息子が結婚しない!そんな場合に親ができることは?注意点は?

この記事は約6分で読めます。

”自分の息子が何歳になっても結婚しない…”と
嘆く親世代の人たちもよく見かけます。

そんな場合、親として何か子供に
してあげられることはあるのでしょうか。

”やってはいけないこと”や
”考え方に対する注意点”なども
含めて解説していきます

”どうしても息子に結婚してほしい”と考える親の立場からすると
厳しい現実的なお話もしますが、
現実を逃避して、息子に結婚!結婚!とやっていると、
最終的には、子供との関係が破綻したり、
子供を追い詰めることになってしまう可能性も十分に
考えられますので、
そのようなことになってしまわないためにも、
しっかりと注意点を理解しておきましょう。

スポンサーリンク

結婚は「必ずしないといけない」ものではない

考え方は人それぞれではあると思いますが
少なくとも「法律上」のお話をすれば、
”結婚は必ずしないといけないものではない”ということです。

この点を忘れないようにしてください。

親であるあなたにとって「結婚は絶対にしなければならない」もので
あったとしても、
息子である子供にとっては「結婚はそこまで重要なものではない」
可能性もあるわけです。

そして、”結婚しないといけない”というルールがない以上、
これは”どちらの考えも間違えではない”ということです。
結婚しないと命を落とすわけでも、
犯罪になるわけでもありませんから、
”どっちの考え方をするのも個人の自由”ということになります。

あなたにとって、もしも”結婚は絶対にしなければならないもの”で
あっても、それを子供に強制することはできないのです。
あなたが結婚したことが自由であったように、
子供が結婚するのも、しないのも自由です。
できることは”アドバイス”のみ、ということを
よく覚えておきましょう。

息子の結婚は、あなたの結婚ではありませんからね。

本人が”どう考えているか”をよく考え、判断し、
その上で適切な行動を取っていくことが望ましいです。

今の時代はそもそも晩婚化している

親世代の感覚だと、
例えば、20代後半になって結婚していないと、
”まだ結婚しないの?”と、思う人も多いかと思いますが、
現代において「20代後半」は結婚していない人のほうが
多数派の状態であり、結婚している人のほうが少数派です。

特に男性の場合は、2015年国勢調査のデータを見ると、
20代後半男性の未婚率は72.7%とされており、
”結婚していない人の方が圧倒的に多い”わけです。

そのため、20代後半の息子に対して
「まだ結婚していないの?」と尋ねることは、
時代錯誤であり、今の時代に対応することが
出来ていません。
”20代後半は結婚していなくても当たり前”ぐらいの
割合なので、その点は「時代が変わった」ということで
頭の片隅にでも入れておく必要があります。

また、30代前半でも、ほぼ半々ぐらいなので、
今は”結婚する人でも結婚が遅い”時代となっています。

スポンサーリンク

生涯未婚率も高いという現実も知る

親世代の時代で考えると
確かに”生涯独身”には、悪いイメージをもつ人も
多いかと思います。

しかしながら、現代の男性の生涯未婚率は
およそ25%(2020年国勢調査)となっています。

そのため、”4人に一人は結婚しない”という状態です。

なので、”自分の息子が結婚しない”という状態に
なっても、実際のところ、何も不思議なことは
ありませんし、息子のいる親が4人いたら、
その中の一人は結婚しない(数値上は)と、
いうことになります。

4人に一人が生涯独身。
そう考えると、一生独身は特に珍しいことではない、
ということが分かると思いますし、
昔のように「変わり者」だとか、そういう風に思われるリスクも
かなり減っています。

”普通に生涯独身も選択肢の一つになった”時代で
あることは、理解しておく必要があります。

息子本人が「どう」思っているのかを理解する

結婚する・しないは最初にも書いた通り
”本人の自由”です。

親として大事なことは、本人がどう思っているのかを
理解することです。

「結婚するつもりはあるけど、まだしていない」のか
「結婚したいけど、できない」のか
「どっちでもいい、流れに任せる」という感じなのか、
「結婚するつもりはない」なのか…。
これによっても、親の取るべき行動は変わってきます。

基本的に、下の2つなのであれば、
親としてするべきことは特にはありません。
”息子の選択を受け入れる”だけです。

結婚したいと思っていない、むしろしたくないぐらいの
勢いの息子に対して結婚を急かしたり、押し付けたりするようなことが
あれば、関係が悪化したり、子供を追い詰めてしまう恐れがありますので
そのあたりもしっかりと注意するようにしましょう。

それらを理解した上で、どのように接していけば良いのかも
見ていきましょう。

結婚に消極的な場合

息子が「結婚に消極的」(したくない・しない・どっちでもいいなど)の
場合は、親の側から結婚を急かしたり、結婚の話題を
出したりするようなことは控えて下さい。

息子本人を追い詰めるようなことになったり、
「しつこい」と、マイナスの感情を抱かれたりしてしまう可能性が高く、
良いことはありません。

また、結婚は”相手”が存在するものです。

無理やり結婚させても、その後、自分の息子本人も
結婚した相手も、イヤな思いをすることになる可能性は
非常に高く、何かのトラブルに発展する可能性も
考えられます。

自分の息子が、結婚に消極的な場合は「それを受け入れる」
というのが最良の選択肢です。

スポンサーリンク

結婚したいけどできない、という場合は?

自分の息子が「結婚したいけどできない」と、いう状態の
場合、これは息子本人が望むのであれば
”サポート”してあげることも一つの方法になります。

世の中、生涯独身の人のパターンは
大きく分け二つのパターンに分かれ、
一つが先ほど書いたような「そもそも結婚する気がない」パターン、
もう一つが「結婚したいけど、できなかった」パターンです。

このうち後者の場合は、親としてもサポートしてあげても
良いかもしれません。

本人が”親のサポートを望んでいない”なら話は別ですが、
力を貸してほしい、という状況であれば
必要に応じてサポートしてあげるのは良いことです。

ただ、直接親が”息子の結婚”にあれこれ言うのは、
”このパターンの場合”のみです。

相手は既にいる場合

自分の息子に”付き合っている相手”が既にいる場合に
関しては、結婚の時期云々は
”本人たちが決めること”であり、親があれこれ
口出しをすることではありません。
場合によっては、結婚に至らずにそのまま
お別れになるようなケースもあるとは思いますが、
それでも、親として、そこに口出しを
するべきではありません。

かえって、(相手から見て)彼氏の親が
「結婚はいつするの?」「いつ結婚するんだ?」なんて
言われたら、逆に嫌気が刺す可能性もあります。注意しましょう。

まとめ

”息子がなかなか結婚しない”という場合でも
絶対にやってはいけないことは

・(意思がないのに)無理やり結婚させようとする
・結婚しないことを悪いこと扱いする
・結婚を急かす発言をする
・(相手がいる場合)相手との結婚を急かす

などになります。

これらをやってしまうと、
逆に結婚の時期を遅らせてしまったり、
親子関係がこじれたり、
息子を追い詰めてしまう可能性もあります。

”本人に結婚の意思があり、かつ、助けを必要とされた場合”
など、必要な場合に助けるのは、良いことですが、
相手が望んでいないのにも関わらず、無理やり
結婚に持って行こうとしたりするのは、絶対にNGな行為です。

タイトルとURLをコピーしました