カナブンは害虫なの?人間に対する害はあるのかどうか解説!

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「カナブン」は、
主に緑色で光沢のある身体が特徴的な昆虫です。

そこそこサイズも大きいために
急に見かけたりすると
びっくりしてしまいますよね。

カブトムシやクワガタのような雰囲気も
なんとなくありますが、
そのカブトムシたちとは違い、
嫌われ者のイメージが強い昆虫の一種です。

では、カナブンは実際、人間に害は
あるのでしょうか。

「何か害がある」のと「害はない」のでは、
恐怖心や安心感もだいぶ変わってきますよね。

その点について解説していきます。

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カナブンは基本的に「無害」

カナブンに関して言えば
一般家庭においては
ほとんどの場合「無害」で、
実際に人間に害を及ぼしたり、
シロアリのように家を食べてしまったり
することは基本的にはありません。

ただ単に人によっては「気持ち悪い」と
感じる程度です。
実際には害はないけれど、気持ち悪いと感じる
害虫たちを「不快害虫」と呼ぶので、
実害がないカナブンに関しては
「害虫」というよりも、
気持ち悪いと感じる人たちにとっては
「不快害虫」という立ち位置の昆虫です。

そのため、カナブンを見ても
別に”気持ち悪い”とは思わないのであれば、
特に心配する必要はないのです。

人間を攻撃することはあるの?

基本的にカナブンが
人間を攻撃するようなことは
まずありません。

ハチとは違い、毒なども持っていないために
万が一噛まれるようなことがあったとしても、
毒によって苦しんだり…ということもありませんので
この点は安心してください。

また、蚊のように人間から血を吸うようなことも
ありませんので、
人間に対する攻撃性は皆無と言ってもよいでしょう。

少なくとも命に関わったり、怪我をしたりするようなことは
カナブンにはできません。

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衛生面や環境面は問題はないの?

どんな昆虫でも雑菌などを持っていることは
ありますので、カナブンも例外ではありませんが
先ほど書いたように「毒」などは持ち合わせていないため、
その点も特に心配する必要はありません。

また、環境面に関しても、
シロアリのように家を食べてしまったり、
家の周囲に巣を勝手に作ってしまうようなことも
ないため、通常の昆虫と同程度の衛生面のリスクしか
ありません。

過剰に気にするような要素はないので、
衛生面や環境面においても、特別気にすることはない、
というのが答えになります。

農作物への被害はないの?

カナブンが主食としているのは
主に「樹液」や「落ち葉」などとなっているため、
農作物に対する被害に関しても
基本的に大きな心配はいりません。

幼虫も「腐葉土」などを食べるため、
農作物を直接的に食べたりしてしまうことは
あまりありません。

そういった意味で、家庭での栽培や
ガーデニングに対しても、
実害が及ぶような可能性は非常に少ない昆虫です。

自然環境を整える昆虫として
「益虫」とされているような場合もありますね。

唯一の害は「不快」に思うこと

これは人によりますが
カナブンの唯一の害としては
「不快に思うこと」になりますね。

カナブンだろうと、蜘蛛だろうと、
人によっては見るだけで驚いてしまう人も
いると思いますし、気持ち悪いと感じてしまう人にとっては
カナブンがどんなに「害がない」と分かっていても
「そこに存在するだけ」で耐えられない人もいると思います。

そういった人にとってはカナブンも立派な
「害虫」であると言えます。

「実害はないはずなのに気持ち悪い」と感じてしまう場合は
仕方がないです。
そればっかりは個人差があるものですし、
カナブンを気持ち悪いと感じてしまうこと自体は
別に悪いことではないので、
その場合はカナブンを退治するなど、
上手く対処を考えていきましょう。

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カナブンと似ている「害虫」はいる

カナブンは実害のない虫なのですが、
カナブンと似ている虫の中には
農作物に被害を与えるような
”実害のある害虫”も存在しており、
「コガネムシ」と始めとする近種の害虫は
複数存在しています。

昆虫に詳しい人や、知識があれば
「カナブン」と「コガネムシ」や、
他の害虫の見分けもつくと思いますが
そうでない場合、なかなかパっと見て
これが「カナブン」なのか「その他の害虫」なのか
区別するのは非常に難しいかと思います。

この場合に関しては、
植物への被害などが懸念される場合は
駆除してしまうしかありません。

実際のところ、ちゃんと見れば見分けはつくと思いますが、
知識がない場合、見分けをつけるのは困難であると思います。

カナブンを駆除する場合は?

カナブンを駆除する場合は
市販のスプレー類などの駆除剤を利用することで
簡単に駆除することが可能です。

カナブン専用の商品は
なかなかありませんが、
専用でなくても、一般的なスプレー類で
十分効果を発揮しますので、
不安な場合は、他の害虫駆除にもそなえ、
アースジェットやキンチョールなど、そういった類の商品を
常備しておくことをおすすめします。

まとめ

カナブン自体には実害はないのですが、
そうは分かっていても
気持ち悪いと感じてしまうと
やっぱり厳しいものがありますよね。

自分や一緒に住んでいる人が
”大丈夫”なのであれば、放置するなり
逃がしたりしても良いですが、
自分自身や周囲の家族が
カナブンが苦手な場合は
あまり無理をしすぎずに、駆除してしまった方が良いです。
このあたりは個々の考え方による部分ですので、
自分が思うように、対応していきましょう。

ただし、害自体はないので、
そういった部分に関しては
過剰に心配しなくてもいい昆虫であるのは事実です。

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