偽善や自己満足で募金やボランティアをしてもいいの?

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「ボランティア活動」や「募金」などをすることを
「偽善だ」というような人も
世の中には一定数います。

確かに「偽善」だったり「自己満足」のために
ボランティアや募金などをしている人もいると思いますし、
自分にも何らかのメリットが及ぶことを目論みながら
募金やボランティアをしている人もいるとは思います。

では”偽善”や”自己満足”でボランティアを
してはいけないのかどうか。
その点について解説していきます。

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悪さをするのでなければ目的は自由

「偽善」や「自己満足」であっても、
募金やボランティアなどの人助けを
することは”自由”であり、
これは悪いことではありません。

例えば後から多額の金銭を要求しようとしていたり、
火事場泥棒のような真似をしたり、
そういう”犯罪”的な目的があるのであれば
それは許されないことですし、
絶対にしてはいけないことですが、
例えば、ボランティアや募金を通して、
自分の評判を上げたい、とか、そういう
法律上何も問題のない目的があったりだとか、
偽善だとか、自己満足の目的で募金・ボランティア活動を
する分には何も問題ありません。

例え、その人が、自分も得しようとしていたとしても、
それで助かる人も、いるわけですからね。

偽善や自己満足であっても助かる人はいる

偽善や自己満足でのボランティアや募金は、
別に「相手を傷つける」わけではありません。

ボランティアや募金などをする側の人間に
何らかの「人を助けたい」という気持ち以外の
目的があったとしても、
上に書いたように、それが”人を傷つけるような行為”でなければ、
ボランティアや募金によって助かる人は
確実にいるわけですし、
助けてもらう側の人たちからすれば、
やはりそれはありがたいことです。

全員が喜ぶかどうかは人それぞれ考え方も違いますから
何とも言えませんが、
確実に「救われる人」は、偽善によるボランティアだろうが、
自己満足による募金だろうがいるわけです。

偽善であっても、
自己満足であっても、
結局のところそれで支えられる人がいるのであれば、
それはそれで良いことですし、
少なくとも悪いことではありません。

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騒ぐ外野は何の役にも立たない

ボランティアや募金による助けを必要と
している人たちからしてみると、
上でも書いた通り、
仮にそれが偽善であっても、自己満足であっても
「助かる」わけです。

ですが、”そんなボランティア、偽善だ!”だとか
”募金なんて自己満足だ”みたいに外野から
騒いでいる人たちは、
助けを必要としている人たちからしてみれば
”何も役にも立っていない人たち”です。

もちろん、ボランティアや募金は任意であり、
強制されることではありませんから、しないのも自由であり、
ボランティアや募金をしなかったからと言って、
その人が悪い、ということではありません。

しかしながら、ボランティアや募金をしている人に
あれこれ口出しをするのは良くないことです。

例え偽善であろうと、何であろうと
最初に書いたように、悪さをする目的でなければ
助かる人はいるわけですし、放っておけば良いのです。

ボランティアや募金活動をしないのに、
する人に対してケチをつける行為はこれはただ、「邪魔」を
しているだけであり、
ボランティアや募金をしている人たちにも
失礼な行為ですし、
ボランティアや募金によって助かる人たちからしてみても
「何の役にも立たない邪魔な行為」になってしまっています。

騒ぐだけの外野は”何のためにもなっていない”というのが現実です。

やらない偽善より、やる偽善、などという言葉もあります。
ボランティアや募金をしている人のことを偽善だとか
何だとか言っている人たちよりも、
例え偽善であっても、人助けをしている人たちの方が
世間の役に立っている、ということです。

互いに相手の選択に難癖をつけない

ボランティアや募金をする・しないは自由です。
先ほどから書いている通り、仮に偽善でも、
自己満足でも、それは悪いことではありませんし、
ボランティアや募金を生きているうちに一切しなかったとしても、
それは別に責められるべきことではありません。

ただし”お互いに相手の行動に口出し”をすることは
控えるべきです。
互いに外野が口を出すべきことではありません。

例えば、ボランティアや募金をしている人が、
そういったことをしていない人に対して
「ボランティアとか、募金とかしろよ!」みたいな
強制は絶対にしてはいけないことですし、
そういう風なことを言うのであれば、人に迷惑をかけているので、
ボランティアなどをするべきではありません。

逆に、先ほども少し書きましたが
ボランティアや募金をしている人たちに対して
「偽善だ!」「自己満足だ!」みたいなのもNGです。

ボランティアや募金をしている人が
していない人に強制したり、ケチをつけたりしてはいけませんし、
逆にボランティアや募金をしていない人が
そういった人たちに対して、ケチをつけるようなこともしてはいけない、
ということです。

このあたりは、しっかりと互いに理解し、
相手に自分の考えを押し付けないようにする…と、
いうことはとても大事なことです。

別の目的があっても、気にすることはない

もしもあなた自身がボランティアや募金活動を
しようと思っている際に、”純粋な人助け”以外に
何か別の目的があるのだとしても、
それを気にすることはありません。

もちろん、最初に書いた通り、
法律に反することや、人を傷つけるような行為は
当然NGですが、
そうでなければ、何も気にすることはありませんし、
引け目を感じる必要もありません。

それが人間と言うモノです。

例えば、
・誰かに褒められたい
・もしかしたらお礼が貰えるかもしれない
・ボランティアなどを通じて新たな出会いを求めている
・周囲から良い人だと思われたい
・(有名人などの場合)売名行為
・何らかの罪滅ぼし
などであっても、
それらは、人を傷つける行為ではありませんし、
そういう目的であったとしても、確実にあなたのおかげで
助かる人もいます。
助けられる側からすれば、あなたの本心など二の次であり、
そういう人がいる、というだけでも助かるものです。

↑のような理由であったり、その他の人を傷つけない理由なのであれば
気にする必要はありませんので、
堂々とボランティアや募金をしてもらっても、大丈夫です。

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本心は本人にしか分からない

ボランティア活動や、募金などをしている人の
目的や本心は、その本人にしか分からないことです。

中には心の底から人助けをしたいだけの人も
当然いると思いますし、
中には何らかの自分への損得を考えてボランティアや募金を
している人もいるでしょう。

しかし、それは本人にしか分からないことです。

もしも自分の身の周りに
ボランティア活動や募金などをしている人がいて、
”絶対にこいつ、何か企んでいるだろ”と思うようなことが
あったとしても、それを決めつけてしまうようなことは
しないようにしましょう。

その人の本心は、その本人にしか分かりませんし、
もしかしたら、心の底から人助けをしている可能性も
0ではありません。

また、これまで書いてきた通り、
仮に何かを狙っていたとしても、
それが人を傷つけるようなことでもない限りは、
それで良いのです。

まとめ

ボランティアや募金活動は、
偽善者であろうと、自己満足であろうと、
法律に反するような行為をしていない限りは、
それで助かる人もいます。

何もやらないで文句を言っている人よりかは、
助けを必要としている人たちにとって、
必ず助けになっているので、
ボランティア・募金をしないのは悪いことではなく
自由ですが、人にケチをつけるのは、やめておきましょう。

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