店員Kです!
今日は「屋号」について書いていきましょう。
屋号とは
自分のやる「店」や「事務所」の名前です。
○○株式会社と同じようなものです。
「必ずつけなくてはならない」というわけではなく、
屋号なしで自分の名前でそのまま商売することも
可能なのですが、
やはり信頼性や体裁的に何らかの名前をつけておくのが
ベストでしょう。
と、いう事で今日は屋号を決める際のポイントを
ご説明していきますよ。
屋号の決め方
屋号の決め方に特に細かい決まりはありません。
自分の思うがままに好きな名前をつけることができるのです。
ただし、その名前で商売をこれからしていくことに
なるので慎重に考えていきましょう。
ここからは、屋号を決める際のポイントについて
書いていきますね。
①分りやすい名前
多いのが○○青果店や○○商事など、名前+商売の名前という
組み合わせですね。
その店、事務所が何なのか一目でわかるので、
集客しやすい、という側面もあるようです。
もちろん、そういった名前で無くても大丈夫です。
カタカナであろうとアルファベットであろうと、
何でも使うことができます。
ただし、覚えにくい名前はこれからの商売にとって、
マイナスにしかならないので回避しましょう。
・あまりにも文字数が長い
・英語などで発音しにくい単語
・適当な文字列で覚えにくい
この辺が覚えにくい名前に挙げられますね。
また、英単語を使う場合には
アルファベットではなく、カタカナなどで表記
した方が覚えてもらいやすくはなります。
例えば私のお店は
「stellarlight」というのですが、
そのまま書くより「ステラライト」って書いた方が
覚えやすいでしょうし、読みやすい・・・
そういうことです。
②名前を付ける際に気を付けること!
屋号は何でも良い~とは言いましたが、
やはり、止めておくべき屋号 というものも存在します。
まぁ、まず常識的に
衆目に晒してはいけないような単語や、
自分の名前じゃない他の人の名前を屋号に使う、、
こう言ったことは論外です。
ですが、他にも
・「○○会社」など法人と誤解されるような名前を名乗る
・他の有名ブランドの名前を名乗る
などの点にも注意しなくてはいけません。
まず、○○株式会社などと名乗るのはNGです。
貴方は法人ではなく個人で商売をしようとしているのですから、
法人と誤解されるような名前はつけないのが賢明です。
また、他の有名ブランドの~というのは
例えば屋号を「イトーヨーカドー」にしたり等、
既に商品登録されているような名前を使ったり、
もしくは一般的に知られているモノや会社の名前を
そのまま使ったり・・・
こういったことは後々のトラブルを引き起こしかねないので
絶対にやめましょう。
屋号は自分でちゃんと考えましょう!ってことですね。
商標登録などの確認方法
屋号を頭の中に浮かべても
「この名前 平気なのか?」って思うこともあると思います。
まぁ、基本的に有名な会社やブランドなどと
かぶったりしていなければもし同じ名前の
事業者がどこかに居たとしても、
問題になることはまずないはずです。
そこまで神経質になりすぎる必要はありませんよ。
特許が登録されているかどうかは
こちらのサイト(特許電子図書館)で
調べることができます。
また、それでも不安であれば
「グーグル」などの検索エンジンを使うと良いですね。
自分のつけようと思っている名前で検索して、
出てきたら、すでに誰かが使っている名前、ということでしょうし、
出てこなければ誰も使っていないのでしょう。
③最後にしっかりと…
屋号を思いつき、調査なども終え、この名前にしよう!と思ったら
今一度自分で本当にそれで良いか 確認しましょう。
と、いうのも後から屋号を変更するのは可能ですが、
変更した際にはあらゆる取引先等に連絡しなければなりませんし、
知名度もまた1からになってしまいます。
何よりお客さんからのイメージも良くないでしょうから
「屋号は1度決めたら変えない」そのつもりで決定しましょう。
一生その名前と付き合う 覚悟で屋号を決めるのです。
屋号の取り扱い
屋号の決め方は上で記したとおりです。
「人が不快にならない」「商標登録されていない」この2点に
気をつけて、決めれば問題はないです。
後はご自分の想像力次第!ってやつですね。
さて、次に屋号の取り扱い関係について説明していきましょう。
申請関係に使う!
先日説明した開業届などの提出時に
屋号を書く欄があります。
この時、屋号を書いて提出すれば、その日からそれがあなたの屋号として
認められるわけです。
屋号は特に別途申請したり、登録したりするわけではありません。
開業届の中の1項目に書いておけばそれで申請完了です。
他にも各種資格の申請時などに屋号を記入する欄がある場合は自分で
設定した屋号を書くことができます。
銀行口座に使う!
屋号名を入れた銀行口座を作ることもできます
ただし「屋号のみ」での銀行口座開設は難しいので、
基本的に「屋号+個人名」となるようです。
また、こういった口座は事業用口座として扱われるため、
手続きに通常よりも手間がかかる銀行が多いので、
もし屋号を含んだ銀行口座を開設したいのであれば
希望する銀行の手続き方法を各銀行のサイトなどで
確認しておきましょう。
もちろん、屋号付きの口座を作らないといけない!
などという風には決まっていません。
なので、個人名の口座でそのまま事業用として
使うのが、一番手っ取り早い方法です。
私の場合も、特に口座名に手間をかけてまで
屋号を入れなくていいかな、、と考えましたので
個人名の講座を開設して、それを使っています
(ただ、事業用と個人用の口座は分けましょう。
経理作業の時などゴッチャになって、
頭がおかしくなりそうになります(汗))
店の告知などに使う!
宣伝に使う、、ってことですね。
チラシやネットのホームページなどに
どんどん屋号を使っていきましょう。
せっかくつけた名前ですからね。。
屋号がないと
こういう告知の場面でも困ることになるので
やはり最初に決めておいた方が良いですよ!
店の看板などにも使えますからね。。
個人のフルネームで宣伝や告知をされても
逆に不気味に思う人も多いので・・・
まとめ!
それでは最後に屋号決定までのステップをおさらい!
①自分でつけたい屋号を考える
②商標登録などされていないか確認する
③開業届の屋号欄に記入して屋号決定
以上です。
思いつきさえすれば簡単ですよ!
おまけ
屋号がどうしても思いつかない!という方向けに
少しだけアドバイスを…
名前+商売名
オードソックスなヤツですね。
自分の名前が田中(私は田中じゃありません)だとして、
やろうとしている商売が居酒屋なら
田中酒店 など。
まぁ、ありきたりな名前がつくわけです。
この名前だと名前と商売が店名見ただけで分りますね。
なので、何も思いつかない!っていうような場合は
この形式で名前をつけると良いかもです。
少なくとも、屋号なしよりこれの方が全然良いですよ!
突然「田中太郎」などと言われても
「はぁ?」ってなりますからね!
英単語など
英単語のそれらしい言葉を探して、それをカタカナで表記する。
これもなかなか良いのではないかと個人的には思います。
もちろん、職種は分かりにくくなりますが。。
私の場合
ステラライト=星の光 という単語を店舗名にしました。
その上に
中古ゲーム・トレカ・ホビー 買取&販売店とチラシなどに
記載して、合わせて業種なども分かるようにしています。
ただ、英単語は結構使われている名前も多いので
その点は注意しましょうね!
きらきらネーム
多くの店や事務所があふれている現代。
あえて「ぶっ飛んだ名前」を付けてみるのもアリかも
知れません。
「まずいラーメン屋」など。。
何だこれ?と人の目を引き、
ある意味注目を集める可能性もありますよ。
ただ、、逆に失敗する可能性もあるので
あくまでも自己責任で。。
それでは本日はこの辺で。。