CEROの「審査予定」のマークはどういう意味？詳しく解説！

ゲームソフトの対象年齢の目安となる
「CERO」…。

AやB、Cなどなど、
ゲームソフトのパッケージやダウンロードページなどに
マークがついているのを、見たことがある人は多いと思います。

が、時々「CERO 審査予定」というマークがついている作品もあります。

これは、いったい何を示しているのかを、
詳しく解説していきます。

発売前のソフトの一部に使われるマーク
まとめ

発売前のソフトの一部に使われるマーク

「CERO 審査予定」は書かれている通り、
これからCEROの審査を受ける予定のゲームソフトで
あることを示しているマークです。

CEROによる審査を受ける時期は、
そのゲームタイトルによって異なっており、
決まった時期に受けるわけではなく、
また、ゲームソフトも場合によっては、半年以上先の発売日の
タイトルを発表したりすることもあります。

そんな場合には”これから審査を受ける予定だけど、
まだ受けていない”状況で発表することになるタイトルもあります。

そのようなタイトルのパッケージや公式サイトなどに使われるのが
この「CERO 審査予定」のマークですね。

審査を終えていないと発表してはいけない、などというルールは
ありませんので、発表時に審査を受けていないタイトルは
このマークが使われることがあります。

発売前でも「審査予定」が使われるとは限らない

CEROの審査を受ける時期はゲームによって異なるため、
発売が大分先のタイトルであっても
必ずしも”CERO 審査予定”になっているとは限らず、
既に審査が終わっているようなケースもあります。

例えば、2023年9月のニンテンドーダイレクトで発表された
「ペーパーマリオRPG」は、2024年発売予定と、
まだかなり先のタイトルでしたが、その時点で
既にCEROの審査を終えており「CERO B」のアイコンがついている状態で
発表されていました。
このように、かなり先のタイトルでも既に審査が終わっている
ケースも存在しています。

ロゴ程度の発表の場合はマークがない場合も

審査を受ける予定であっても
「発売決定！」という情報とロゴだけ発表する程度の
あまりまだ情報のない発表の場合は、
このマークもついていない場合があります。

もう少し具体的に情報が出て来たり、
パッケージの映像が出て来るぐらいまでに
制作が進まないと、CEROの審査を受ける予定のタイトルであっても
”審査予定”マークがついていないケースもあります。

これに関しては、発売が近付いて来れば、やがてマークも
つくようになるでしょう。

必ずしもCEROの審査が必要なわけではない

現在、国内のゲームは
必ずしもCEROの審査が必要なわけではなく、
ダウンロード専用のタイトルでは
IARC汎用レーティングと呼ばれる
CEROとは異なる審査機関による審査を受けたタイトルでも
発売できるようになっています。

そのため、ダウンロード専用タイトルは
CEROの審査を受ける必要はなく
（受けることも可能）、
受けないタイトルの場合は発売前であっても
CERO審査予定のアイコンは使用されません。

IARC汎用レーティングがダウンロード専用ソフトで
使用可能になってからは、CEROの審査を受ける
ダウンロード専用ソフトは大幅に減少しています。

「審査予定」のまま発売されることはあるの？

ゲームソフトが、CERO審査予定のマークがついたまま
発売されることはありません。
CEROの審査を受ける場合は、必ず発売日前に
審査を終えて、AとかBとか、そういう記号が
内容に応じてつく形になります。

CERO審査を受けるゲームの中で”審査予定”のまま世の中に放たれるゲームは
ない、ということですね。

公式サイトなどでは一部表記がそのままの場合も…

多くのメーカーはちゃんと修正しますが、
あまりサイトの管理がなっていないメーカーだったりすると
公式サイト完成時にはCEROの審査がまだ終わっていなかったために
CERO審査予定と記述し、その後、そのまま実際に審査が終わっても
更新するのを忘れて「ずっとCERO審査予定」になっているような
ゲームも、稀に存在します。

もちろん、実際には審査は終わっているので、
発売されるタイトルには、ちゃんとCEROのマークが
ついていますが、公式サイト上では
更新を忘れて（あるいは放置して）そのまま最初の”審査予定”に
なっているような場合も存在します。