気の弱いバイトへの接し方!強く当たりすぎないように注意する。

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バイトスタッフの中に
”気の弱い性格”のアルバイトがいる場合の
店長・社員としての接し方を、
元店長が解説していきます。

悪い意味で”人によって対応を変える”ということは
絶対にしてはいけないことですが、
そうではなく、トラブルを回避したり、
バイト個人個人のモチベーションを維持するための
対応を変える、ということは必要になります。

では、気の弱いバイトスタッフには
どのように接していけば良いのか。

この点について、詳しく解説をしていきます。

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適切な対応を考える

もちろん、気弱な性格のアルバイトスタッフに
対しても、ミスなど指摘するべき部分に
ついてはちゃんとしっかり指摘していくべきですが、
一方で、気弱な性格の人が
バイト先で店長や社員から、怒られたりばかりを
繰り返していると、かなり精神的な負担に
なることも考えられ、
場合によっては、そのスタッフの退職を招く可能性もあります。

仕事ぶりに関しては
”気弱な性格でも仕事はできる”人もいますので、
もしもこういった職場にとって戦力になっている人を
失うような結果になってしまうと、
店長・社員としても、難しい人員確保を強いられることに
なってしまいます。

そのようなことになってしまわないように
するためにも、しっかりとした対応をしていくことが
大切になります。

”怖い”と思われたら終わり

気弱な性格のアルバイトスタッフさんが
いる場合に注意しなくてはいけないことは、
そのバイトスタッフから”怖い”と、思われないように
気を付ける…と言う点ですね。

これはどういうことかと言うと、
気弱な性格の人間にとっては”怒られる”ということは、
苦手な人が多いですし、
怒られたりすることで、人に対して”恐怖心”を抱いてしまいやすくなります。

そして、恐怖心を一度抱いてしまうと、
気弱な性格の人の場合は、委縮してしまい、
常にビクビクしながら働くようになってしまったり、
分からないことがあっても(怖くて)聞けずにそのまま無理に
仕事を進めてしまい、結果的に大きなトラブルに繋がってしまったり、
ミスをした際に、怖くて言い出すことができずそのミスを
隠ぺいされてしまったり(後々社員・店長の責任問題に発展するようなことも
隠されてしまう可能性もあります)
何か意見があっても言い出すことができずに、
そのままになってしまったり…などなど、
仕事上に支障をきたすようなことも、出てくるようになってしまいます。

そのため、アルバイトスタッフさんから”店長”や”社員”の人が
”怖い”という感情を抱かれてしまわないように、
この部分は注意する必要があります。

戦力としてのスタッフを一人失うことに等しいので、
絶対にバイトが委縮してしまうような振る舞いを普段から
しないように、注意しましょう。

もちろん、気弱な性格ではないアルバイトスタッフでも
↑のようなことは、場合によって起きて来る出来事なので、
アルバイトスタッフを委縮させるような振る舞いは
店長・社員としてするべきではありません。

一見すると、何でも言うことを聞いてくれて
逆らうようなこともなくなり…と、良い風に見えてしまう人も
いるかもしれませんが、
前述した通り、委縮した状態のバイトしかいないと
”分からないことがあっても、怖くて聞けないから
そのままやってしまおう”みたいなことを招き、
職場の崩壊を招くことになりかねません。

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注意する際の言い方に細心の注意を払う

気弱な性格のアルバイトスタッフ相手でも
ミスをしたり、悪いことをすれば当然、指摘すること自体は
必要です。

”委縮させないように、何も注意しないようにしよう”と、
いうことをしてしまうと、
逆の意味で良くないので、注意するべきことは
しっかりと注意していくことは必要になります。

ただし、この時の”言い方”には注意が必要で、
気弱なアルバイトスタッフ相手の場合は特に
”怒鳴る”ことや”強い言葉で注意する”ことは
控えるようにしてください。
当然、暴力や暴言は論外です(これは法的に問題になることもありますので
そもそもしてはいけません)。

気弱な性格のバイト相手ではない場合も、
基本的に余程のことがなければ怒鳴ったりするべきでは
ありませんが、気弱な性格のバイト相手の場合は特に
注意する際に言葉選びが強くなりすぎていないか、ということは
店長・社員は慎重に判断する必要があります。

怒鳴ったりしてしまった場合、
場合によっては”1発で委縮される”可能性もあり、
前述したようなことが起きる可能性もありますので、
注意するときは感情的にならず、冷静に
”何がいけないのか”と”今後、どうしたらよいのか”ということを
指導してあげるようにしてください。

その際に、怒ったような感じで言うのではなく、
”怒ってはいない”というような雰囲気で、
指摘する(特に最初の1回の場合はなおさらです)ことが
重要になります。

”怒鳴る”行為や”強い言葉を使う”行為は、
気弱な性格のバイト相手の場合、特に委縮を招くので注意です。

自分の気分でぞんざいな扱いをしない

店長になったりすると、仕事が多いので、
どうしても不機嫌になったり、疲れを見せたりする店長も
いるとは思います。(社員であっても同様だとは思いますが)

そういった際に、バイトに八つ当たりしたり、
何か質問をされた際にも”嫌そうな”返事をしたりする店長・社員も
結構いますが、これも委縮を招く可能性がありますし、
そもそもバイトに八つ当たりしても仕方がありません。

特に、気弱な性格のアルバイトスタッフさんの場合だと、
”分からないことがあって店長に質問した”⇒”キレ気味で回答された”
という流れが発生してしまうと、
以降、店長に質問できなくなる可能性があり、
先程書いたようなことが本当に起きる可能性が高まります。

それを回避する意味でも、
自分の気分でバイトをぞんざいに扱うことは控えましょう。

自分が機嫌の悪い時でも
”バイトから見た自分”を想像してみて、
”嫌な奴だなぁ”と感じるようなことはしないことです。

実際、バイト時代に気分屋な店長がいましたが、
比較的気弱な性格に見えるバイトさんを中心に
どんどん退職を招いていて、かなりの人員不足に陥っていました。

その店長の元でずっと続けていたバイトは本当に数名です。

そうならないよう、注意しましょう。

クレーマーやバイト間でのトラブルに注意する

気弱なバイトスタッフさんが
クレーマーに絡まれた際には、
心のケアが、より必要になります。
クレーマーのクレームがあまりにも酷い場合、
途中でそのバイトを下がらせて店長・社員が代わりに
対応するなどのやり方も、場合によっては必要になります。

また、バイトスタッフの間でいじめなどが
起きる可能性も0ではありませんので、
万が一そのような行為が確認できた場合は
放置するようなことなく、すぐに対応できるように
準備はしておいてください。

いずれの場合も、そのまま放置していると
最終的にそのバイトスタッフさんの離脱に
繋がる可能性がありますので、
しっかりと注意をすることが必要になります。

まとめ

気弱な性格のアルバイトスタッフがいる場合、
特に”怒りすぎないようにすること”や
”八つ当たりをしないようにすること”は、
しっかりと注意する必要があり、
”委縮”を招いてしまうと、
職場としても、悪い影響を受けるようなことが
実際に起きてしまう可能性もあります。

そのため”この人は気弱な性格だな”と
思うようなバイトスタッフがいる場合は、
頭の片隅にでも↑のようなポイントは
入れておくと良いと思います。

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