Switch2のキーカード採用の混乱や不満をできる限り抑えるためには?

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Switch2で新たに一部のパッケージソフトに
採用された”キーカード”は、
ユーザー側へのデメリットが多く、
不満の声なども出ています。

例を挙げると

・パッケージ版なのに本体容量を消費する
(従来のSwitchのゲームカードはアプデ等以外消費しない)
※加えて、SDカードの種類も指定されており、本体の容量を
 あまり消費すると、費用がさらに掛かってしまう

・将来的に再ダウンロードが終了した場合の懸念

・初回起動時にネット接続する必要があり、ゲーム機をネットに
 繋いでいない人はそもそもプレイできない

・パッケージ版なのに購入してすぐにプレイできずに
 さらにダウンロードの時間がかかる

このような点などに、主に不満を持つユーザーも多いです。

(※関連記事⇒Switch2のキーカードの悪影響

また、”バーチャルゲームカード”の時にも見られたように、
キーカード形式もライト層(普段あまりゲームをやらない層)からすると
複雑で、確実に混乱を招くことになるでしょう。

では、キーカードに対する混乱や不満を少しでも
和らげるためにはどう対処していけば良いのでしょうか。
この点の対策案をお話していきます。

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キーカードの”不満”を放置するのは悪影響の懸念

キーカードに対するユーザーの不満を放置すると、
最終的に

・パッケージ派が他機種版に流れる
・ライト層が離れる

などの事態が起きて、
Switch2自体の売上にも影響が出る可能性があります。

しかも、Switchはパッケージの売上比率が他機種よりも多く、
ライト層の割合も多いので
これは大問題です。

ですので、今後の為にも下記のような対処を
行っていくことが重要になるかと思います。
(全部やった方がいい、ということではなく
一部できるものだけでも対応していくことが望ましいです)

キーカード採用の”条件”をメーカー側で指定する

まず、”キーカードだらけ”になってしまうと
パッケージ派のユーザーが離れたり、
ネットに接続していないユーザーが離れる恐れがありますので、
キーカード形式を採用するソフトに”条件付け”をメーカー側がする、
というのが一つの方法です。

当初、キーカード形式が発表された際には
多くのユーザーが”容量が大きいなどやむを得ない事情のソフトに使用されるもの”で、
基本は通常のゲームカード、という形を想像したと思いますが、
実際に、ローンチ時点では”通常のゲームカードの方が少ない”という悲惨な状況でした。

これは非常によろしくない状況ですから、
”基本は通常のゲームカードを利用すること”とし、
キーカード形式は〇〇GB以上のソフトに限る、など、
任天堂側でルールを定めて、サードパーティにも運用させた方が良いかと思います。

サードからすれば”Switch2版を敬遠されても、他機種版が売れれば”売上は
落ちないので、コストカットできるキーカード版を気軽に
採用してしまいがちになりますが、
任天堂からすれば、ユーザーがサードのソフトを買う際に
”パッケージ版がキーカードからSwitch2版を買うのをやめてPS版にしよう”みたいに
なってしまうと、サードのソフトの売上を競合機に流すことになってしまいます。

”想像以上にパッケージ派はキーカードへの拒否反応も強い”ことが
伺えますから、サードのソフトの売上が競合機に流れないように
するためにも、早めに対処した方が良いでしょう。

”基本は通常のゲームカード”で、
”やむを得ない事情があるソフトのみキーカード”という
基本を作っていくべきです。

キーカードが基本になってはいけない、ということですね。

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選択肢を用意する

キーカードが採用されてしまった理由の一つが
”コスト問題”であると思います。

もしも、それが解消できない場合については
”通常ゲームカード版”と”キーカード版”、パッケージ版も2種類用意し、
ユーザーに選択肢を与える、というのも対応法の一つです

キーカード版の方が1000円安い、というような形(2000円でも)でも、
パッケージ派の人は、そうして”選べるようにしてくれた方が”良いでしょう。

強引にキーカードのみにして選択肢を奪ってしまうのが
問題なのであって、多少高くても選択肢があれば、
(それでも多少不満は出るとは思いますが)
ある程度不満は抑制できると考えられます。

コストの安いカードを用意する

サード側が”通常のゲームカードのコスト”を気にして
キーカードばかりにしているのであれば、
任天堂側で”できるだけ低コストのゲームカード”を用意できるように
何らかの提案をする必要があります。

実際、6/5発売の「ルーンファクトリー」の最新作は
Switch2版に”Switch1でも動くゲームカード”を採用しており
(恐らくSwitch1のゲームカードを流用している?)
そういった方法でコストカットできるのであれば、
それらをサードメーカーにしっかり提案し、
容量の低いもの、スペックをそこまで必要としないものについては
そのゲームカードを利用させるなどして、準備していくと良いかと思います。

容量問題の解消

パッケージ版がキーカードばかりになってしまうと
ユーザーのSwitch2の保存領域がすぐにいっぱいになってしまいます。

しかし、現状Switch2で利用できる保存媒体は
microSD Expressカードのみとなっており、他の保存媒体より
現状は高額です。

”ゲームカードにデータは入ってません ダウンロードして下さい”
”でも対応しているのはmicroSD Expressカードだけです”は
あまりにも不親切ですから、
「キーカード形式を減らす」か
あるいは「外付けハードディスクなどへの対応」
「microSD Express自体の価格を下げる(これは任天堂がどうこうできる対応ではないですが)」など、
いずれかへの対応が必要になるでしょう。

”キーカードばかりです!”
”microSD Expressだけしか使えません!”では
任天堂らしからぬ、あまりにも不親切な対応になってしまいます。

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将来的なダウンロード停止問題の解消

キーカード形式で懸念されている点の一つが
”将来的に再ダウンロードできなくなる”点ですね。

極端な話、発売から1年後にダウンロード配信を停止されてしまう可能性も
0ではないわけで、
キーカード形式の採用を続けるのであれば
”発売から〇〇年は再ダウンロードできる保証”のようなものをする
必要はあるでしょう。

”このキーカードでは、2039年まで再ダウンロードを保証します”など、
そういった”約束”は必要になるかと思います。

あらかじめダウンロードへの対応も

パッケージ版はダウンロード版よりプレイ開始は
遅くなるのは元々そうですが、
パッケージ版は通常であれば”買って来れば”
アップデート分などを除いて”すぐにプレイできる”状態でした。

が、キーカードだと買って来てからさらにダウンロードが必要で、
大容量のソフト+回線が微妙なユーザーだと
そもそもその日に遊べなくなる恐れもあります。

そのため、キーカード版を購入するユーザー向けにも
”あらかじめダウンロード”の対象にするような
何らかの措置が必要になるのではないかと思います。

できるだけ、”ユーザーに不便を与えてはいけない”ので、
この点も考えていく必要があるでしょう。

まとめ

キーカード形式は
現状ではユーザーに不便・混乱を強いるものに
なってしまっており、
Switch2の足を引っ張る恐れもあります。

そうならないためにも、
メーカー側としてもできる対応は行い、
ライト層の混乱を最小限に抑えると共に、
パッケージ派のユーザー離れを起こさないようにする必要があります。

現在、ゲーム機を展開している3社で、
任天堂ハードが最も
”パッケージの売上比率も高い”
”ライト層も多い”わけですから、
なぜ、この点を疎かにしてしまったのかは
少々、疑問なところです。

今後の改善に期待しましょう!

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