奏者の往復ビンタ問題を考える!理由関係なく暴力はアウト!

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店員Kです!

朝のニュースを見ていて、
(個人名は伏せますが)とあるトランペット奏者が
男子中学生を往復ビンタしたという問題を見ました…

と、いうことで
それについて考えていきたいと思います。

もちろん色々と事情はあるのだと思います。
ですが、大事なことを見落としていると思いますよ。

今回はこの問題について書いていきます。

が、あくまで私個人の考えなので
皆様とは考えが異なる可能性があります。
その点は、あらかじめご了承くださいね!

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今回の問題…

世界的なトランペット奏者である方が、男子中学生に往復ビンタを
喰らわせた。そういう内容になっています。

世田谷区内の中学生による「ドリームジャズバンド」という
グループが、このトランペット奏者の直接の指導を受けて
成果を発表する、というものでした。

しかし、演奏中の後半に
曲の後半でドラムのソロを叩き続ける男子中学生に対して近寄り、
演奏用のスティックを奪い取る、という事態が起きました。
これは、ドラムを既に叩いてはいけない場面であり、
こういう演奏ではやってはいけない行為とのことです。

なので、歩み寄っていき、スティックを奪い取る、までは
指導として正しい事だとは思います

ですが問題はこのあと。
男子中学生は、それでも素手でドラムを叩き続けたようです。

それを見たトランペット奏者の方は
「馬鹿野郎!」と叫び、大勢の観客の前で往復ビンタをしたのだというのです

はい、アウトですね。

時代が違う

まず、昔であればこういう指導は許されていました。
しかし、今は時代が違います。
この方にもそれは十分分かっていたことだと思います。

「昔は良かったから」
「昔なら騒がれなかった」

こういう風に言う人も居ます。
ですが、いつまでも過去の話をしていてはお話になりません。

この演奏会はいつの出来事ですか?
昔なのですか?
違います、今の出来事です。

ですから、今の時代に生きている以上、暴力は許されません。
もう、今はそういう時代なのですから。

それを
「昔は良かったから~」なんて言っている人は
ただの駄々っ子と同じだと私は思います。

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男子中学生にも問題が…

男子中学生にも問題があり、男子中学生も反省している。
これは良い事だと思います。
中学生ぐらいのうちは、謝ちを繰り返して成長していくものですからね。

確かに自分ひとりがドラムを叩きつづけたのは問題でしょうし、
スティックを取り上げられたのにも関わらず、
素手で叩きつづけた、というのは反抗的態度を示すものでもあり、
腹が立つ気持ちも分からないでもありません。
ですが…

理由は関係ない。暴力はアウト

この方は「言葉」で諭すべきでした。
仮にも世界的なトランペット奏者と言われているこの方。
なのに、なぜ暴力などという愚かな行為に走ったのでしょう?

どんなに実績があっても、
どんなに慕われていても、暴力をしてしまってはアウト。

例え、相手に非があったとしてもです。

99パーセント相手が悪くても、
この方は中学生を往復ビンタしました。
この時点で100パーセント、暴力側が悪になるのです。

私は接客業をやっていましたが、
どんなに悪いお客様が来ても、暴力は振るいません。
暴力はアウトだからです。

一部ではこの男子中学生の態度に問題あり、という
意見も出ています。
もちろん、態度に問題はあるのでしょう。

ですが、暴力をふるった時点でこのトランペット奏者の方が
よほど問題があります。

男子中学生の態度に問題があったから殴った。
それが許されるのであれば
お客様に問題があれば店員がお客様を殴っても許される。
カップル間で相手に問題があれば相手を殴っても許される。
そういうことになるのです。

ですから、殴られた本人が感謝していても、
トランペット奏者の方は「悪い」のです。
どんなに実績があっても、どんなに優れた方だったとしても
「悪いものは悪い」です。

〇〇さんだから暴力を振るっても許される、
有名人だから、功績のある人だからー。
そんなのは間違いです。

誰であろうと悪いものは悪い。

怒ることは誰でもできる

この方は男子中学生の反抗的な態度が我慢ならなかったのでしょう。
大勢の前での晴れ舞台、多くの中学生で作り上げた舞台。
それを台無しにしたのですから、怒る気持ちは分かります。

ですが、何故暴力を?

このトランペット演奏者の方も、それなりの年齢を重ねているのですから、
理性で怒りは抑えなくてはなりません。

ただ怒りにまかせてビンタするだけなら
ゴリラでもチンパンジーにでも出来るでしょう。
しかし、私たちは人間なのですから、
理性で怒りを抑えなくてはいけません。

接客業をしているとよく分かるのですが
もうとんでもないレベルに失礼な人や
舐めた態度をとる人も居ます。
この方はそういう人たちのこともビンタするのでしょうか?

少なくとも一般社会で手を出していては
すぐに職を失うでしょう。

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観客のことを考えていない

私はお店の営業時に「お客様」の事を考えるようにしています。
例えば、アルバイトスタッフさんをしかる時。
絶対にお客さんから見えるところでは怒らない。

それは何故か?
お客様にとっては”指導”なんて関係のないことです。
ですから、店長が店員を怒っている場面なんて見たくないですよね?
少なくとも、嫌な気分になる人は必ずいると思います。

演奏会においてもそれは同じこと。
数百人の観客が居た席です。

観客のことをこのトランペット奏者の方が考えていれば
往復ビンタなんてことはしなかったでしょう。

暴力を見て、嫌な気持ちになる人も絶対に居たはずですよ?
内輪の指導を公の場で見せつける。

接客業の立場の人間である私からすると、
この方はザンネンながら「お客様の前で演奏している」という
自覚が薄い気がします。

お客さんの前で暴力を見せた、ということに関してだけ言えば、
厳しいうようですが、
私はエンターテイメントに生きる人間として「失格」だと思います。

どうすればよかったの?

私は、スティックを取り上げたところまでは正しいと思います。
ですが、そのあとがいけなかった。
男子中学生が暴走していたのであれば、
それを「言葉」で諭すのが指導者の役割です。

それをビンタしてしまった。
ここが問題でした。

本来であれば「口」で諭す。
それが今の世の中の正しい道のはずです。

「言ってもきかないヤツがいる!」
それは分かります。
私も言ってもきかない人に困ったことはあります。

しかし、それでも口で言わなければならないのです。

それが出来ないのであれば
私は指導する立場に立ってはいけないと思いますし、
人前に姿を現す仕事は申し訳ないですが向いていないと思います

今後は…

私は、このイベント自体を中止する必要があるとは思いません。
楽しみにしている中学生の皆さんもいらっしゃいますし、
ちゃんと反省した上で継続することは良い事だと思いますし、
このトランペット奏者の方がどうこう、ということも必要は無いと思います。

ただ、男子中学生の側は謝っているので、
演奏者本人様も「暴力」に関しては謝罪をする必要があるでしょう。
もちろん、もう当人たちの間で済んでいるかもしれませんが、
もしもこの本人が謝っていないのだとしたら
人間としてのマナーがなっていない、そう思います。

謝ったうえでお互い気持ちよく、というのであれば
世界的な方のようですし、今後のご活躍も楽しみだと思いますが、
謝ってないのであれば、もう表舞台には立たない方が良いと思います。

まとめ

あくまで個人の意見であり感想です。
怒るのは分かりますが暴力に関しては100パーセント黒です。

特に、大勢のお客さんがいる前で
そのお客さんたちに不快な思いをさせる行為をした!
という点に関しては大きく反省すべきだと私は思います。

よく、会社でも偉くなると、ある意味調子に乗ってしまい、
常識を失っていく人が居ますが、
この方がそうでないと私は信じたいですね…。

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