カーナビを運転中に操作したり、見たりするのは違反なの?その答えは?

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目的地へのルートなどを確認できるカーナビ。

非常に便利なもので、
車に取り付けている人も多いと思いますが、
その一方で、”落とし穴”も存在しています。

それが「運転中にカーナビを注視することは
ながら運転になってしまい、違反になってしまう」
ということですね。

何も知らずにそういったことをしていると
いつか急に警察官に止められるなどして、
違反にされてしまうかもしれません。

しかし、運転中にカーナビを見ていけないのでは
意味がないのでは?と、思う人もいると思います。

では、実際のところはどうなのでしょうか。

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「注視」が違反行為となる

運転中にカーナビを視界に入れたり、
一瞬見ただけでアウトになってしまうのであれば
もはやカーナビを運転中に起動しておくことすら
出来なくなります。

ですので、カーナビを見ただけで違反、ということでは
ありません。

厳密に言えば「カーナビを注視すること」が
違反になりますので、注視さえしていなければ
違反になりません。

そのため、”走行中はカーナビを消しておかなければならない”
とかそういうことではありませんので、
目的地までカーナビを使ったりすることは、
当然、問題ありません。

ただ「注視」してはいけない、ということですね。

「注視」とは具体的にどのぐらいのこと?

注視とはじっくりと対象物を見つめることを言いますが、
「カーナビを注視してはいけない」と言われても
「注視って何秒ですか?」と言いたくなる人も
いると思います。

が、残念ながら
道路交通法のながら運転などについて記述されている部分を
見ても具体的な秒数まで記述されている部分は
見当たりません。

ハッキリと明確に基準を知りたい人からしてみれば
「適当だなぁ…」と、不満を感じることもあると思います。
白黒ハッキリと理解しておきたい、と言う気持ちも
確かに分からないでもありません。

が、記述がない以上少なくとも
”法律的に何秒以上見てはいけない”と具体的な
決まりはない、ということになります。

一応、法律には記載されていないものの、
色々な場所で「2秒以上」が注視にあたるとは
言われていますが、
法律に明記されていないことから、
場合によっては「1秒」でも、違反扱いされる可能性が
絶対にないとは言い切れません。

少なくとも、明らかにじっと見つめているようなことは
できれば避けた方が良いですね。
一度誤解を招いてしまうと、
”ほら、1秒しか見ていないじゃないですか!”みたいなことも
なかなか通用しなくなってしまいますので、
このあたりの点は、自分の身は自分で守る、という意味でも、
”誤解を招くような見つめ方はしないようにする”ということが
大事になるかと思います。

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操作はしても良いの?

”カーナビを操作してはならない”という法律は
具体的には存在していませんが、
当然、カーナビを操作するためには
カーナビの画面を「注視」することになってしまいますから、
「良い行為」ではないのは確かなことです。

ただ、注視が仮に2秒以上なのだとすれば、
パッと一瞬で操作すること自体は、
細かく言えば問題はない…と解釈することができます。

とは言え、運転中にカーナビを操作すること自体は
法律云々はさておき、危険なことは事実ですし、
長々と画面を見ながら操作していれば当然違反になります。

また、カーナビを操作している場面を見られた場合、
例え0.5秒しか画面を見ていなくても、
注視していた=違反、と勘違いされてしまい
取締りの対象になってしまう可能性も否定はできませんので、
安全性や誤解される可能性なども考えると
”できるだけ操作しないようにする”というのが
懸命な判断であるかと思います。

違反云々以前に、注視するのは危険

当然、カーナビを注視することは「違反」に
なる以上、絶対にやってはいけないことですが、
それ以前に”長々とカーナビを見つめていれば”
当然事故を起こすリスクなども高まりますし、
違反にされるから、されないから以前に
カーナビを注視することは危険です。

事故を起こしてしまえば
当然自分が怪我をしたり、命を落としたり、
誰かの命を奪ってしまったり、と
いったことが考えられますので、
この点は運転をする以上、忘れないように
して下さい。

ただ、先ほども書いた通り
運転中にカーナビを一切見てはいけない、
ということではなく、
運転の安全性が損なうような注視を
してはいけない、ということですので、
安全な走行中にサッと見る程度で
あれば、これは違反にはなりません。

どうしてもじっくり確認する必要がある場合は…?

この場合は一度、停車できる場所に
停車して確認しましょう。

停車していれば、好きなだけカーナビを
見ることができます。
(※停車してはいけない場所で急ブレーキを踏んだりは
 しないようにしてください)

ルートの確認や、必要なことを確認したら
再び発進する、と言う形で対応していきましょう。

走行中にはじっくり見てしまうと違反になりますので
この点は注意してください。

まとめ

カーナビは、運転中に使うもの、というイメージが
強く、じっくり眺めると違反、とは
夢にも思っていない人もいると思います。

しかし、それをやってしまうと違反になってしまい、
罰金・懲役・免許の減点などになってしまう
可能性がありますので、
”バレなきゃいいや”ではなく、
ルールを守って利用するようにしましょう。

警察に声を掛けられる云々以前に
事故を起こすリスクが上がるのは紛れもない事実ですから
しっかりと注意する必要があるのです。

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