ブラックアウトとは?予期せぬ大規模停電の原因・対策・対処法は?

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「ブラックアウト」とは
電力供給が何らかの原因により破綻してしまい、
”予期せぬ大規模停電”が起きた状態を示します。

特定の電力会社の管轄内全てが停電したり、
非常に広範囲で発生する停電などのことを示します。

具体的に「何軒以上停電したらブラックアウト」という
基準があるわけではありませんが、
非常に大きな規模の停電、ということになりますね。

では、そんな”ブラックアウト”は
どのような時に起きる可能性があるのでしょうか。

原因・対策・対処法、そして起きるとどうなるのか、などを
解説していきます。

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ブラックアウトの原因とは?

ブラックアウトが発生する原因として
考えられるのは、
自然災害や送電設備の大規模な不具合など、
予期せぬ事態が起きたことが原因で、
電力の需要が供給を上回ってしまう…ということが
基本的な原因となります。

特に、自然災害の場合には、ブラックアウトと呼ばれる現象の
引き金になる場合があり、個人ではどうすることもできないとは言え、
危険な状態です。
(地震による発電所自体へのトラブルや、その後の発電所の運転停止による
需要のひっ迫など、色々と要因になりそうなことが起きてしまいます)

ブラックアウトが起きるとどうなるの?

大規模な停電が発生します。

通常の停電とは異なり、
非常に広範囲の停電となり、
復旧に関しても、通常より長い時間を要することになります。

また、予期せぬ停電となるために、
事前の準備などが出来ていないまま
世の中の電気が一斉に使えなくなることから、
それに伴う事故やトラブルなどの発生も想定されます。

「停電の規模が広く」「停電の時間が長い」
状態になるために、それに伴うトラブルなども
非常に多く発生することになります。

社会的に大混乱が生じる事態と言っても良いでしょう。

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個人で行うことのできる対策はあるの?

個人レベルで「ブラックアウトをどうこうする」と
いうことは、現実的には難しいです。

現実的にできるとすれば「節電」と「備え」ですね。

ブラックアウトは基本的に「電力需要が供給を上回った場合」に
発生してしまいますので、
そうならないよう、”無駄な電気を使わずに節電を心がける”
ということは、一つの大事なポイントになります。
一人ひとりの力は、非常に微弱なものであることは事実ですが
それが積み重なれば、大きな力となります。

ただし、上でも書いたように「自然災害」など、
個人ではどうすることもできない原因で
ブラックアウトを引き起こすこともあり、
そればっかりは、個人ではどうすることもできません。
地震の発生を阻止する…!なんてことはできませんからね…。

他に「停電に備えたグッズ」を用意しておくことを
強くおすすめします。
これは、ブラックアウトがどうこうではなく、
停電は”ブラックアウト”と呼ばれる状態以外にも
発生する可能性は十分にあります。

そのため、しっかりと日頃から「停電に備えたグッズ」を
用意し、備えておくことが大事になります。
懐中電灯や各種ライトなど、明かりとなるものはもちろん、
モバイルバッテリーやポータブル電源(あれば)や、
季節に応じて防寒グッズや暑さ対策のグッズなども
それぞれ用意しておきましょう。

社会的な対策は?

「電力需要がひっ迫」した際に、そのまま放置しておくと、
最終的に、需要が供給を大幅に上回る結果となり、
ブラックアウト=大規模停電が発生する結果となります。

が、当然電力会社もそれを阻止するために
色々な手段で発電量をギリギリまで引き上げる対応を
行うほか、最悪の場合
「電力需要逼迫警報(参考⇒逼迫警報について)」などを発令し、節電を呼び掛けるほか、
それでもダメな場合は
「計画停電」や「一時的に一部地域の電力を遮断」することにより、
ブラックアウトの発生を防ぐ対応も行われるため、
基本的には「自然災害」など、予期せぬものが発生して
一気にブラックアウトが起きでもしない限りは、
通常、ブラックアウトは発生しません。
(※ただし、計画停電などは停電は発生します。
ブラックアウトを防ぐため、小規模な停電で留めるように、
一部地域を停電させる、という最終手段になります)
(参考⇒計画停電について

ブラックアウトが起きてしまった場合の対処法

万が一、ブラックアウトが起きてしまった場合は
どうすれば良いのか。

この点に関しては「起きてしまったことはどうすることもできない」
ので、電気が復旧するまで、何とか生活していくしかありません。
最新情報をしっかりと確認しながら、
特に夜間などは身の安全(足元など)に注意しながら
生活していくように、うまく対応を行ってください。

また、こういった時のためにも
先ほど書いたような「停電に備えたグッズ」の準備は
非常に大切になります。

「実際にブラックアウトが起きてから」
対策するのではもはや手遅れになりますから、
そのようなことになってしまわないように、
日頃からしっかりと準備をしておくことが
大切になります。

まとめ

ブラックアウトが実際に発生する可能性としては
低いですが、自然災害などが発生した場合には
発生する可能性は十分にあり、
実際に過去で北海道では、ブラックアウトと呼ばれる現象が
発生したことがあります。

通常の電力逼迫では、電力会社のシステムで
大規模停電を避けるために部分的に停電させる措置が取られて
ブラックアウトは回避するようにはなっていますが、
それでも、地震などが発生した際など、
予期せぬ事態が起きればブラックアウトの可能性は「0」ではありません。

日頃から停電に備えた防災グッズは用意しておくことを
おすすめします。

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