壊れそうな自転車に乗り続けるのは危険?注意点は?

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自転車にも、当然のことながら寿命があります。

長く使っていれば使っているほど、
だんだんと色々な部分が消耗していきますし、
どんなに大事に使って、
どんなに慎重にメンテナンスをしていたとしても、
最終的には、自転車は壊れてしまうものです。

これは、自転車に限らず、
他の色々なモノでも同じことが言えますね。

ただ、自転車は車などと違い、定期的に検査を受けたりすることを
求める法律はなく、
購入してから壊れるまで、一度も検査などを受けなくても
法律上は問題はありません。

そのため、壊れそうなボロボロの状態で自転車に乗っている人がいる、
というのもまた事実です。

では、壊れそうな自転車に乗り続けることは
危険なのでしょうか。

この点について、見ていきましょう。

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壊れそうな自転車に乗り続けるのはリスクが高い

壊れそうな自転車、
どこかおかしい自転車、
何か違和感を感じる自転車…
そういったものに乗り続ける、ということは
非常にリスクの高い行為で、
場合によっては思わぬ事故を引き起こしてしまったり、
自分自身が大怪我をしたり、最悪の場合は
命を落とすような事故に繋がる可能性も0ではありません。

”何かがおかしい”と感じるような自転車は
当然のことながら普通の状態ではなく、
普段その自転車に乗っている自分自身が
一番よく分かっている通り、
何か異常が起きている可能性が高いので、
そのまま乗り続けることは危険です。

もちろん、絶対に何かが起きる、ということではなく
実際のところは”壊れそうな状態でもまだまだ長い間使える”
なんてこともありますが、
次に乗った時にはいきなりバラバラになって、なんて可能性も
十分にあるわけですから、
”壊れそうな自転車やおかしいと感じる自転車に乗り続ける”
ことは、そういった事故の可能性を高めてしまう、
ということは覚えておきましょう。

自転車は法律上、定期的な検査などは求められない

車の場合は「車検」と呼ばれるものがあり、
定期的に専門家に見てもらうことが法律上でも
求められていますが
自転車にはそういったものは存在していません。

そのため、一度購入したら、何年でも何十年でも
動く限りは、専門家に見せたりせずに
自己判断で使用すること自体も可能です。

確かに、何も検査が必要ない、ということは
平常時であれば楽ですし、費用も時間も
掛からないのでメリットもあるのですが、
逆に言えば”どんなに危険な状態で走っていたとしても”
誰も教えてくれない状態である、ということも
意味しているので、
自転車に日常的に乗る場合は、
”自分の乗っている自転車の異変”は
しっかりと自分自身で察知しなくてはいけませんし、
”このまま乗り続けても大丈夫か”という点に
関しても、しっかり自己判断をしていく必要があるのです。

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そのまま乗り続けるとどうなるの?

これは、”確実な答えはない”というのが答えになります。

いずれにせよ、上でも書いた通り予期せぬトラブル・事故などに
繋がる”リスク”を高めてしまうのは事実ですが、
”どのように壊れそうなのか”
”どのようにおかしいと感じるのか”などなど
その状況によっても危険性は変わってきますし、
仮に”全く同じ状態で壊れそうな自転車が2台”あったとしても
自転車Aはそれからも1年以上普通に乗ることができて、
自転車Bは翌日に故障して事故を起こしてしまった…
なんてことも起きる可能性があり、
”そのまま乗り続けると絶対にこうなる”という答えは
残念ながらありません。

実際の所、”壊れそうだけど、そのあとも普通にずっと乗れている”
なんてことになる可能性もあれば
”乗っている最中に急に故障して転倒事故を起こした”
なんてことになる可能性もあり、
どちらの可能性もあります。

”パーセント”で言うなら
”何も起きない”可能性の方が多くの場合は高いですが
壊れた自転車に乗っていれば乗っているほど、
例え低い確率であっても、
どんどん事故などが起きる可能性は
0.1パーセント⇒1パーセント⇒2パーセント、のように
ジワジワと上がっていくのです。

違和感を感じたら即、というほどではない場合も
多いですが、できることであれば
時間や費用に余裕があるタイミングで、
しっかりと対処していくと、より安心できるかと思います。

専門家に見てもらい、必要であれば修理などを行う

専門家…と言っても難しく考える必要はなく、
要するに「自転車屋」に見てもらいましょう、ということで、
自転車が壊れそうな感じだったり、
どこか不調な部分を感じたり、
何か違和感を感じるような場合に関しては
時間があるときにでも良いので、
自転車屋に相談し、自転車を直接見てもらうことを
おすすめします。

地域の自転車屋があるのであれば
そういったところでは大抵自転車を
見てくれますので、自転車を持ち込んで相談してみても
良いと思いますし、
チェーン店などがあるのであれば
そこでも良いと思います。

専門家に見てもらうことが出来れば
当然のことながら、自分の自転車に何が
起きているのかも分かりますし、
自転車に異常が起きているのであれば、
それを修理してもらうことも可能です。

何も問題がないならないで、
それはそれで良いですし、
修理が必要なら修理など
色々な対策を練ることができます。

自分の健康と比べるのは変な話ですが
自転車に関しても
”分からないままにしておく”ということは
良いことではない、ということは
覚えておきましょう。

なお、どのぐらい費用が掛かるかは、
お店や内容によって異なるので、
一概に言うことはできませんが、
仮に相談だけであれば、それほど高額な費用を
請求されることはないかと思います。

ただし、修理などを行う場合は
修理内容によってかかる金額が大幅に変わってくるので、
もしもお願いする場合は作業に入る前に費用は確認しておくように
して下さい。
(パンク修理とか、簡単なものであればそんなに費用は掛かりませんが
タイヤごと交換など、そういったことになれば
それなりに費用は掛かる可能性があります)

自転車を買い替えるのも一つの選択

修理で済むのであれば、もちろん修理で済ませるのが
一番手っ取り早いですし、費用も掛かりませんが、
故障内容や、使用年数によっては
”もはや買い替えてしまった方が費用的にも良い”
ような状況になることもあります。

特に、長年使用しているような自転車の場合、
既に修理をしても、十分に調子良くならず、
頻繁に自転車のメンテナンスを行うことに
なってしまう可能性もありますし、
他の個所が故障続きになったりする可能性も
十分にあります。

そのため、既に長期間使用している自転車等の場合は
修理ではなく、買い替えをしてしまった方が
安全面で考えても、費用面で考えても、
プラスになる場合もあるのです。

このあたりは自転車屋の人に聞けば
教えてくれる場合も多いので、
そういった話も判断材料にしながら
修理するか、買い替えるか、ということを
考えてみると良いと思います。

どんなにメンテナンスを定期的に
行っていたとしても、
自転車は”形のあるもの”であり、消耗品ですから
いつかは必ず故障してしまいます。

この点を忘れずに
”買い替え”のタイミングをしっかりと判断していくことも
大事な点の一つになります。

まとめ

壊れそうな自転車にそのまま乗り続けることは
”事故などのリスク”を高めることになります。

もちろん、何も起こらない可能性も高いですが
”何か起きる可能性”もどんどん高まっていきますので、
変だと思った場合は、早めに自転車屋に
持ち込んで確認して貰うことが
安全のためにも大事なポイントになります。

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