ひき逃げは絶対にしてはいけない!注意点や理解しておくべきこと!

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「ひき逃げ」とは、
車で人に対する事故を起こし、
怪我をさせたり、命の危険が生じる状態にしてしまったのにも
関わらず、そのまま法律で定められた必要な処置を行わず、
走り去ってしまうことを言います。

本来、人に接触するなどして、
怪我をさせてしまったりした場合、
運転していた人間は救護活動や必要な通報、
危険回避をするための行動を取らなければいけないのですが
それをせずに、そのまま走り去ってしまった場合は
「ひき逃げ」ということになってしまいます。

ひき逃げは絶対にしてはいけない行為です。
どのようなリスクやデメリットがあるのかをしっかりと把握し、
万が一、自分が事故を起こしてしまったような場合に、
そのようなことをしてしまわないよう、注意しましょう!

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パニックになっても逃げてはいけない

意図的に車で暴走した…とか、
そういうことでなければ、少なからず、
人と接触してしまえば、気が動転したりすることは
あると思いますし、パニックになったりしてしまうことも
あるかと思います。

気が動転したまま、そのまま逃げてしまうような人も
いるでしょう。

しかしながら、これは絶対にしてはいけないことです。

もしも、一度でもその場から走り去ってしまえば、
もう後戻りすることはできません。
「ひき逃げ」をした犯人ということになってしまいますし
その場は逃げきることができても
必ず、後で捕まることになり
重い罪に課せられることになります。

たとえパニックからであっても「逃げる」ことを
絶対にしてしまってはいけません。
逃げてしまった後で後悔しても遅いです。
パニックになっていても、必ずその場に踏みとどまるように
してください。

何をすればいいの?

人にぶつかってしまった場合や、
大けがをさせてしまった場合、
如何なる場合においても、すぐに付近の安全な場所に
車を停車させたうえで、車から降りて
必要な救護活動を行うようにしてください。
(道路のど真ん中など、危険な場所で停車して
二次被害を出さないように注意する必要があります)
救護と移動、緊急性の高いほうを状況に応じて
優先する必要があります。

当然、何もできないような場合もあるとは思いますが
このような場合においても、立ち去ることは
絶対にしてはいけません。
その場にとどまり、可能な範囲内で被害を受けた方の
安全のための行動を取り、
すぐに救急車(必要であれば)、警察などに
通報を行い、指示に従うようにしてください。

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逃げれば罪は重くなる

相手の怪我の程度がどのような状態で
あったとしても、
その場にとどまらず、必要な対処を行わなかった場合、
「罪」は確実に重くなります。
「救護義務・危険防止措置義務違反」と呼ばれるものに
なりますね。

悪意を持って逃走した場合はもちろん
パニックになって逃走した場合も
急ぎの用事があったから、と逃走した場合も
いずれの場合でも「罪」は重くなります。

どのような言い訳も、
その場でするべきことをせずに
走り去ってしまった以上、通用しませんので、
この点は忘れないようにしてください。

どのような理由でも、
それは認められません。
必ず、その場で停車し、救護や通報などを
行う必要があります。

同乗者も罪に問われる可能性

ひき逃げは、同乗者も罪に問われる可能性があります。

そのため、運転手以外にその車に同乗している
人間は「他人事」ではなく、
しっかりとその場に留まり、救護など、必要な行為を
行う必要があります。

これを怠ってしまった場合は、
罪に問われることになりますので、
「自分は運転していないから関係ないや」という
考えになってしまわないように、注意が必要です。

万が一、運転している人間が
そのまま走り去ろうとしているのであれば、
それは、止めなくはいけないことです。

「あて逃げ」との違いは?

「ひき逃げ」の他に、「あて逃げ」という
言葉も存在しています。

これは何が違うのかと言うと、
「人的被害が出ているか否か」ということになります。

人が怪我をしていたりする場合、
そのままその場所から走り去ればひき逃げということに
なりますが、
けが人などはおらず、物損事故などを起こしてしまった場合に
そのまま立ち去ると「あて逃げ」になってしまいます。

被害者がいなくても、事故を起こした以上は
しっかりとしかるべき場所に通報を行い、
指示に従う必要がある、ということです。

決して「誰も怪我していないから、そのまま走り去っていいや」
ということではないので、その点は注意してください。

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事故を起こさないことが一番大事

当然のことですが、
「最初から事故を起こさなければ」
ひき逃げになることも、
罪に問われることもありません。

車の事故は、相手側に落ち度があるようなケースもありますし、
どんなに気を付けていても、避けられないようなケースがある、というのも
一つの事実ではありますが、
自分の不注意で起きてしまう事故もあります。

しっかりとそのあたりは理解し、
”防げる事故”だけでも、しっかりと防いでいくようにしましょう。

まとめ

ひき逃げは絶対にしてはいけないことです。

気が動転していても、何か用事があって急いでいても
絶対にダメですし
「ほとんど怪我をしていないように見えた」と
勝手に決めつけたりして走り去ってしまう行為も
絶対に許されない行為です。

逃げれば、罪は重くなります。
そして、検挙率も高いですから、逃げ切ることもできません。

事故を起こしてしまった以上は、現実を受け入れて
その場に留まる、ということを
忘れないようにしてください。

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