嫌なら辞めろは言ってはならない言葉!ちゃんとよく考えて。

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「嫌なら辞めろ」

これは、仕事上、絶対に言ってはいけない言葉の
ひとつです。

確かに、その気持ちは分からないでもないですが、
ただし、この言葉で片づけてしまうのは
乱暴なお話ですし、
何より、使う場面によっては、これはただの
パワハラになります。

絶対に使ってはいけない言葉の一つです。

会社側に非がある場合などに、
会社側の意見に反対した人間に対し
「嫌な辞めろ」と発言すれば
もう正真正銘のパワハラですし
大きな問題になります。

仮にそう思ったとしても、
仮に社員の側、バイトの側が悪いのだとしても
この言葉は絶対に使ってはいけない言葉なのです。

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どうして使ってはいけないのか?

答えは簡単です。
これは、完全なパワハラ発言になるからです。

例えば、会社側や職場、上司などに問題があり、
そのやり方に反発したり、意見にNoを突きつけた
人間に対して「嫌なら辞めろ」と発言すれば
これはもう完全にアウトです。
逆ギレのようなものですし、
このようなことをしていたら
後で確実に問題になるでしょう。
誰も聞いていないから、と調子に乗っていたら
後で大事になってしまう可能性も十分にあるのです。

そして、もう一つ
「社員の側」や「バイトの側」に問題がある場合。
会社側に問題がなければこの言葉を
使っても大丈夫なのではないか?と思うかもしれませんが
これもNGです。
仮にどうしようもない社員だったとしても
「嫌なら辞めろ」という言葉で解決するようなことが
あってはいけません。

もっと他にやり方があるはずです。
このような短絡的な言葉を発してしまう、
とううこと自体、自分自身に対する危機管理が足りませんし
相手に対する配慮も足りません。

パワハラになる

この発言はパワハラになります。

「いや、そんなつもりで言ってないけど?」という人も
いるかと思いますが、パワハラになります。
パワハラとは、そもそも、言う側がそうであるか違うのかを
判断するものではありません。

パワハラは言われた側の人間が
判断することなのです。
つまり、相手が悪かろうとそうでなかろうと、
言われた側が、「嫌な思い」をしたのであれば
それはもうその時点でパワハラであり、
他の何物でもありません。
そのことを忘れないようにしましょう。

パワハラかどうかは自分が決める、のではありません。
相手が決めるのです。

この基本中の基本であることを
なぜか理解できていない人がいるのも事実。
パワハラを自分の物差しで考えていると
いつか痛い目を見ることになりますから、
パワハラに対する意識はしっかりとしておくことを
おすすめします。

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まずは相手の言い分を聞く

自分たちが正しい、相手が正しい、どちらの場合であっても
まずは、相手の言い分を聞く、ということが大事になります。
何の言い分も聞かずに「嫌なら辞めろ」は
正しい間違っているに関係なく、言い方は非常に悪いです。

まずは、相手の意見をしっかりと聞くこと。
そこから始めなくてはいけません。
何の話も聞かずに「嫌なら辞めろ」などという言い方を
するのは非常に乱暴ですし、
そのような言い方は絶対にしてはいけません。

相手の言い分をしっかりと聞き、
自分たちに非があるのであれば聞き入れるべき部分は
しっかりと聞き入れてやっていく、
ということが大事になります。

自分たちに問題があるのに
何の意見も聞かずに暴走する、というのは
ただの問題行為ですし、
そのようなことがあってはいけません。
まずは相手の話を聞くこと。
話はそこからです。

相手が間違っている場合も

会社の言い分が必ず間違っているとは限りません。
中には会社に意見をしたり、上司に意見をしたりしている側が
間違っていたり、正しいことを言っていないような
ケースもあるかとは思います。

ですが、それでも「嫌なら辞めろ」という言い方を
してはいけません。

そんな言い方では何の対話も出来ていませんし、
上に立つものとして全くふさわしくない言い方です。
もしも相手が間違っているのであれば
ただそれを否定するのではなく、
相手に対して「なぜそれがダメなのか」ということを
しっかりと説明する必要があります。

ただ否定するだけであれば誰でもできることですし
理由も説明されずに否定されれば
人間ですから当然腹も立つでしょう。

対立を生むだけです。

そんな状況で「嫌なら辞めろ」という言い方をすれば
相手が「パワハラをされた」と感じるのも仕方のない事です。
そのあたりの危機意識をしっかりと持っていないと
社会でいずれ必ず問題を起こします。

相手が結果的に辞めることになったとしても
こちらからそのような言い方をすることは
絶対にあってはなりません。

まずは相手が納得する、しないはさておき
どうしてダメなのか、ということを
しっかりと言葉で伝えるようにし、
その上でも納得できないのであれば
「辞めろ」という言い方はせずに
今後について冷静に、理知的に考えていく、
ということが大事になるのです。

冗談では済まされない

「嫌なら辞めろ」や、これに近い言葉を
もしも冗談のつもりで言っているのであれば
その「悪い癖」はすぐに辞めるようにして下さい。
全く笑えない冗談です。

自分がどのように思っていようとも、
相手が本気で受けとめて、
相手が嫌な気分になったのであれば
その言い方はもはやパワハラになります。

仮に自分が冗談のつもりでその発言を
したのだとしても、大事なのは上でも書いた通り
あなたがどう思っているかではなく「相手がどう感じたのか」
という部分になりますから、そこのところは
絶対に勘違いをしないようにして下さい。

冗談が通じないのか、と逆ギレするのではなく、
そういうデリケートなことを冗談にしようと考える方が
悪いのです。
冗談であってもこのようなことは絶対に口走っては
いけません。
そのことは絶対に忘れないようにしましょう。

また、言い訳に「冗談」を使うのも当然NGです。
言い訳にもなりませんし
そのような苦しい言い訳をすれば、さらに相手からのイメージが
悪くなるだけですから、
そのようなことも絶対にしないようにしてください。

冗談であっても本気であっても
「嫌ならやめろ」という言葉は
使ってはいけない、とそういうことです。

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もしも言ってしまったら…?

もしもこの言葉を言ってしまったら…。
これに関しては”すぐに謝る”ようにして下さい。
例え、相手の意見が正しい場合でも
間違っている場合でも、どちらであっても、です。

問題になる可能性も十分にありますし
問題になる、ならないを別で考えても
このような発言は絶対にしてはいけない発言です。
例え相手が間違ったことを言っていたとしても
「嫌ならやめろ」という発言に関しては
発言した人が100パーセント悪いと断言できますので、
すぐにでも謝るようにして下さい。

そして、謝る時にも先ほど書きましたが
くれぐれも「冗談だった」だとか
見苦しい言い訳をしたりせずに、
単純に、素直に謝るようにして下さい。
変なプライドが邪魔して謝れないだとか
そういったこともないようにし、
謝るべきところはしっかりと謝る、
ということが大事になります。

まとめ

ついつい感情的になってしまう部分も
あるかとは思いますが
この言葉はパワハラになりますし
仮に相手が悪かったとして、
会社にこのままいるのは難しいんじゃないか?と
思う場合でも
「嫌ならやめろ」という言い方を
してしまってはいけません。

別にもっと言い方があると思いますから
その点は、自分なりによく考えて
言葉を口にするようにして下さい。

パワハラになるのか、ならないのかということは
言葉を発した本人が決めることではなく、
言われた側と周囲の人間が決めることなのです。

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