度、良いシェア争いができるようになる可能性はあります。

一方、逆に値上げをしてしまった場合は
”もう終わり”と言ってもいい状態で、
Switch2がいくら任天堂ハードとしては高額であったとしても、
仮に移行の際に躓いたとしても
”PS5がこれ以上の価格になってしまったら”
もう、家庭用ゲーム機としての限界を遥かに突き破ってしまっている
価格になるので、国内での普及は事実上困難になるかと思います。

間違っても、値上げして8万~9万!みたいなことは
しないようにすることがPS5の生き残る道ですし、
万が一コスト面で止むを得ないのであれば
今からでも、極限までコストを削った廉価モデルを出すべきです。

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Switch2が勝手に自滅する可能性は0ではない

PS5が仮に”何もしなかった”場合でも、
Switch2が勝手に自滅する可能性も完全に0とは言い切れません。

Switch2はマイニンテンドーストアでの予約受付の際に
話題になった通り、”初動”は凄まじい数字を出すと
予測されていますが、
そのあとは高額であることから”急激にペースダウン”し、
極めて低調なペースでの売上になると予想されます。
(それでも、展開上のミスがなければ
PS5よりは毎週、売れるとは思いますが
Switch1のような安定した売上はこの価格では難しいでしょう)

ただ、Switch2が
「値上げ」をしたり(任天堂ハードで5万を超えるとユーザー層的に
かなり厳しくなりでしょう)、
抽選販売をいつまでも解消できなかったり、
ライト層離れを起こすようなことを繰り返したりするなど
”自滅”した場合に関しては
PS5も良い勝負ができる可能性はあります。
(ただし、PS5自身が値上げしないことは大前提ですが)

Switch1が引き続きトップに立つ可能性も?

Switch2発売後、価格帯などからSwitch2が思うより伸びず、
そのままSwitch1が売れ続ける可能性も考えられます。

Switch2発売後もSwitch1のソフトは多く発売される予定で、
Switch2の普及状況が良くなければ、
任天堂も当初より長くSwitch1ソフトを出す可能性もあります。

そうなってくると、Switch1がSwitch2とPS5を抑えて
売れ続ける可能性もあります。

もしも”こうなった場合”PS5がSwitchに勝つことは
難しいと考えられます。
(Switch1はそれだけ別格の強さを持つハードなので、
PS5のままでは上回るのは難しいでしょう)

ゲーム業界共倒れは最悪のシナリオ

唯一、恐ろしいシナリオとなるのが、
「Switch2」への移行が上手く行かず、
さらには任天堂が2への移行を焦り、
2の需要があまり伸びてないのに、無理に「Switch1」への
展開を止め、
加えて「PS5」も変化なしor値上げをしてしまった場合、
「Switch1」も「Switch2」も「PS5」も、すべてが
苦戦状態に陥る可能性があります。

こうなってしまうと、国内のゲーム業界自体が
急激に衰退してしまいますから、これだけは
避けなくてはいけないシナリオになります。

まとめ

PS5にとっては
”超えるのが困難であった”Switchが後継機と交代し始めるタイミングが
最大のチャンスにはなります。

ただ、ここで何もしなかったり、
逆に値上げするようなことがあれば
国内ではもう、PS5にチャンスは巡ってこないと思いますから、
このタイミングでの展開が(国内でシェアトップになりたいなら)
重要になるでしょう。

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