ゲーム機から撤退した経験を持つメーカーはどこ?最後のハードはどれ?

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家庭用ゲーム機は、
かつて、今以上に色々なメーカーから
発売されていて、
今よりも同時に色々なゲーム機が展開されていました。

近年では、
現在はニンテンドースイッチを展開している任天堂と、
プレイステーションを展開しているソニー、
XBOXを展開しているマイクロソフトの3社がゲーム機を
展開している時代が、2000年前半からずっと続いていますが
それ以前には、セガやバンダイなど、
色々なメーカーがゲーム機を展開していました。

こちらでは、今までにゲーム機から撤退したメーカーと
”現時点での最後のハード”を見ていきたいと思います。

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ゲーム機から撤退したメーカーは多数存在

ゲーム機から撤退したメーカーは
これまでに多数存在しており、
代表的なのは「セガ」ですね。

セガと言えば現在は任天堂やソニーのハードに
多数の新作ソフトを提供していますが、
かつては任天堂ハードやプレイステーションと
シェア争いを繰り広げ、ゲーム機を展開していたメーカーです。

一番有名なのは「セガサターン」で、
他に「ドリームキャスト」や「メガドライブ」「ゲームギア」などを
展開していました。

他にも、ワンダースワンやプレイディアなどを展開したバンダイや、
ネオジオシリーズを展開したSNK、
PCエンジンやPC-FXを展開したNECなど、
多数のメーカーがゲーム機に参入していました。

ただ、ここで挙げたメーカーはいずれも現在は
ゲーム機からは撤退しており、それぞれ別の道を進んでいます。

かつては多数のゲーム機を展開した「セガ」

セガのゲーム機メーカーとしての歴史は長く、
プレイステーション以前からゲーム機の市場に参戦、
セガマークⅢやメガドライブなどを展開していました。
どちらも一定のヒットは記録していましたが
当時、任天堂のファミコンやスーパーファミコンが強く、
トップに立つには至らず、
”任天堂以外のハードでは有力”というポジションで
ゲーム機の展開を行っていました。

その後、プレイステーション1が登場する時期には
セガサターンを発売、セガサターンはセガ最大のヒットを
記録しましたが、最終的にはPS1に敗れる形で、
やはり、ここでもトップに立つことはできませんでした。

そんな、セガ最後のハードが「ドリームキャスト」で、
発売直後から色々なバタバタとした動きが続き、
売上台数の数字自体は280万台(国内)とそれなりの数字は
残せたものの、これが決定打となり、
セガは2001年に家庭用ゲーム機から撤退、
以降はソフトメーカーとして、ゲーム方面では
かつて競合相手だった任天堂やソニーのハードに
ゲームソフトを展開している状態です。

ただ、メガドライブミニを発売したりと、
そういった単発的な復刻ハードなどは
今でも時々発売はしています。

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PCエンジンでヒットを記録したNEC

NECは「PCエンジン」でゲーム機に参入し、
PCエンジンはファミコンに次ぐ、強力なハードとして
(それでもファミコンとは大きな差がありましたが)
一定の人気を得たハードです。

PCエンジン自体は、当時のファミコンと競合したハードの中でも
かなりの売上を記録しており、それなりにソフトも
発売されていました。

が、NECはPCエンジンの後継機「PC-FX」で盛大に躓いてしまい、
結局、そのPC-FXが最後のゲーム機となってしまいました。

ソフトラインナップや価格、機能面など色々な部分で
競合のPS1やセガサターンに圧倒されてしまい、
PCエンジンのヒットが嘘のように姿を消してしまった形で、
”NECの家庭用ゲーム機”は幕を閉じました。
(※関連記事⇒PC-FXが失敗した理由は?

ハードとしては、1998年にNEC(NECホームエレクトロニクス)が、
競合他機種への参入を発表し、この時が事実上の撤退と言えます。
また、2000年にはNECグループ本体に吸収される形で、
PCエンジンやPC-FXを展開していたNECホームエレクトロニクスも消滅してしまいました。

かつては色々ゲーム機も出していた「バンダイ」

バンダイもグループでゲーム機を展開していた時期があり、
アルカディアやプレイディアなどを展開、
携帯ゲーム機の「ワンダースワン」は最もヒットを記録していました。

そんなバンダイは1996年に「ピピンアットマーク」というゲーム機を発売、
販売形式が特殊、価格が競合機の(当時)約2倍、ソフトラインナップの少なさなどで
国内で3万台程度しか売れず、大失敗に終わってしまい、
据置ハードからはこの時点で撤退しました。

その後、2000年には携帯ゲーム機「ワンダースワン」を発売、
任天堂のゲームボーイやゲームボーイアドバンスには遠く及びませんでしたが
数百万台の売上を記録し、当時の携帯ゲーム機No2と言える
売上は記録していました。

ただ、2002年にマイナーチェンジ版のスワンクリスタルを発売したころには
勢いが衰え、任天堂のゲームボーイアドバンス一強状態になったため、
2003年にはゲームボーイアドバンスへの参入を発表し、
事実上、ここでバンダイの家庭用ゲームの歴史は終わりを迎えました。

現在も、バンダイは「バンダイナムコ」として
各ゲーム機にゲームソフトの展開などは行っています。

ネオジオでコアなファンを引き付けた「SNK」

SNKはネオジオシリーズを展開し、
コアなゲームファンを中心に一定の市場を維持していました。

ネオジオやネオジオCD、ネオジオポケットなど
ネオジオシリーズが複数展開されています。

ネオジオ自体は業務用(アーケード向け)にも展開していて、
家庭用ではネオジオとネオジオポケットを中心に展開、
ネオジオのソフトは1999年まで、ネオジオポケットは2001年まで
ソフトが発売されましたが、その後、後継機が登場することはなく、
家庭用ゲーム機の展開は、2001年頃には事実上終了してしまった状態でした。

なお、SNKはその後一度破産していますが、
後に、元グループ会社のプレイモアがSNKプレイモアとなり、
今はまた「SNK」と名前を変えて、活動を続けており
ゲームの展開も多少、行っています。

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一時期ゲーム機を展開していた「エポック社」

玩具などを中心に展開している「エポック社」も一時期
ゲーム機を展開しており、
「カセットビジョン」と「スーパーカセットビジョン」を
展開しました。

ファミコン以外のハードでは、2位~3位の位置についていましたが、
その後、ファミコンの進化や、セガのハードなどについていくことが出来ずに、
1987年にゲーム機から撤退しています。

単発のメーカーも多数存在

↑で紹介したのは複数のゲーム機を展開した
メーカーたちになりますが、
それ以外にも「3DO」や「TVボーイ」「ビジコン」「マイビジョン」など、
色々なゲーム機が各メーカーから発売されています。

ただ、当時はファミコンやスーパーファミコンが非常に強く、
この時期に登場したゲーム機はほとんどが
淘汰されてしまったというのが、実際のところでした。

まとめ

ファミコンやスーパーファミコン、その後はPS1などが登場する中、
何とか生き延びていたゲーム機たちも
2000年前後にはほとんどが消滅し、
現在は、任天堂、SONY、マイクロソフトの3社が
ゲーム機の展開を続けている状況です。

今から新たなメーカーがここに割って入るのは
なかなか難しいとは思いますが、
今後もまた長い目で見れば、
新たなメーカーが参入したり、
または撤退するメーカーが出て来たり、ということは
当然あるかもしれません。

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