電気ストーブは、
暖房器具の一つで、
手軽に使うことができる点が大きな魅力です。
ただ、その一方で、
暖めることができる場所は限定的で、
基本的には”電気ストーブの周辺”を暖めることに
特化したものとなっています。
では、電気ストーブで部屋全体を暖めたりすることは
できるのでしょうか。
この点について解説していきます。
部屋全体を暖める効果は薄い
結論から言うと、電気ストーブは
”部屋全体を暖める効果”は薄く、
基本的には”電気ストーブの周辺”を暖めるものになります。
ある程度人間がその側にいて
暖まる…という感じで、
こたつだったり、ハロゲンヒーターだったり、
ホットカーペットなどのように
”限定的な範囲を暖める”ものになります。
そのため、部屋全体を暖める効果としては薄く、
例えばエアコンだったり、石油ストーブだったり、
ガスストーブなどを使った時と比較すると
部屋を暖める効果は”非常に薄い”ものになります。
もしも、部屋全体を暖める目的で使うのであれば
電気ストーブではなく、
他の暖房器具の使用を検討した方が良いでしょう。
全く暖まらないわけではない
前述のように、電気ストーブは
部屋全体を暖める効果は薄く、
特に広い部屋であればあるほど、
その効果はほぼ0になっていきます。
ただ、全く暖まらないのか?と言われると
そうではなく、狭い部屋などの場合であれば、
時間は掛かりますが、ある程度は暖まります。
実際に広くない部屋で電気ストーブを使っていると、
多少、部屋の外よりも部屋自体が
ある程度暖かくなることはあります。
(電気ストーブの近くにいなくても少しだけ
暖かくなっている感じですね)
もちろん、窓を開けっぱなしにしていたりすれば
全然暖まりませんし、
広い部屋の場合も全然暖まりませんし、
人の出入りなどがある場合もなかなか暖まらないので、
部屋全体を暖める目的であれば
別の暖房器具を使うことが望ましいですが、
それでも、条件によっては”ある程度は”暖まります。
ただし、暖まるとは言っても時間は掛かりますし、
暖まる度合いも、他の暖房器具と比べれば
遥かに小さなものになりますから、
”場合によっては多少は暖まるものの、効率は悪い”
ということは覚えておいた方が良いかとは思います。
例外として、洗面所など”狭い場所”であればある程度短時間で暖まるので、
そういった場であれば、”その場しのぎで暖まる”以外の用途でも
活用を考えてみても良いかもしれません。
(洗面所にエアコンだとかガスストーブだとか、そういう大型のものを
設置するのは大変ですからね…)
部屋全体を暖められる暖房器具は…?
部屋全体を暖めることができる暖房器具としては
下記のようなものが挙げられます。
・エアコン
・ガスストーブ
・石油ストーブ
このあたりのものは、部屋全体を暖めることができますが、
いずれも導入には、
”その場所だけを暖める暖房器具”よりも費用や手間が
かかってしまうのが欠点です。
また、電気ストーブなどとは異なり、
”目の前で暖まる”ということには適していないので、
近くで暖まりたい場合などには、
電気ストーブなどの方が重宝することもあります。
部屋全体を暖められないタイプの暖房器具は?
電気ストーブのように、
部屋全体を暖めることができないタイプの
暖房器具は下記の通りになっています。
・電気ストーブ
・ハロゲンヒーター
・セラミックファンヒーター
・こたつ
・ホットカーペット
このようなところですね。
他にカイロだとか、暖まる手袋だとか
そういった身に着ける系統のものも同様です。
これらの場合は”その場所”を暖めるためのものになっているために、
部屋全体を暖める効果としては薄いです。
先程も書いたように、
使っている部屋の条件次第では”ある程度は”暖まる場合も
ありますが、それでも先程のエアコンやガスストーブ、石油ストーブなどと
比べると、その力は遥かに劣るために、
部屋全体の暖めるための用途では、使うことは難しいです。
ただ、”近くに留まってサッと暖まる”ということに関しては
こういった暖房器具の方が有効的ですので、
上手く組み合わせて使っていくことが大事になります。
上手な活用方法は…?
電気ストーブの上手な活用方法としては
”サブ的な立ち位置で使っていく”ということですね。
たとえばリビングなどを暖める”メインの暖房器具”としては
力不足であることは否めませんが、
リビング自体が暖まるまでの間、自分が暖まるために使ったり、
長く留まらない部屋で、一時的に(その部屋での用事が終わるまで)
使ったりだとか、そういう補助的な役割で使うと、
電気ストーブも活躍してくれるでしょう。
また、洗面所などの狭い部屋であれば
部屋全体を暖める効果もある程度は期待できますので、
そう言った場所に設置することで、
活躍の場を広げることもできます。
電気ストーブは価格的にもかなり安く購入できるので、
その点も魅力の一つです。
上手く、自分なりに活用していくようにしましょう!
まとめ
電気ストーブは、部屋全体を暖める効果は
薄いですが、全く暖まらないわけではなく、
狭い場所(洗面所など)であれば、暖めることは
可能です。
ただ、広い部屋の場合は、ほとんど暖まりませんし、
暖まっても時間がかかりますので、
他の暖房器具との併用や、短時間暖まりたい場合、
洗面所などの狭い部屋での活用など、
メイン以外の部分で活躍させていく、というのが
主な使い方になるかと思います。
複数台同時に使えば…と、思う人もいるかもですが、
消費電力が電気ストーブは割と高いので、
電気ストーブで、無理に部屋を暖めようとするのはやめましょう。
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