バイトを叱る・注意する際のポイント。やり方を間違えると逆効果。

この記事は約6分で読めます。

アルバイトスタッフを叱ったり、注意したりする際には
色々な注意点があります。

勿論、アルバイトが悪いことをした際には
指摘することは大切ですし、
ミスに関しても注意したりすることは必要になりますが、
このやり方を間違えてしまうと、
アルバイトスタッフの委縮を招いたり、不満が蓄積されてしまったり、
最悪の場合は恨まれたり、バックレを引き起こしたりする可能性も
十分にあります。

そのため、アルバイトを指導する立場にいる
店長や社員の皆さんは、
しっかりと注意をしなくてはいけません。

では、アルバイトスタッフを叱ったり、注意したりする際には
どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
この点を詳しく解説していきます。

スポンサーリンク

注意や指摘をする際の鉄則

まず、注意や指摘をする際の鉄則として、
絶対にしてはいけないことは
「暴力」や「暴言」…この2つです。

他にも細かい部分はありますが
まず、この2点に関しては”絶対にやってはいけないことの鉄則”として
覚えておいてください。

バイトを蹴ったり、そういったことは当然論外ですし、
アルバイトスタッフが怖がってしまうような”暴言”も
絶対に吐いてはいけません。

この部分は非常に重要なポイントとなりますので、
まずは覚えておくようにして下さい。

それを理解した上で、下記のような点も
しっかりと対応していきましょう。

ただの悪口になってはいけない

暴言とまでは行かなくても
アルバイトスタッフに注意や指摘をする際には、
”悪口”になってしまわないように注意が必要です。

ただの悪口のような言い方になってしまうと
本当にバイトに伝えたいことが伝わりにくくなりますし、
相手も素直に叱られたことを受け入れられなかったり、
店長や社員に対して苦手意識を抱いてしまったりと、
マイナスの効果の方が出てしまう可能性も高いです。

言った側は何とも思っていなくても
言われた側(アルバイト)からしてみれば
イヤな気持になって、それが長々と後にも響く可能性もあります。

バイトのメンタル的にも良いことではありませんので、
叱る・注意する際には自分の言い方が
ただの”悪口”になっていないかどうか、
この点を確認しながら注意するようにしてください。

スポンサーリンク

何がいけないのか、どう改善すればいいのかを伝える

バイトを叱る際、指摘する際には
ただ単に”それはダメだよ”では、そう言っている店長・社員の方が
ダメです。

何がいけないのか、そしてそれをどう改善すればいいのか、
叱る際にはこの2点をちゃんとバイトに伝えなくてはいけません。

”ダメだよ”だけでは
何がダメなのか、そしてどう改善すれば良いのかが
ハッキリと伝わらない可能性もあり、
結局のところ、”意味のない叱り方”となってしまい、
アルバイトスタッフの側も
何がダメだったのかを理解できないまま、
また同じミスを繰り返す可能性があります。

そのようなことにならないためにも
アルバイトスタッフを叱ったり、注意する場合に関しては
”何がいけないのか”そして、”どう改善していけば良いのか”
この2点を注意する側もちゃんと頭の中で組み立てて
説明していく必要があります。

何のためにバイトを叱ったり、注意するのか。
それは、やってはいけないことをやらないようにさせるため、
そしてミスの場合は同じミスを繰り返さないようにするため、です。
決して自分自身のストレス発散のためとか、
そういうことではありませんから、
バイトを叱る・注意する本来の目的をしっかりと果たすためにも
”何がいけないのか” ”どう改善すれば良いのか”を
ちゃんと伝えることが重要になります。

威圧するような叱り方をしない

これもやってはいけないことの一つで、
例えば壁を蹴るような仕草をしてみせたりだとか
机をトントン叩きながら注意したりだとか、
ペンをバイトのいない方向であっても、投げたりだとか
そういった”相手を威圧するような行動”を
叱る最中にしてはいけません。

威圧するような行為を
交えながら叱ってしまうと、相手は反省よりも先に
”恐怖”が来てしまって
店長・社員が本当に伝えたいこともなかなか伝わらなくなってしまいますし、
アルバイトスタッフも、委縮してしまいます。

叱る・注意する際に相手を威圧しても
何のメリットもありませんので、
そのような行為は意図的であっても無意識であっても
絶対にしないように、注意して下さい。

いつまでもネチネチと言わない

叱ったあと・注意したあとは、
いつまでもそれをネチネチ言わないように
注意が必要です。

一度叱ったあとに、また同じことをした!という場合は
ともかく、そうでない場合は
何度も何度も同じことでネチネチとしつこく言わないようにし、
叱る時・注意するときにしっかりと伝えたいことは伝えて
後はいつも通りにする、ということが重要です。

いつまでも粘着質なことをしていると
バイトのモチベーション低下にもつながりますので
そういうことは避けるようにしましょう。

スポンサーリンク

その後は「普通」にすること

注意し終わったあとや、叱り終わったあとは、
”普通”の振る舞いを心がけて下さい。

露骨に不機嫌そうな態度を取ったり、
”イライラしてますよ”みたいな態度を
取ったりしないようにして、
”注意した後は気持ちを切り替える”ことは
注意する側・叱る側にとっても、非常に大事なことです。

いつまでも注意した時の空気や、
叱った時の空気をそのまま引きずるようなことなく、
すぐに自分自身も気持ちを切り替えていく、
ということをしっかりと覚えておいてください。

特に、叱られた側は気まずい状態になっていますから
そんな中で叱った側が露骨にイライラしたような態度を
見せていると、さらに気まずい雰囲気になってしまいます。

そのような空間を作り出してはならないので、
ちゃんと叱った後は「いつも通り」の振る舞いに
なるように心がけて下さい。

フォローを入れることも大事

人間、”叱られてばかり”だと、心が折れてしまうものですし、
モチベーションも低下し、人によっては委縮してしまいます。

そのような状態になってしまうと、ますますそのアルバイトスタッフさんは
”戦力にならない状態”になってしまいますので、
そうならないように”フォロー”も忘れないようにする、ということも
大事な部分です。

例えば、叱る際にも”ここは良いところだけど~”だとか
”ここまでは良かったけど”とか、
”いつも頑張ってくれてるけど、これはダメ”とか、
”悪いことだけを指摘するのではなく”、
”良いところをさりげなく褒めつつ”、叱る、という感じですね。

また、叱る時はそういうことができなくても
普段の日常の中で”叱るばかりではなく褒める”ということも
意識していくと、アルバイトスタッフの精神面もダメージを
受けにくくなると思いますし、
バイト先に対する不満やストレスも和らげることができるかと思います。

”飴と鞭”をしっかりと使い分けるということも、
大事なところなので、
しっかりとこの点は、店長・社員としては意識をしておくようにしましょう。

くれぐれも”鞭と鞭”になってしまわないように、
注意しなければいけない、ということですね。

まとめ

アルバイトスタッフを叱る・注意する際には
上記のようなポイントはしっかりと理解した上で
叱るようにしてください。

これが出来ないと、バイトが委縮してしまったり
バイト先に不満を抱いたり、
バックレや不正などに繋がる可能性もあります。

伝えるべきことはしっかりと伝え、
かつ、委縮させたり、怖がらせたりしないよう
配慮していくことが重要になるのです。

バイトのため、ももちろんそうですが、
バイトのモチベーションを引き上げるのも店長・社員の仕事ですから
自分のためでもあるのです。

タイトルとURLをコピーしました