独身が既婚者の割合を上回ったら?未婚率が5割を超えたらどうなる?

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世の中では、独身の方が増え続けています。
未婚率も、どんどん上昇を続けており、
今では、4人に一人(男性の場合)は生涯独身である、
とまで言われています
(言われているだけではなく、実際にデータ上もそうなっています)

20代の未婚率などを見ても、
もはや、割合で言えば「結婚していないほうが普通」という
状態ですね。
(⇒未婚率についても参考にしてみて下さい)

この傾向は今度も続くと思いますし、
未婚率は今後も、上昇を続け、ある程度のラインで上昇が鈍り、
最終的には横ばいになる、というのが一番現実的ではないでしょうか。

経済面で解決できる!なんて人もいますが
お金を積んでも、結婚に興味がない人はしませんし、
モテない人はモテないままです
(経済面が解決すれば、みんなお金を持ってる人が
増えるわけですから、モテない人はそのままなわけです)

では、もしも”未婚率”が50を超え、
独身の方が”多い”状態にまで未婚率が上がったら
どうなるのでしょうか。
考えらえることを、見ていきましょう!

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少子高齢化は当然進む

未婚率が上昇すればするほど、
基本的には、少子高齢化も進むのが普通です。結婚する人が
減る、ということは、当然、子供を持つ人も減ることを
意味します。
結婚しなくても、子供を作ることは可能と言えば可能ですが
それでも、やはり全体的な割合からすれば少なく、
結婚する人が減れば減るほど、子供が減る、
というのは当然、考えられることです。

ルールが大きく変わらない限り
(クローン系統だとか、結婚制度自体がどうこうだとか)、
未婚率上昇=少子高齢化が進む
ということになるでしょう。

そうなってくると、
当然、働き手が不足したり、税金の税収が不足したり、
少子化が大幅に進めば、社会的なシステムが
維持不可能になるような部分も
出て来ることは否めません。

そして、高齢者が増えるわけですから
さらに”若い層”ではなく”高齢者重視”の
世の中づくりになっていくこともまた、
避けられないことです。

と、これ以上お話してると
「少子高齢化」のお話になってしまうので
このあたりにして、
「未婚率」が50超えた場合に考えられることを
お話していきましょう。

独身に対する偏見はなくなり、それが普通に

現代でも、独身に対する偏見はほとんどなくなりましたが、
未婚率が仮に50を超えたとすれば、
独身の方が”多数派”
つまり、当たり前になっていくのです。

そうなっていけば、今現在残っているような
独身に対する偏見のようなものも、
そのころにはほとんどなくなっていて、
独身の方にとっては、非常に過ごしやすい、
生きやすい世界になっていると考えられます。

独身であることに、堂々としていられる、
と、そういうことでしょうか。

今でこそ、まだ”独身は変わり者”みたいな考えの人も
いますが、仮に未婚率が50を超えるようなことになれば、
逆に”結婚するなんて変わり者”というような
ことが起きて来る可能性があります。

既婚者に対する偏見はともかく、
独身者に対する偏見が無くなる、ということは
これ自体は、良いことであり
未婚率が50を超えた場合のメリットの
ひとつと言えるでしょう。

何事に対してだって、
偏見はよくないですからね。

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既婚者は逆に過ごしにくくなる

人間とは極端な生き物です。

未婚率が50を超えるとなると、
おそらく今度は「逆転」します。
どういうことかと言うと
「結婚した人」に対する偏見。
そういうのが、未婚率が高まれば高まるほど
強くなっていくでしょう。

つまり、独身にとっては
過ごしやすい環境になっていくとともに、
逆に、既婚者にとって
過ごしにくい世界になっていったり
「あの人、結婚したんだって」を
まるで変わり者のような感じで言われたり、
そういうことになる可能性は高いです。

今では想像つかないかもしれませんが、
50パーセントを超える、ということは
「未婚が普通(大多数)」ということに
なるわけですから、
偏見を抱かれる側も逆転してしまう可能性が高いのです。

結婚や子育てに対する社会的な理解が無くなる

結婚する人が減れば、
当然、子育てをする人が減ります。

そうなれば、社会全体が結婚や子育てに対する
理解を失っていき、
結婚や子育てに対する寛容な心もなくなっていくことが
予想されます。

今でも、”上司が理解してくれない”みたいなことは
よく聞くお話ですが、
それが、さらに大きくなるわけです。

上司Aも独身、上司Bも独身、先輩も独身。
こういう職場にいる場合
「子供が~」と言ってもなかなか理解してもらえないことは
安易に想像できます。

もちろん、配慮してくれる人はいるとは思いますが
それでも”自分は経験したことのない世界”ですから
やはり経験者のように親身になることは難しいのです。

子育ては大変なんだ!と言いたくなるとは思いますが
”やったことがなければ”どうしても、理解に偏りは
出て来るものです。

未婚率が50を超えれば、
そういうことがそこら中で起きることになるのは
間違いないでしょう。

企業は独身をターゲットにする

企業は、儲からなければやっていけません。
独身者の方が多くなれば、
当然”大多数”の側にいる「独身の人」を中心とした
サービス展開や商品展開を行っていきます。

企業は慈善事業じゃありませんし、
お金を稼がなければ、社員たちに給料を
払うことも、事業を継続することもできません。

ですので、全ての会社がそう、と言うわけではありませんが、
当然、独身者が増えて行けば、独身向けのサービス・商品の
方が、優先されるようになる、
というのは、これは当然のことです。

”絶対数が少ない方”をターゲットにすることは
リスクでしかないですからね。

もちろん、それでも既婚者向けのサービス・商品が
無くなることはないですが、企業の優先順位が
逆転し、各種サービスや、商品展開は
独身の人を優先にした、サービスが中心となっていくでしょう。

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世の中のルールも独身優遇になる可能性

これは、さらに未婚率が上がれば、ということに
なりますが、独身者が増えれば増えるほど、
国のルールを決めるような人たちや、自治体の人間も
当然”独身の人”が増えて行きます。

次第に、少子高齢化が云々ではなく、
未婚率の上昇を受け入れたルール作り・しくみに
シフトしていく可能性は高く、
また、人間はやはり、最終的には”自分”を中心に
物事を考えますから、
ルールを決める立場の人が、独身の人ばかりになれば
当然、独身のほうを優遇するルールが
作られる可能性も高まっていきます。

そのうち「少子高齢化をどうにかしよう」だとか
「未婚率をどうにかしよう」という声は
小さくなっていく、ということです。

税金やシステム面はかなり不安定になる

未婚率が増えるということは、先ほど書いたように
子供が減ります。
そのため、年金や税金関係など、
現在の社会的システムは維持できなくなります。

”このまま”だと、かなり不安定な状態になるでしょう。

そのためある程度「未婚率は上昇する」ということを
念頭に置いた「備え」も必要になってくるのでは
ないでしょうか。

未婚率は抑えようとしても、
なかなかその手段がないですし、
現実的に考えるなら
上がっていくのを止めることは難しいです。

「50」は極端としても、
今後「30」パーセント台だとか、
さらに時代が進めば「40」だとか
そのぐらいは十分にあり得ることです。

まとめ

未婚率が上昇すれば、
「独身が普通(一般的)であり、結婚が異端」ということには
確実になります。

独身の方が多くなるわけですからね。

独身でも、偏見を抱かれにくくなるという
メリットもありますが、
社会的システムの面や、
結婚すること自体に偏見を持たれてしまう可能性という
マイナス面もあります。

なかなかバランスを維持する、というのは
難しいことですね。

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