異音がするパソコンをそのまま使い続けても大丈夫?その答えは?

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パソコンは、何らかの不具合が生じたり、
不具合でなくても経年劣化や、初期不良など、
色々な原因で”異音”が発生することがあります。

また、不具合などとは関係のない
”故障などに繋がらない異音”など、
異音の種類を数えればキリがないほど、
色々と、異音が発生する可能性があるものです。

が、変な音がパソコン本体からしていると
”このままパソコンを使っていても大丈夫かな?”と、
不安に思うようなこともあるでしょう。

では、実際のところ、
異音のするパソコンをそのまま使い続けても
大丈夫なのかどうか、
この点について解説していきます。

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異音の原因による

異音がする状態で使い続けても大丈夫なのかどうか、
という点に関しては
”異音の原因による”というのが大きなところになります。

例えば、コイル鳴きと呼ばれる現象による音だったり、
スピーカーに不具合が起きていて、そこから異音が
している場合だったり、
あるいは経年劣化でファンの音が少し大きくなった程度、
ディスクドライブの不具合で音がうるさくなった…などなどであれば、
少なくともパソコン自体が壊れたり、発火したりする心配は
ありませんし、
逆に、電源ユニットからの異音や、ハードディスクからの異音、
明らかにおかしな音などの場合に関しては
パソコンの故障が近付いている可能性も十分に考えられ、
危険度は”異音によって”異なる、というのが答えになります。

問題ないタイプの異音であれば、
そのまま使い続けても、何も問題はないですし、
例えばスピーカーやディスクドライブの不具合による異音でも
”その部分さえ使わないのであれば”そのまま
使い続けることは可能で、
それが原因でパソコン自体が壊れる可能性は低いです。

ですので、異音がするパソコンを使っていても大丈夫かどうかは
”異音の発生源・原因による”というのが答えになります。

異音の発生源を特定する

異音がする場合”どこから異音が聞こえるのか”ということを
把握することが大切です。
なかなか、具体的に100%ここだ!と断定するのは
難しいかもしれませんが、
例えばCDやDVDなどを挿入するディスクドライブからの異音であれば
本体が故障するような致命的なことにはつながらず、
あるとしてもディスクドライブが故障(CDやDVDが読めなくなる)する程度です。
最悪の場合でも、外付けのディスクドライブなどを買えば対応可能です。

スピーカーやモニターからの音の場合でも、
これはスピーカーの部分だけに関する場合がほとんどで、
本体が壊れたり、火を噴いたりする可能性は低いです。

一方で、異音がハードディスクからしている場合、
ハードディスクが故障しかけていて、ある日いきなり故障する
可能性もありますし、
電源ユニットからの異音の場合も、やはり同じように
故障して電源が入らなくなったりするリスクが存在します。

ただ、それらの場所でも”コイル鳴き”と呼ばれる現象による音であれば
通常時でもすることがある音であり、
ただちに故障に繋がったりするわけでもないので、
色々と音の種類があり、専門的な知識を持っていたり、詳しい人以外には
”どこから音が出ているのか”以上のことを突き止めるのは
なかなか難しいのが現実です。

ただ、”どこから異音がしているのか”という点は
とても大事な点なので、この点は
注目していく必要があります。

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故障のリスクはどのぐらい?

異音がハードディスクからの異音である場合は
”今すぐにでも”壊れる可能性があります。
もちろん、必ずしもそうなるわけではなく
”案外、そのまま使える”こともありますが
これは運次第のお話になってしまい、
明日壊れるかもしれないし、暫く使えるかもしれない、
そんな状況になります。

少なくとも、故障の確率は平常時よりも高まっている、と考えて下さい。
(場合によってはデータを消失するリスクも高まっています)

一方、電源ユニットなどからの異音の場合も
故障のリスクは高まっていると言えます。
ハードディスクほど緊急ではありませんが、
”パーセント”で言えば、確実に異音がしない場合よりも高まっていて
電源が入らないなどのリスクも考えられますので、
この点は注意しましょう。

ただ、電源ユニットからの異音の場合は、
以前、バイトしていたところで、異音がするパソコンを
何年も使用できていたため、
場合によってはそのまま”使う”ことは出来る場合もあります。

ファンの異音の場合は、すぐにどうこう、ということではありませんが、
ファンの掃除などをせずに放置しておくと
症状が悪化し、音がうるさくなったり、冷却機能が落ちて
パソコンの電源が急に落ちるなどのトラブルに
繋がる可能性は考えられます。
ただ、ファンだけであれば”すぐにどうにかなってしまう”可能性は低いでしょう。

スピーカーやディスクドライブなどの音の場合は
先程も書いた通り、”その部分”に関する故障で済むので、
パソコン自体は普通に使い続けることができる場合が多いです。

火災の危険性はあるの?

異音がした=高い確率で火を噴く…
なんてことは、流石にありません。
そんな危険な物体だったら、今ごろ火災だらけです。

実際には、電源ユニットでもハードディスクの異音でも
”火を噴く”可能性としては
パーセントで表すのであれば、かなり低い数字にはなります。
それこそ1パーセントを切る確率でしょう。
(異音のするパソコンを使っている100人に一人が発火してたら
 パソコンによる火災のニュースが毎日のように流れるレベルに
 火災が起きるでしょうからね)

が、”リスク”は高まるのは事実で、
電源ユニットなどの異音である場合、
その異音の原因によっては、火災などに繋がる可能性も
0.0%ではありません。

ですので、異音がする場合に関しては
”お金とか、何も気にしないで考えれば”
本当は、ただちに対処した方が良いのは事実です。

しかし、明らかにおかしい異音や、変なニオイがしたり、
煙が出ているようなのは論外ですが、
そうではない異音であれば、
そうそうすぐに火を噴くことはありません。

ただ、異音がしていない場合と比較すると
リスクは高まるので、対処できるのであればした方が、
”安全”ということですね。

電源ユニットなど、比較的重大な場所から異音がしている場合は
”リスク”としては上がります。
ただ、イメージとしては、
平常時の発火リスクが0.001%なら、それが0.1パーセントになる…
ぐらいのそんなイメージで、
今すぐ燃える!危ない!、ということではありません。

とは言え、0パーセントでない以上、
運が悪ければ、明日燃える可能性もないわけではない、
というお話です。

過剰に怖がる必要はありませんが、
わずかな数字でもリスクは高まる…
これが、答えになるかと思います。

対処法は?どうすればいいの?

コイル鳴きなどの故障以外の音、スピーカーなど、
危険度の低い場所であれば、そのまま使い続けて問題はありません。

また、電源ユニットの音でも
コイル鳴きであれば、基本的には問題なく、
その他の音の場合も、
”そのまま使う”こと自体は可能で、
実際には意外と長く、何事もなく使うことができる場合もあります。
(もちろん、明日壊れる可能性もあります)
ただ、故障のリスクなどは高まりますので、
対応できるなら、できるだけ早く対応した方が良い、
というのは事実です。

ハードディスクの場合は発火リスクはまずありませんが
純粋に”壊れる”可能性も高いため、
データを失いたくない場合は、直ちに対応した方が良いです。

もしも、対応するのであれば、
購入年数などに応じ、
「買い替え」や「修理の依頼」などを検討するのが良いでしょう。
自分で修理できる知識があるなら、自分で修理してみても良いですが
これは、自己責任になり、メーカー保証なども失われるため、注意してください。

まとめ

異音がする場合の危険性は異音がする場所・原因により異なります。
コイル鳴きや、重大性の低い部分からの異音であれば
音さえ気にならなければそのまま使い続けても問題はありません。

一方、電源ユニットやハードディスクなどの異音である場合、
原因によっては故障リスクなどが高まりますので
できれば早めに修理などをすることをおすすめします。

発火することは”余程のことがなければ”ないですが、
可能性としては0パーセントではないため
(これはどんな家電にも言えることではありますが)
心配であれば、早めに対応しておくにこしたことはありません。

故障のリスクなどがある場所から異音がしていても
使うことはできますが、その場合は自己責任となるために、
各自でしっかりと判断することが重要になります。

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