展開次第ではSwitch2がSwitchの足を引っ張る可能性も?注意点は?

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ニンテンドースイッチからニンテンドースイッチ2への移行。

これまでの任天堂ハードの中でも、
この移行は”最も難しい環境”となっていて、
最悪の場合は移行に失敗し、
せっかく勢いのあったSwitch1の足を引っ張って、
Switch2ごと沈没してしまう可能性も0ではありません。

実際に、過去には大ヒットしたWiiの後継機のWiiUが、
任天堂の据置ハードの中では最も苦戦するという結果に終わり、
”大ヒットしたハードを継承したハード”も必ず成功するとは
限らないのが怖いところです。

では、Switch2がSwitch1の足を引っ張らないようにするためには
どうすれば良いのか、この点を見て行きましょう。

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移行を成功させなければ、確実に足を引っ張る

まず、ニンテンドースイッチ2は
任天堂の歴代ハードの中でも最大クラスの”大ヒット”を記録した
ニンテンドースイッチの後継機として登場し、
しかもそのSwitchは今でも勢いを維持していて、
リマスター版でも新作を出せば10万本を超えたりするぐらいに、
任天堂ソフトも売れ続けているボーナスステージとも言えるような
状況になっています。

このSwitch1の勢いを上手く維持して、
移行に成功すれば、当然Switch2を出すメリットはあるでしょう。

しかし、逆に移行に失敗してしまった場合は
Switch2こそが、Switch1の最大の足かせとなり、
Switch1の足を大きく引っ張る可能性もあるのです。

そういった意味ではSwitch2の展開は
非常に難しく、重大な責任も生じるものになるのです。

これまでとは展開方法も変えていく必要があるでしょう。

実は既にSwitch1の足は引っ張っている

厳密に言えば、”Switch2”は、発売前の現時点で
”Switch1”の足を引っ張っている状態にはあります。

どういうことかと言うと、
2024年5月に
”Switch2を発売します”と発表した時点で、
若干Switch1の売上ペースは鈍り、
(ただ、この時点ではまだそこまで大きな影響は出ていませんでした)、
2025年1月に発売時期を2025年と発表したあとには
さらに売上ペースが鈍りました。

これは”どのゲーム機でもそう”ですが、
Switch1の場合、未だにPS5を毎週上回る売上を記録しており、
過去の任天堂ハードの全盛期と同等か、
苦戦した任天堂ハードと比較すると、全盛期よりも未だに高い売上を
記録している状態で、
”Switch2さえ発表しなければ”今ももう少し売れている状況であったため
厳密に言えば、Switch2の存在がSwitch1のなかなか落ちない勢いを
落としてしまったことは事実です。

また、Switch2のためにある程度新作ソフトの開発リソースを
割いていると考えられ、この点もSwitch1の足を引っ張っているのは事実です。
実際、2024年には前年のようなゼルダやマリオ、ピクミンのような
大型タイトルはあまり発売されず、
その結果Switchソフトの売上も落ちましたが
仮にSwitch2がなければこのタイミングでも大型のタイトルが
出ていた可能性は高く、そうすればSwitch1はまだ十分勢いがあったため
2024年も、”前年から売上を落とす”ということに
ならなかった可能性は十分にあります。

こういった、”Switch2の存在”がSwitch1の足を既に
引っ張っている点は事実なのです。

ただ、だからと言って、Switch1の衰退まで待つと
それはそれで手遅れになることもありますし、
Switch2に限らず”次に発売されるハード”の存在は、
前の世代のゲーム機にとっては足を引っ張る存在になるのは
ゲーム業界では”普通のこと”なので
(例えばPS4も、PS5が発売されていなければ、
2021年、2022年と、売上は今よりも高いはずですからね)
今の時点でSwitch2が悪者、ということではありません。

Switch2が悪者になってしまうか、それともしっかりと後継機の
役割を果たすことができるかどうかは、
Switch2の発売後にかかっているのです。

成功すれば、Switch1を受け継ぐ大人気ハードになれるでしょうし、
失敗すれば、好調だったSwitch1の足も引っ張り、自分はその代わりにも
なれなかった悪いハードになってしまう…ということなので、
Switch2の成否が、この先の歴史でSwitch2がどのように
語られる存在になるのかを決めていくことになります。

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「出さない方が良かった」にならないように注意は必要

ニンテンドースイッチ2を発売すれば、
当然、現行のSwitchの勢いは落ちます。

しかし、現行のSwitchは2025年時点でも勢いがあり、
先程も書いた通り、仮にSwitch2の話題が出ていなければ
まだ今以上の勢いがあったでしょう。

ただ、Switch2を出すからには、Switch2の展開も
しっかりしていかなくてはならず、
”Switch2を出したことによって、Switch1も売れなくなって
でもSwitch2も売れなかった…”みたいな
本末転倒な結果にならないように注意は必要です。

これになってしまうと、
Switch2がSwitch1の足を引っ張り、
共倒れという結果になってしまいますので、
これは防がなければいけない部分になります。

注意するべき点は?

Switch2がSwitch1の足を引っ張った!というような
展開になってしまわないためには、
「Switch2の本体価格をとにかく抑えること」、
そして「転売対策」の2つが特に重要で、
さらにそれに付け加えて、
「Switch2ならではの魅力や専用ソフトを充実させる」上で
「ライト層離れを起こさないようにSwitch1の展開も
 数年程度は続ける」ということが重要になります。

任天堂ハードは高額ではユーザー層から苦戦するのが目に見えており
価格を抑えることがまず、最大のポイントです。
その上で「転売対策」ですね。
この2つは最低限で、どちらか2つの一つでも崩れればSwitch2は
厳しい道のりを辿ることになるでしょう。

一方、任天堂ハードは発売直後の任天堂タイトルのラインナップが
成否に繋がっているケースが多いため、
そこは踏まえた上で縦マルチでも良いので、ソフトを大量に用意すること、
そして今回はSwitch1が非常に好調+2が高額になる(ならないならこの点は気にしなくて大丈夫ですが)
傾向から、”Switch1からSwitch2の切り替えを急ぎ過ぎない”ことです。

Switch2が高い、でも新作はSwitch2だけですよ、をいきなりやってしまうと
ライト層はゲームから離れてしまい、
将来の任天堂の売上にも影響する恐れがあります。

そのため、この点は(価格が4万後半以上の場合を目安に)
Switch2への移行を焦って促すのではなく、
ある程度緩やかに移行させていくことが重要に
なるのではないかと思います。

できればハードは(お金がかかるから)買いたくないという人も
それなりに多いですし、高額ハードになった場合は尚更ですから
この点は注意しつつ、展開の必要があるのです。

まとめ

Switch2はSwitch1があまりにも売れたこと、
そして、物価上昇や転売情勢の悪化など、
非常に難しいタイミングで発売されるハードです。

場合によっては”一気に転落”するリスクもあるために
身長に状況を見極め、Switch1と上手く平行しつつ
展開していく必要があるかと思います。

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