プレイステーション5 PROは、
2024年11月に発売された
プレイステーション5の上位モデルにあたる本体です。
発売初週でこそ「78086台」の売上(ファミ通調べ)を
記録したものの、
その後はあっという間に数字が落ちていき、
数千台(週)の売上に留まるなど、厳しい状況が
続いています。
では、どうしてプレイステーション5 PROの売上は
すぐに落ちてしまったのでしょうか。
この後、巻き返していくにはどのような方法が
あるのでしょうか。
この点について見ていきたいと思います。
発売から早い段階で売上は下降傾向に
まずは、プレイステーション5 PROの発売1ヵ月ちょっとの
売上を見ていきましょう。
(※売上数値は全てファミ通調べのものです)
初週 78086台
2週目 13878台
3週目 10128台
4週目 6824台
5週目 3915台
6週目 5504台
このように、数字をどんどん落としている状態で、
もちろん、どのゲーム機の新型モデルでも
発売直後から数字を落としていくのは普通のことですが
それにしても、極端に、急激に数字が落ちてしまっているのも確かで、
しかも、12月に突入して
他のモデルや他のハードは売上が全体的に伸びている中でも
プレイステーション5 PROは売上が伸びる兆候すらないまま、
売上を落とし続けている状況で、
なかなか厳しい状況です。
6週目は若干上がりましたが、落ちるところまで落ちて、
あとは微増・微減を繰り返す形になるかと思います。
また、クリスマス目前でこの数字だと、非常に
家庭用ゲーム機としては厳しいところであるのも事実です。
では、どうしてそのような状況になってしまったのでしょうか。
発売後、緩やかに落ちていくのは普通のこと
まず、発売直後の売上をずっと維持することは、
これは不可能なことで、
数字が落ちていくことは当然のことです。
その後は、大作ソフトの発売だったり、
年末商戦などの時期だったり、
あるいはキャンペーンや値下げなど、
そういった何か出来事があれば伸びることもありますが
基本的には発売後、緩やかに数字が落ちていき、
ある程度のところで数字の下降が止まり、あとは
大体同じようなペースで売れていく、というのが基本です。
ただ、プレイステーション5 PROの場合は
他のハードと比べても下落の度合いが大きく、
発売から1ヵ月、しかも年末商戦期で、
既に6000⇒3000、と、かなりきつい数字が
出て来てしまっています。
そのため”落ちていくことは普通のこと”ではありますが
PROの場合はその度合いが大きすぎる、ということですね。
その理由を解説していきます。
コア向けであるほど、需要は発売直後に集中する
ゲーム関連の商品は、
ゲーム機だけに言える話ではありませんが、
”コア向けの商品であるほど”発売日直後に
売上が集中しやすく、その後売上は持続しないため
下落することが多いです。
例えば、任天堂系のファミリー層向けのタイトルは
発売から数年が経過しても毎週それなりの売上を
記録しているようなものもある一方で、
プレイステーションに発売されるコア層向けのゲームだったりする場合は、
発売日にはかなりの売上を記録したものの、
その後持続せずに、売上が大きく落ちる、というようなことも
実際にあります。
RPGゲームで言うと、ドラクエ・ポケモンあたりは
売上が持続しやすい(もちろん、初週が一番売れますが、そのあとも
ある程度のペースを維持する)ものですが、
逆に今はどちらかと言えばコア寄りなファイナルファンタジーは
初週に売上が集中しやすいです。
こういった現象はソフト・ハード共に存在していて、
コアな層の方が”1日でも早く遊びたい”という考えが強く
その結果、発売日に集中するものと考えられます。
一方、普段あまりゲームをやらない層などの場合だと
発売日にはあまり執着しなかったり、
”今度買おう”となったり、子供のいるご家庭でプレゼントにする場合などなど
”需要が分散しやすい”ということになります。
プレイステーション5 PROの場合はゲーム機の中でも
”超”がつくほどのコア向けの商品になりますので、
発売日に需要が集中し、それ以降の需要は少なかったものと考えられ、
それが、発売翌週以降の大幅な数字の下落に
繋がっている…ということになります。
価格が高額すぎる
プレイステーション5 PROの価格は約12万と、
家庭用ゲーム機の中では群を抜いて高額です。
これまでの歴史の中でも
ここまで高額な家庭用ゲーム機はごくわずかしか
存在しておらず、
しかも、同価格帯のゲーム機はいずれも国内では
あまり普及していないものがほとんどです。

この価格が”PS5 PROの売上がすぐに落ちてしまった最大の原因”とも
言えるもので、この価格帯である以上、
これ以上伸びる可能性はかなり低いです。
と、言うのも、”12万でも買おう”とする人は
ハッキリと言えばゲームを遊ぶユーザー全体の中でも
ごくわずかで、そのわずかな人たちは
やはり、コアなゲームファンが多いでしょうから、
発売日に欲しいと考える人が多かったでしょうし、
実際に発売日に購入している人は非常に多かったと考えられます。
が、熱狂的なファンが購入し終えたあとが問題で、
12万となると勢いで買う人はほとんどいなくなるでしょうし、
最初に飛びつかなかった人は、後からなかなかその価格帯だと
手を出すこともないでしょう。
この価格帯の”家庭用ゲーム機を売る”ということは非常に難しいことで、
そもそも、恐らくメーカーもそれは理解しているはずですから、
PROの普及台数を伸ばす、ということはこの先も
あまり考えていないものであると考えられます。
魅力が一般層に伝わりにくい
「PS5」と「PS5 PRO」何が違うのか。
これが一般層に非常に伝わりにくいのも数字が伸びない理由で、
”分かる人には分かる”と、そういう状態になってしまっています。
比較画像や動画などを見ても、
正直なところ”よほどマニアな人じゃないと気にしないような差”ばかりで
一般層にこれでアピールすることはなかなか難しいのも事実です。
そうなってくるとやはり購入する層は限られてしまい、
購入する層が限られる=持続して売れない、ということになってしまうため
この点も厳しい部分の一つであると言えます。
今後、PROが伸びるためには…?
今後、プレイステーション5 PROが売上を伸ばすためには
どうすれば良いのか。
これは、残念ながら現状では”厳しい”状態で、
PROはこのまま細々とやっていく…ということが
現実的な部分であるかと思います。
と、言うのもPROの普及の伸び悩みの原因は
やはり”高すぎる価格設定”ですが、
仮に2万円下げても、まだ10万円で、
10万円でも”高すぎ”の状態で
あまり効果は出ないかと思います。
極端な話、PROの売上数字を伸ばすのであれば、
4万、5万程度の大規模な値下げをしなくてはならず、
それは現実的ではありません。
かと言って、”他に何か方法があるか?”と言われると
なかなか方法はなく、
どんなにアピールしてもこの価格では大きく数字が
伸びることもないでしょうし、
この先、ビッグタイトルを投入しても、
PROの売上はそれほど大きくは伸びないでしょう。
現実的に考えると、
PROの売上を伸ばすのは”厳しい”と
考えられます。
まとめ
プレイステーション5 PROの売上が
発売直後から急激に下降してしまったのは
”元々コア層向けの商品であるため”と、
”価格が非常に高額であるため、最初に飛びついたユーザー以外を
引き付けるのは難しい”というのが、大きな要因になります。
今から巻き返すにも、なかなか厳しい条件が揃ってしまっており、
難しいと考えられます。
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