近所は自分の生活圏に
”いつも人がいないような気がする”
そんな家がある…!という人もいるかと思います。
人が住んでいるはずなのに
”いつも留守に見える”と、少し心配になる人も
いると思いますし、人によっては
不気味に感じたりする人もいるのではないでしょうか。
では、いつも留守に見える家は
どうしてそう見えるのか。
考えられる理由について、それぞれ解説していきます。
留守に見える理由は家によって異なる
”いつも留守に見える家”…
そう見える理由は、その家によって様々です。
もっと言えば
”本当に留守なのかどうか”という点も家によって異なり、
”本当に留守にしている場合”と、
”留守に見えるけど、実は人はいる場合”の2通りが考えられます。
いつも留守にしているように見える家が、
その通り、”いつも留守”なのか、
そう見えるだけで”実際にはちゃんと人がいる”のか、
それも、家によって異なる、ということですね。
では、留守に見える家は
どうしてそのように見えるのか、この点を
それぞれ見ていきましょう。
転勤などで不在になっている
元々住んでいた人が仕事上の都合で一時的に
転勤・出張などをすることになり、
そのために、しばらくの間留守になっている可能性が
まず、考えられます。
転勤になった場合に元々住んでいた家を引き払って
引っ越しする人もいれば、
元々の家はそのまま(ある程度の期間で戻って来る予定があるなどの場合)で、
とりあえず転勤先で仮の住まいを見つけて…という人もいます。
こういった場合、その人が転勤から戻って来るまでは、
留守になるわけですから、
しばらくの間、”留守の状態が続く”ことになります。
転勤なのか、一時的な出張なのか、という点によっても
異なりますが、それなりの期間、家の持ち主が帰ってこない
状況が続く可能性も十分にあります。
病気などで入院している
元々、その家に住んでいた人が一人であった場合は、
病気などで入院している、
あるいは高齢になったことにより、施設などに入居した可能性などが
考えられます。
後者の場合、いずれ、その家に戻って来る可能性は低く
家族などが後始末をする可能性も高いですが、
前者(入院)の場合に関しては
本人がまだ戻って来れる可能性があれば、
暫くの間、留守のままとなる可能性は十分にあります。
入院を必要としている病状がすぐに回復するものであれば
短期間のうちに戻って来る可能性もありますが、
そうでなかった場合に関しては。思ったよりも
留守のまま放置される時間が長くなる可能性もあります。
一人暮らしで病気になってしまった場合、
どうしても家の管理は自分ではできなくなってしまうので
結果的に、しばらくの間留守になる、ということが出てきます。
旅行に行っている
何か月も留守のような感じがするなら話は別ですが、
数日、数週間のレベルの長さの場合は、
家の持ち主が旅行に行っている…というだけの可能性もあります。
旅行も、数日単位のモノの場合もあれば、
半月以上、旅をするような人も中にはいますので、
そういった旅行に家の持ち主が出かけている場合は、
長期間、家が留守に可能性もあります。
車を持っている家の場合、車がなくなっていれば
どこかに出かけている可能性は比較的高いですね。
もしも、旅行が理由なのであれば、
そう遠くないうちに家の住人たちはいつも通り
帰って来るはずです。
家の住人が亡くなった可能性
住んでいた人が亡くなってしまって、
そのままになっている可能性もあります。
例えば、持ち家の場合に関しては
住んでいる人が無くなっても、
そのまま親族の手に渡り、
使い道がないまま放置されている状態…
と言うことになる可能性もあります。
第3者がこの状態をどうにかすることはできませんので、
家の持ち主の関係者がどう対応するかに委ねるしかありませんが、
住んでいる人が亡くなった場合、そのようなことに
なる可能性もあります。
また、住んでいる人が亡くなっていて
”気付かれていない”というケースも考えられます。
単身の高齢者もこの先、さらに増えていくとされているために
そういった事例もこの先は増えて来るかもしれません。
ただ、これに関しても”部外者”がどうこうすることは
なかなかできませんので、もしも怪しいと感じる場合は、
対応できる人に相談・通報するなどして対応していきましょう。
活動時間が自分と違う
いつも留守に感じるような場合でも、
普通にその家の持ち主は生活していて、
単純に、”活動時間があなたと違う”というだけの
可能性も十分に考えられます。
どういうことかと言うと、
例えば、”いつも留守に見える家”に住んでいる人が、
夜に仕事をしていて、朝に帰って来て寝ている…という
生活リズムの人だと、
朝~夕方の明るい時間帯には、いつも電気が消えていたりして
”まるで留守に見える”と、いうことはあるかと思います。
また、逆に毎日仕事が朝から夜遅くまで続いていて、
帰って来ているのは深夜だけ…みたいなパターンの場合も、
あなたからすると”人がいつもいないように見える…”と、
そうなる可能性も十分にあります。
いつも留守に見えるけれど、実際にはそうではない、という
可能性は十分にあるので、
”いつも留守に見える”というだけで、すぐに病気を疑ったり
してしまうようなことはしないように、
そこに住んでいる住民がどんな人だったか、なども含めて
総合的に判断を行うようにしてください。
単に気配がしないだけ
人によっては家にいるけれど、
あまり外出せず、家の中でも静かにしているために、
”気配がしない”ような人もいます。
もちろん、それでもゴミ出しだとか、
郵便物の回収などには出て来るとは思いますが
そういう場面を偶然見かけない状態が続けば、
”いない”と考えてしまってもおかしくありません。
ただ、ゴミ出しや郵便物などで特に異常を
感じない場合に関しては、”ちゃんと住んでいる”のは
ほぼ間違いないので、過剰に心配する必要は
ないかとは思います。
何らかのトラブルが起きている
何らかの事情で家に住んでいる人が、
帰って来れない、あるいは来ない状態にある可能性も
0ではありません。
例えば、家に住んでいる人が事故・事件などによって
帰ることができない状況にある場合や、
家賃の支払いなどが滞っていて、そのまま逃走しているような
状態にある可能性から
高齢者の方である場合、認知症などの症状が進行して、
一人でどこかに行ってしまって帰れない状況になっている…など、
それぞれ可能性としては低いですが、”0”とまでは言えない、
そんなトラブルが起きている可能性は考えられます。
このような状況に当てはまる場合は、
当然”留守”になりますので、人がいない状態が続きます。
別荘などとして活用されているケースも
別荘などとして活用されているケースもあり、
そういった”普段から住んでいるわけではない”家は
留守の場合が多くなります。
なかなか、一般家庭でそのような家の使い方をしている
(生活拠点が複数ある)人はいないとは思いますが
世の中にはそういった人もいるのはいるので、
頭の中には入れておくと、
イメージしやすくなるかもしれません。
まとめ
いつも留守に見える家には
色々な理由があり、
何かトラブルが起きているなど
悪い理由であることもあれば、
生活習慣が自分とは大きく異なっていたりして
”たまたまそう見えるだけ”というパターンも
十分に考えられます。
いずれにせよ、他人の家のことをどうこう言うことは
基本的には出来ないので、
あまり、気にしすぎないようにすることが大切です。