お客さんがカードや商品のサーチ行為をしていた場合の対処法

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サーチ行為とは、
トレーディングカードゲームや
食玩などの中身を
買う前に知ろうとする行為です。

例えば、カードのパックなどを
袋の上から手触りなどで
「あ、このパックにはレアカードが入っている」みたいな
感じに、確かめる行為のことですね。

ただ、これはお店からしてみれば
困ってしまうことであるのは確かです。

もしも、お客さんがサーチしているのに
気付いた場合や
サーチばかりされてしまう場合は
どのように対応していけば
良いのでしょうか。
解説していきたいと思います。

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サーチされると起きること

サーチされてしまう、ということを
軽く考えているお店も
あるかもしれませんが、
お客さんにサーチされてしまうと
下記のようなことが
起きてしまう可能性がありますから
お店にとってはマイナスでしかありません。

あまり弱腰な対応になりすぎてしまうと
お客さんとはどんどん行為が
エスカレートしていってしまうものですから
注意をするようにしていかなくては
なりません。

サーチされてしまうと
起きることとしては、

・商品がダメージを受ける
上から中身を触ったり、いろいろ確かめたり
するために、商品あダメージを受けてしまう
可能性があります。
実際に私が店長をやっていたお店でも
カードが折れ曲がったり、傷がついたり
しているケースがありました。
サーチする人は「中身がいらないもの」だと
分かったら商品に傷をつけても
購入しません。傷ついた商品をそのまま売ると
クレームに発展する可能性もあり、
お店からしてみればマイナスしかありません。

・良いものだけ無くなる
これも大きな問題の一つで
カードなどのサーチをされてしまって
レアカードが入ったパックばかりを
買い占めされてしまうと、
最悪の場合「レアカードが入っていないパック」だけが
残ってしまうことにもつながります。

・お店が疑われるケースも。
悪質なお店は「店員がサーチして」レアカードだけ
抜き取ったりしていることもあります。
お店側が仮にそれをしていなかったとしても
一部のお客さんがサーチをしまくっている状態を
野放しにしておくと、
他のお客さんからしてみれば「このお店でカードを
買ってもレアカード全然入っていない、もしかして
お店の人がカードを抜いているんじゃ?」ということに
なってしまうわけです。

↑のようなことが実際に起こってしまいますから
絶対にサーチを見過ごすようなことがあってはいけない、と
いうことですね。

では、対策はどうすれば良いのでしょうか。

見本にする

一番手っ取り早い方法は
カードのパックや食玩など
”サーチされる可能性のある商品”に関しては
店頭に並べないようにする、ということですね。

これはサーチ対策としても
よく使われる対策の一つで、
店頭に直接実物を置かずに
見本を置いて、
それをレジに持ってきてもらって
「これ下さい」みたいなシステムに
することです。

そうすることによって、
実物はカウンターの奥にあるわけですから
お客さんが直接触ることはできないため、
サーチすることはできませんし
カードが傷ついたりすることもありません。
また、サーチ対策だけではなく
万引き対策にもなります。

時々、見本すら万引きしていくような
人もいますが、見本であれば
万が一盗まれてもほとんど被害は
ありませんから、
万引き対策になるのも確かですね。

デメリットとしては
店頭に見本しか置かない=
カウンターの奥に商品を置く、ということに
なりますから狭いお店の場合は
スペース確保が大変になること、
サーチや万引きなどをするつもりが
全くないお客さんにとってに対しては
(やはり実物を手に持てたほうが
買いやすいでしょうから)マイナスには
なってしまいますが、
サーチ対策としては
「商品の見本を置くようにして
実物は外には置かない」という方法が
一番の対策であるのは確かです。

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しっかり注意する

もしも商品の実物を店頭に並べておく場合、
サーチされる可能性は高いです。

もちろん、ほとんどの人はサーチなどせずに
ちゃんと買ってくれるのですが
中にはサーチする人もいます。

もし、そういったサーチ行為を
見かけた場合は、しっかりと注意を
しなくてはいけません。
注意もせずに野放しにしておけば
当然のことながら
どんどんエスカレートしていく可能性が
あります。

そのため、サーチ行為を見かけた場合は
必ず声をかけるようにして下さい。
お客さんが怖い感じだとか、
声をかけにくいだとか
そんなことを言っていると
どんどんサーチ行為がエスカレートしていきます。

もしも注意できないのであれば
↑の「見本を並べる」のほうのやり方に
するべきです。

サーチと決めつけるのは危険?

商品を触っている人を
全てサーチと決めつけるのは危険です。
仮に本当にサーチでなかった場合
クレームに発展する可能性もあります。

とは言え、上でも書いたように
注意をせずに野放しにしておくのはNGです。

では、どうすれば良いのでしょうか。
答えとしては「最初からサーチとは決めつけずに注意する」
ということですね。

サーチだと決めつけるような言い方で
注意をすれば、
もしもサーチをしていなかった場合
(こちらの誤解だった場合)クレームにつながりますし、
相手が本当にサーチしている場合でも
「え?ただ見てるだけですよ」と言い訳
されてしまう可能性があります。

そのため「サーチはやめてください」と口頭で
注意することは、個人的にはおすすめしません。

では、どうすれば良いのか。
答えとしては商品をやたらと触っていて
「サーチに見えるなぁ」という場合に関しては
”商品が傷つく可能性があるので~”ということを
理由に注意する感じが良いかと思います。

”サーチしてるでしょ?”ではなく
”あまり触ってしまうと中身が傷ついてしまう
 ことがあるので、やめていただけますか?”という
言い方をする、ということですね。

この言い回しであれば
相手がサーチしていなかった場合でも”サーチしてるだろ?”と
決めつけているわけではないので
クレームに発展しにくい、という利点が
ありますし、サーチしていた場合で
嘘をつこうとしても”触っていたのは事実”なのであれば
「サーチしてませんよ?」という嘘を
封じることもできます。

注意する際には最初からサーチを指摘するのではなく
逃げられない言い回しをする、ということが
大事になります

サーチ予防をする

お店に商品を直接出すのであれば
”サーチ予防”も大事になります。

なるべくサーチをしようとするお客さんを
減らす、ということですね。

方法としては
・サーチをしないでください、という趣旨の貼り紙の設置
・監視カメラ(ダミーカメラでも可)に設置
・店員による店内の巡回

これだけでもサーチがしにくい状況を
作り出すことができます。

サーチを見つけたら、地道に注意を
行っていく、といううことでも
もちろん良いのですが
それ以上に、先回りして
”サーチをさせない”ようにすることが
できるのであれば、
その方がさらに良いですから、
自分のお店で出来る範囲内の
”サーチ予防”をしておくことも大事なことの
一つになるかと思います。

もちろん、↑をしてもサーチする人は
出てくるでしょうから、
そういった人たちをきちんと”注意する”ということも
大事になってきます。

まとめ

サーチを野放しにしておくと
お店にとっては損害ですし
他のお客さんからのマイナスイメージにも
繋がってしまう可能性があり、
これは注意しなくてはいけません。

商品を見本展示に変えるか、
それともサーチにしっかりと対応
していくか。
少なくともそのどちらかの対応は
絶対に必要になってくるかと思いますよ!

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