落馬するとどうなる?人間と馬はそれぞれどうなるの?落馬の原因は?

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「落馬」とは、
馬に乗っている人間が馬から落ちることです

原因は様々ですが、
場合によっては乗っていた人間にも馬にも
危険が生じるものになりますね。

では、そんな落馬はどうして起こってしまうのか、
落馬が起きた場合、人間と馬は、それぞれどうなってしまうのか、
詳しく解説していきます。

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落馬は危険なの?

当然、危険です。
特に、上に乗っていた人間は、
馬から落ちるわけですから、想像しただけでも
「危険」であることは分かるのではないでしょうか。

一方で、馬にとっては、基本的には、上に乗っていた
人間が落ちようとも、それほど(馬にとっての)危険は
ありませんが、落馬が発生した原因によっては
馬自体も生命の危機に晒される可能性はあります。

落馬が発生する原因とは?

落馬が発生してしまう原因は様々ですが、
主に下記のような理由が挙げられます。

・ちゃんと乗っていなかった
当然、人間がちゃんと乗っていなければ落馬しますし、
意図的にふざけたりしていれば落馬します。

・馬の異常
馬が故障を起こしたり、何かに躓いたりすれば、
馬が転倒するなどして、上に乗っていた人間も
馬から落馬することになります。
このケースは人間・馬、両方にとって危険なケースです。

・馬が暴れたことによるもの
馬は生き物です。人間がある程度コントロールできるように
しつけてあっても、突然暴れたりする可能性もあり、
それにより落馬する可能性があります。

・障害物によるもの
他の馬と接触したり、他の馬が、進路を妨害してきたり、
先に前を走っていた馬が落馬して、それに接触して
玉突き状態になってしまったり、
障害物アリの競争などが行われている際には障害物によって
落馬が生じる場合もあります。

・馬具の異常によるもの
馬に乗るために装着している馬具などが破損した場合などに
落馬が起きることがあります。

落馬の主な原因としてはこんなところでしょうか。
いずれにせよ、馬は乗り物ではなく、本来、生き物ですので、
バイクや自転車などとは違って、予期せぬことが
起こりやすいのも事実です。

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人間はどうなるの?

落馬してしまった人間はどうなるのか。

これは、
最悪のケースを言うのであれば「命を落とす」危険性もありますし、
実際に歴史上でも、近年の競技などでも落馬により
命を落としている人は存在しています。

一方で、最良のケースとしては「無傷」で、
そのまますぐに立ち上がり、移動することが出来る場合も
存在しています。

落馬した時の状況や、その後の状態などによっても
大きく左右されるものにはなりますが、
落馬すれば大きな危険を伴うのは事実です。

上記以外にも、当然大けがをして入院するような
事になってしまう場合もありますし、
入院後も完治する場合もあれば、
後遺症などが残ってしまう可能性もあります。
後遺症などにより、馬に乗ることが出来なくなり、
騎手を引退することになるような人も
実際にいます。

もちろん、軽いけがで済むような人もいて、
入院しなくても大丈夫なレベルの人もいますが
こればっかりは、その時の状況次第です。

例えば、馬が急に故障して、
転倒、乗っていた人間も吹き飛ばされたり
踏みつぶされたりしてしまうようなケースは
非常に危険ですし、
例えば、落馬直後に後ろから別の馬がやってきて
その馬に踏まれるようなことがあれば
馬の体重を考えれば、人間が無傷で済むはずがないことは
分かると思います。

落馬した際に人間がどうなるかは、
落馬が発生した原因、周囲の状況などに掛かっており、
軽いけが(あるいは無傷)で済むこともあれば
重症、最悪の場合は命を落とすことになることも
あるので、一概に言うことはできません。

馬はどうなるの?

馬自体は、人間が上から落ちても、
落馬が発生した原因が「馬の故障」などの
「馬自体のトラブル」で無ければ、
特に馬の健康上は、問題はありません。

制御の問題(騎手を失うことにより、人間の予期せぬ行動をとる)や
その後に走り回って、壁に激突してしまう…のようなリスクは
ありますが、少なくとも「人間が落ちた」ことによって
馬がどうにかなってしまうことはありません。

ただし、落馬が発生した理由が、馬自体の故障であった場合、
場合によってはその後すぐに命を落としてしまったり、
歩くことができなくなってしまって…ということもあります。

馬側のほうは”何が原因で落馬が起きたか”によって、
その運命が変わってきます。

馬には何も起きておらず”ただ人間が落ちただけ”なのであれば
馬の健康自体には、問題ありません。

落馬を防ぐことはできるの?

競走中の接触によるものなどは、
ある程度人間が注意することで、
可能性を下げることができます。

が、他の馬から接触されることもありますし、
馬自体が故障してしまうことは、
人間にはどうすることもできません。

ある程度予防は出来ても、
人間だって、突然倒れることはあるわけですから、
それは、どうにもならない部分です。

よって、”落馬を100パーセント防ぐ”ということは
難しい、というのが現実ですね。

まとめ

落馬事故は、度々起きており、
歴史上でも落馬で犠牲になったとされる人も
存在しており、
落馬は決して安全なものではない、
ということが分かります。

機械ではなく、生き物が絡んでいることですから
100パーセント落馬を防ぐことは難しいですし、
不可能だと思いますが、
もしも馬に乗る機会があれば、出来る限り
そのようなことにならないよう、
しっかりと周囲の(乗馬体験ならば説明など)を
聞いてルールを守ることも、大切です。

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