ゲーム機は、そのメーカーがゲーム機から撤退しない限りは
5年~8年以内ぐらいには次のゲーム機が発売されることが多く、
次世代機が発売されれば、
次第に”前のゲーム機”はその寿命を終えていきます。
任天堂のゲーム機も、プレイステーションもXBOXも、
何年かに1度、世代交代が起きています。
かつてのセガのゲーム機や、
NEC系列のゲーム機などのように”ゲーム機から撤退”してしまう場合は
”次”は登場せずに終わりますが、
そのメーカーがゲーム機から撤退しない限りは
基本的に何年か一度(※5年未満で出ることはほぼありませんが)に、
新しいゲーム機が登場します。
ただ、中には”次世代機”が発売されても、
しばらくの間現役で活躍し、市場にも居場所を残すゲーム機も
存在しています。
こちらではそんな”次世代機登場後にも寿命が長いゲーム機”には
どんな特徴があるのか、
過去にそうだったゲーム機にはどんなものがあるのか、
この点を見て行きたいと思います。
次世代機登場後も寿命が長かったゲーム機は?
次世代機が登場したあとでも、寿命が長かったゲーム機は
これまでにもいくつも存在しており、
任天堂ハードで言うと「ファミコン「スーパーファミコン」
「ゲームボーイ」「ゲームボーイアドバンス」「DS」「3DS」が
次世代機登場後も寿命が比較的長く、
「ニンテンドースイッチ」も、恐らくそうなるでしょう。
プレイステーションに関しては1,2,3,4いずれも、
次世代機登場後にそれなりの寿命の長さを見せていて、
特にプレイステーション4は次世代機登場(2020年)以降も
新作がかなり出続けていて、2025年に突入しても
まだ、有力シリーズの新作が出るなどしています。
XBOXに関しても、XBOX360やXBOXONEは比較的
次世代機登場後も寿命の長いハードとなっていました。
では”次世代機登場後も寿命が長いハード”の特徴を
見て行きましょう。
ある程度以上、ヒットしているケースが多い
XBOXは海外中心なので少し例外ですが、
次世代機登場後もある程度寿命の長いゲーム機は
”ある程度ヒットしたゲーム機”であることが多く、
現役の時代からあまり振るわない結果を残していたハードは
早々に退場してしまうことも多いです。
やはり、”次世代機があるのに、それでもまだ新作が発売される”
という状況になるには、そのハード自体への”勢い”も
それなりに必要になります。
実際、任天堂ハードの中では苦戦した
「NINTENDO64」や「ゲームキューブ」「WiiU」などに関しては
次世代機登場後、比較的早くソフトが出なくなり、
次世代機登場後は短命で力尽きています。
ただ…”これだけ”が条件ではなく、
例えば大ヒットした任天堂のハード「Wii」だけは、
次世代機登場後、比較的早く力尽きており、
”ヒットしただけで”次世代機登場後の寿命が長いとは限りません。
他にも条件があるのです。
次世代機発売時点である程度勢いが残されていること
次世代機登場後にも”寿命が長い”ハードになるための条件は
”次世代機が登場した時点”でも、
ある程度そのハードに勢いが残されていることです。
例えば現在展開中のニンテンドースイッチは
2025年に次世代機のSwitch2が出ますが、
2025年時点でも非常に強い勢いが残っているため、
こういったハードは次世代機登場後も寿命は長くなる傾向にあります。
実際、プレステ各種も、任天堂ハードのDSや3DS、スーパーファミコンなども
次世代機発売時点でまだ”ある程度の勢い”がありました。
逆に、先ほど挙げた”ヒットしたけど、次世代機登場後寿命が短かった”
Wiiは、大ヒットしたのですが、2011年ぐらいから勢いが急激に
落ち始めてしまい、次世代機登場時の2012年12月には
もう”衰退しきっていた”状態でした。
そのため、大ヒットしたのに、次世代機登場後の寿命は短い…という状態に
なっているのです。
”次世代機登場時点で勢いのあるハード”は
その後も数年戦い続けることになる傾向にあります。
「次世代機」側が躓いているケース
一方、”次世代機登場後も寿命が延びる”ケースとして、
”次世代機の方が躓いている”ケースが挙げられます。
分かりやすいのがPS2やPS4で、
PS2の後継機として登場した「PS3」は、
発売当初、価格が高額すぎたこともあり普及に苦戦、
その結果「PS3で先に発売されたのに、後からPS2に移植されるソフトも出る」など、
PS2の寿命を延ばす結果となりました。
またPS4の後継機として登場した「PS5」は転売による品薄が長期化した上、
品薄解消後は価格が高額すぎることにより、
国内ではなかなか移行が進まず、
その結果「いつまでもPS4と同時発売の新作」がなかなか減らず、
結果的にPS4の寿命を延ばしています。
このように”ある程度勢いが残されているハード”+”次世代機が躓いている”
状況の組み合わせになると、
かなり寿命が延びる傾向にあります。
逆に、勢いが残されているハードでも、
次世代機も爆発的に売れたりすると
ある程度寿命は縮むことになります。
次世代機に互換性がある場合
次世代機の側に”互換性”があると、
次世代機発売後もハードの寿命は延びやすいです。
例えば、Switchの次のSwitch2は”Switch”のソフトも遊べるので、
Switch2発売後でも、Switchにソフトを出せば
SwitchとSwitch2のユーザー両方に遊んでもらえますし、
PS5もそうで、PS4のソフトも遊べるので
PS4にソフトを出せばPS4とPS5のユーザー両方に遊んでもらえます。
このように次世代機側に互換性があると
”前のハード”にもより新作を発売しやすくなり、
結果的に寿命が延びる傾向あります。
ただ、これに関しては”これだけ”ではダメで、
”他の条件をある程度満たしているうえで次世代機に互換性がある”であれば
寿命が延びますが
”他の条件を満たせていない”状態の場合は次世代機に互換性があっても
その寿命は延びません。
例として「ゲームキューブ」と「Wii」は、お互い、次世代機に互換性がありましたが
どちらも、既に次世代機発売時点ですっかり衰退していたために
寿命は全く延びずに、次世代機登場後は市場から早い段階で
姿を消してしまっています。
特徴的な機能はあまりプラスにはならない
”次世代機登場後の寿命”という観点で考えると、
”独創的な機能”は、これはあまり寿命とは関係なく、
独自の機能があっても、なくても、あまり影響はありません。
ただ、”次世代機と方向性があまりにも違う”と、
次世代機版との同時発売(縦マルチ)などが
逆にやりにくくなってしまい、
”次世代機発売後の寿命”に関しては
かえって逆に縮めてしまう可能性も考えられます。
ただ、WiiのWiiリモコンなどのように
”独創的な仕組みのおかげ”で大ヒットするようなゲーム機も
ありますから、その後の次世代機の登場後の寿命まで
最初から考える必要はないと思いますし、
次世代機登場後の寿命に関しては、あまり長すぎても
メーカーも大変になるでしょうから、一番良いのは
”上手く切り替えができること”で、あるかとは思います。
まとめ
次世代機が登場した後も長生きするハードの特徴は、
・現役時代に一定以上のヒットを記録した
・次世代機登場時点でも勢いがある程度残されている
・次世代機が躓いている
・次世代機に互換性がある
に、なるかと思います。
特に上の二つが最重要で、
その2つを満たした上で、下の2つも満たしていると
かなり寿命は延びます。
ただ、下二つ”だけ”では、寿命は延びないので、
あくまでも”上2つをまずは満たす”ことが重要になります。
⇒ゲーム関連記事トップに戻る
ゲーム関連のその他の情報は↑からご覧ください。