いじめてた子に謝りたい場合どうすれば?許してもらう方法はあるの?

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「自分がいじめてしまった子に謝りたい」

そんな風に思う人も中にはいると思います。

まだ、いじめてからすぐにそう気づく人もいれば、
学校や職場などが別の場所になって、数年が経過してから
「そういえば申し訳ないことをした」みたいに
思うような人もいたり、色々だと思いますが、
実際に「過去にいじめてた子に謝りたい」場合は
どうすれば良いのでしょうか。

社交辞令的なお話ではなく”現実”を詳しくお話
していきたいと思います。

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許してもらえる可能性は?

限りなく「0」に近いです。
酷いことをしていれば、していたほど、
許してもらえる可能性は低いでしょう。

「絶対に許さない」
そう言われてしまっても、仕方のないことであり、
それが、”いじめ”というものです。

謝れば許してもらえるかもしれない…と、少しでも考えている場合は、
まだ、自分自身がいじめの加害者であったころの”甘え”を
持っている証拠です。

”自分は一生許されないことをした”という自覚を強く持ち、
生きている限り消えることのない罪の意識と付き合っていく…
ということになる…
これが、現実です。

謝りたい・許してもらいたいは「自己満足」

過去にいじめていたことを謝りたい、
許してもらいたい、と後から言い出す人も多いですが、
これは残念ながら「自己満足」であり、
結局は自分がスッキリしたいからそうしたい、というだけのことです。

相手からしてみれば「いじめっ子から”今更”謝られても」
得るものは基本的にはありません。
過去に受けた仕打ちを消すこともできませんし、
それによって起きたことを取り消すこともできません。

本当に軽いいじめであれば許してくれる可能性もありますが、
自分がやってしまったことが、酷いことであれば酷いことであるほど、
許してもらえる可能性は限りなく「0」に近い、というのが現実です。

仮に謝ったとしても、許してもらえることはない、
ぐらいに思っておかなくてはいけないのです。

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永遠に反省して生きるのが償い

過去にしてしまったことを、もしも本当に
後悔しているのであれば、あなたができることは
「永遠に後悔・反省」しながら生きることだけです。

どんなに後悔しても、やってしまった”いじめ”は、
もう消えることはありません。

「あの時、あんなことをしなければよかった」
そう思っても、絶対に過去は消させません。

もしも、いじめをしてしまったことを後悔している場合、
「謝りたい」だとか、モヤモヤした気持ちが色々出てくる人も
いると思いますし、中には”いじめてた子から復讐されるんじゃないか”
というような不安を感じる人もいるかもしれません。

その「モヤモヤした辛い気持ち」を永遠に抱いたまま生きること。

これが、いじめをしてしまった人が背負うことになるものです。

それを消そうなどというのは甘い考えであり、
ずっとずっと、いじめてしまったことを後悔しながら生きていく…
それが、唯一できる償いです。

謝って許してもらおう、などと少しでも考えている時点で、まだ、
結局は「相手」ではなく「自分が可愛い」という気持ちが
どこかに存在している証拠です。

後悔する気持ちが沸いてきて毎日辛い、
というのであれば、その「つらい毎日」を一生抱えて生きるのです。

厳しいようですが、これが”償い”です。
「謝って仲直り」なんてきれいごとは、存在しないのです。

「関りを持ちたくない」が本音の子もいる

相手から連絡してきた、相手が会いに来た、等の場合を除き
「謝りたいから」と言われても、
いじめられた側からすると”怖い”ものです。
また、何かをされるのではないか、というそういう気持ちの方が
強いでしょうし、辛い記憶が蘇ってしまう人もいるでしょう。

いじめの加害者側は、時が経てば
「あの時はごめんね」という気持ちになるかもしれませんが、
一方、被害者側はそうではないことも多く、
10年が経過してても、恨み続けている可能性、怯え続けている可能性は
十分にあります。

そんな相手に対して、加害者側ができることは
「関わらずに永遠に苦しみ続ける」ことです。

仮に謝っても、相手からすれば
「今更謝られても」「言葉だけで済むなら楽でいいな」
「本当に謝ろうとしているのか?」などなど、
そういう疑心暗鬼な状態になったり、怒りが逆に沸いたりするだけです。

いじめた側は相手から
”2度と関わりたくない”
”顔も見たくない”
と、思われていると、自覚し、”関わらない”ことです。

仮にお金を渡したりとか、そういうことをしても
相手は「裏があるんじゃないか」「怖い」「気持ち悪い」と、
不安な感情を抱くだけです。

相手が自分から連絡をしてきたり、会ってきたり、
偶然再会してしまった場合を除き、
”いじめた側から会いに行く”ということは
しない方が良いです。
それが、相手のためです。

相手の立場になって考えてみて下さい。

”いじめっ子とようやく離れて生活できるようになった”のに、
またいじめっ子から連絡が来たら、
相当嫌な気持ちになることは予想できるはずです。

相手から接触してこない限り、
謝りたい、と思ったとしても、加害者側にできることは
「相手のためにも関わらないようにし、自分は永遠に苦しみ続ける」
ことだけです。

相手から連絡があった場合は?

いじめの被害者側から連絡があったり、
直接相手から会いに来た場合に関しては、
反省しているのであれば、誠心誠意、相手と向き合ってください。

相手が何を言ってきても、
(法律の範囲内であれば)それを受け入れ、ひたすら
謝罪の気持ちを伝えること。
加害者側にできるのはそれだけです。

そして、どんなに謝ったとしても、相手に許してもらえることは
基本的にはありません。

”いじめ”とは、それほど重いことだった、ということを
後から噛み締めることしかできません。

暴力など、度を超した行為が相手からあった場合、
相手のためにも、”法律を超える範囲”のことは
”相手にさせないようにする”ということも、
加害者側の責任です。
自分の身も、相手の身も守りつつ、相手に罪を犯すような
行為をさせないようにしなくてはいけません。

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誠意を示すことは不可能に近い

過去にいじめてしまった相手に
誠意を示すことは、”不可能”に近いです。

例えば、お金を一生払い続けても許しては貰えないと思いますし、
逆に気味悪いだけです。

どんなモノ・お金であっても
過去にいじめをしてしまったという”事実”を消すことはできません。

それでもどうしても自分の中で、
「過去にいじめをしてしまった」ということに対し
後悔やモヤモヤがあるのであれば

「相手にしてしまったことを全て自分自身にできるかどうか」
「過去に自分がしたことを今現在の家族や友人、恋人などに
全て打ち明けることができるかどうか」
考えてみて下さい。

本当に反省しているのであれば、それもできることでしょう。

それができない、したくない、と考えてしまう場合は、
「反省」はその程度であった、ということです。

逆に、それもできる、ということであれば、
確かに、過去のいじめに対して、自分なりに反省はしている、
ということでしょう。

自分の中でどうしても納得がいかないのであれば、
今の自分の周囲にいる人たちに”過去に自分がしたこと”を
全て打ち明けることです。

その結果、色々なものを失うかもしれませんが、
それも、一つのけじめと言えるでしょう。

厳しいようですが、いじめとは、相手の傷を消すことも、
いじめの事実を消すことも、許してもらうことも
できないものなのです。

まとめ

許してもらう方法はあるのかどうか。

厳しいようですがこれは「No」です。

許すかどうかは、相手が決めることであり、
相手が「No」と言えばそれまでですし、
基本的に許してもらえる可能性は低いです。

「過去に取り返しのつかないことをしてしまった」
という思いを一生背負い生きていく…。

これが、してしまったことに対する”代償”です。

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