個人経営のゲーム店を見かけない理由は?個人では厳しい!

店員Kです!

個人経営のゲームショップ。
皆様は見かけたことがありますか?
昔は結構あったとは思いますが、
最近は個人経営のゲームショップはまず見かけないと思います。

それは、何故だと思いますか?

ゲームショップというのは現代において、個人では本当に辛い
業種です。そのため、ほとんどの個人店が潰れてしまい、
新たに個人経営のゲーム店ができる、なんてこともほとんど
無くなってしまったのです。

今回は個人経営のゲーム店が厳しい理由をご紹介していきます。

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個人経営のゲーム店は厳しい!

個人経営のゲーム店は、あらゆる理由からとても厳しいです。
存続すること自体も厳しいですし、
新しくゲーム店を開業しようとすれば、相当な困難が待ち受けているはずです。
よほどうまくやらない限り数年と持たずに廃業になるのでしょう。

その理由は一体何か。

もしも、この記事をご覧になられている方の中に
”個人でゲームショップをやってみたい”と思っている方が
居るならば、元ゲーム店店長として一言だけ言っておきます。
”絶対にやめた方がイイ”と。

お金に余裕があって、道楽でゲームショップをやると言うのであれば
それはそれで良いかもしれません。
ですが、自分の職業として、ゲームショップを開業しようとしているのであれば、
下記の”個人経営のゲームショップがほとんど存在しない理由”を
しっかりと読んで、思いとどまることをおすすめします。

業界全体が厳しい

まずは、ゲーム業界というもの、そのものが厳しいことを理解するべきです。
ゲームの発売本数は次第に減っていますし、
販売規模も昔に比べると下降状態にあるのは確かです。

それに加えてダウンロード販売という販売形式の登場。
現在のゲームは、パッケージ版(お店で売っているもの)とダウンロード版
(自宅でネット上からダウンロードする形式)の2形式で発売されているものが
ほとんどです。
ダウンロード版の登場により、お店を利用しなくても購入できるように
なってしまったわけです。

また、場合によっては”ダウンロード専売”(パッケージ版が発売されない)ソフトも
出てきています。
これは、もはやお店によってはプラスになることはありません。

さらに、スマホアプリなどによるゲームの広がりもゲーム店にとっては
厳しい部分の一つです。
スマホゲームは、基本的にゲーム販売店の商売とは関係がありません。
スマホゲームに流れている人も居るのが今の時代ですから、
これもまた、厳しい要因の一つとなっています。

こういう時代の流れからゲーム業界、
特に販売店は非常に厳しい状態となっており、
桃太郎だとか、アトム、シータと言ったゲーム中心のグループ店舗は
大多数が閉店に追い込まれているほか、
ゲオなどの大手店舗もゲーム以外の分野(携帯買取など)に手を
伸ばさなければやっていけない状態に追い込まれています。

大手でも生き残れない時代。
そんな時代に個人店が生き残るのは…
難しいですよ。

そもそも仕入れで相手してもらえない

ゲーム店を開こうとするならば、新作の仕入れなどをしなければ
なりません。
ですが、一次問屋と呼ばれる問屋は、個人店など相手にしないでしょう。

私が勤務していたゲーム店は、そこそこの規模でしたが
それでも、メーカーから
「お宅とは昔から取引があるからこの数で取引しているけど、
 もしも新規の取引先だったらこの数じゃ断っている」
などと言われてしまったぐらいでした。

どこの誰かも分からないような個人がゲーム屋を開いても、
問屋は、相手にしてくれません。

現金問屋と呼ばれる、2次問屋でも厳しいと思いますが、
仮に相手してくれたとしても、仕入れ価格が相当高くなり、
ほぼ定価で売らなければ利益が出ないうえ、
仕入れ本数も相当絞られてしまうでしょうから、
はっきり言って商売をするレベルにするのは難しいです。

個人の資金力じゃ耐えられない

ゲーム店を経営するには、よほどの資金力がないと、
耐えることはできないでしょう。
大作ゲームの発売日ともなれば、それこそ数十本、数百本単位で
仕入れをしなくてはなりません。
仕入れの際に何十万、場合によっては何百万が吹っ飛ぶわけです。

仮にそれが全部売れればすぐに取り戻すこともできますが、
ゲーム店勤務の経験上、”ぴったり完売”することなんて
ほとんどありません。
大抵の場合、何本か残ります。

そして、新品商品の1本あたりの利益など知れています。
メーカーや定価にもよりますが、
他店との競争で価格をつけるとすれば、
1本あたり数百円程度でしょう。

仮に10本仕入れしたソフトが1本でも売れ残ったら、
それで利益はほぼ0になります。

とてもじゃありませんが、個人が耐えきれるような
商売ではないのです。

ネット販売が小売りを苦しめる

アマゾンに代表されるネット販売にも、多くのお客さんが
流れているのが、現状です。
本当に多くのお客様がネットに流れました。

では、ネットと勝負することはできるのか。
答えは、ほぼ100%無理です。
大手であってもネット販売に多くの顧客が奪われているような状態。
個人がかなうようなものではありません。

まず、仕入れ数が違うので、仕入れ価格が違います。
価格面で競争しようとしたら、個人店の場合は利益が出るどころか
マイナスになるでしょう。
かと言って、同じようにネットで販売するにしても、個人レベルだと
送料を無料にしたり、そういうこともできません。
そのため、ネット販売大手と戦おうとしても確実に勝負にならないことは
目に見えています。
”諦め”ではなく、”現実”としてこのことは知っておく必要があります。

中古買取販売なら可能では?

新品の販売が無理であれば、中古の買取販売店にしてしまえば良い、
そう思うかもしれません。
確かにそれも一理あるでしょう。

ですが、今のご時世、買取も減っています。
大手であっても、です。
それは何故か。

ここでも”ネット”の存在が出てくるのですが、
その原因となるのがオークションやメルカリですね。
正直なところ、お店に売るよりも、個人で売ってしまった方が
高く売れますし、今の時代、オークションなどがどんどん便利になって、
誰でも手軽に売買が出来るようになってきました。
もう、お店に売る時代は終わりましたし、今後、ますますこの流れは
加速していくものと、私は考えています。
買取の現状についての記事も参考にしてみてください。

また、中古の買取価格も、大手は信じられないような価格で
買取していることもあり、この部分でも個人店は対抗できません。

さらには、宅配買取サービスだとか、
送りつけるだけで買取してくれるサービスとかもありますし、
本当に、個人では勝負にならないのです。

さらに言えば、モノを売るときに「得体の知れないお店(つまり個人店)」に
売る人はあまりいません。
何故なら、”ここに売ると安く買い取られそうだなぁ”という先入観を
持たれる可能性が高いためです。
例え高価買取をしていたとしても、そのイメージを払しょくするというのは
なかなか難しいことなのです。

まとめ

個人経営でゲーム店をやるのは、
やめた方が良いですし、
上記のような理由から、ほとんど存在しないのが事実です。
採算度外視でやっても生活できるのであれば、
別に構いませんが、
自分の生活を賭けた商売として”ゲーム”を選ぼうとしているのであれば、
それは絶対にやめた方が良いです。

ほぼ確実に利益など出ませんし、
10年後にその事業が続けられている可能性は
ほぼ0%に近いと言っても過言ではないかと思います。

自分の生活を賭けるにはあまりにもリスクの高い業界なのです。


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