子供がゲームばっかりやっている場合の対処法は?どうするべき?

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子供がゲームばかりやっていて困ってしまう…!
と、思っている保護者の方もいると思います。

では、どういった場合、
どのように対応をしていけば良いのでしょうか。

単純に締め付けたり、
ゲーム機を破壊したり、
そういった過激な行為はおすすめしません。
何故なら、そのように過激な行為で
縛り付けられた子供は、
結果的に歪む可能性が大きいからです。

ある程度の”バランス”を取りながら
対処をしていく、ということが
重要になりますね。

では、どのように対応していけば良いのか
ポイントを解説していきましょう。

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覚えておかなくてはいけないこと

まず、一番最初にやってはいけないことと
覚えておかなくてはいけないことを
お話しておくと、
一つは「ゲーム=悪ではない」ということですね。

この考えに憑りつかれた状態で
子供のゲームをやめさせようとすると、
結果的に過激な注意の仕方になってしまったり
子供を傷つけたり、逆に歪ませたり
することになります。
ゲーム自体は悪でもなんでもなく、
多くの人はゲームを遊んでいても
普通に日常生活を送ることができていますから、
このあたりの点は
勘違いをしないようにしたいところです。

やってはいけないこととしては
保護者がゲームが嫌いであっても
「私怨」でゲームをやめさせるようなことが
あってはいけない、ということです。
自分がゲーム嫌いなのは
これは、個人の自由ですから
別に構わないのですが、
その”個人の感情”を子供に押し付けるようなことが
あってはいけません。

この2つ。
基本的な大前提と、やってはいけない部分として
覚えておくことです。
あなたが、ゲーム嫌いなのは、別に悪いことではないですし、
それを変える必要はありませんが、
子供に接する際には
そういう”個人的な感情の押し付け”はしてはいけません。

これを理解した上で、
子供がゲームばかりやっている場合の
注意点を解説していきましょう。

子供との約束を決める

子供が言うことを聞くとは限りませんが、
まず、子供との、ゲームを遊ぶ時間についての
”約束”を作ることがひとつの方法になってきます。

子供がゲームをやりすぎてしまわないように
したい場合は、1日〇時間まで、という約束を
各ご家庭の中で決めておく、ということですね。
ルールを決めている家庭は多いです。

ただし、このルールを決める際に注意を
しなくてはいけないこととしては、
”短すぎないようにすること”も重要になります。
子供からしてみれば短すぎる時間の場合、
かえって子供の反発を招くことになり、
約束を守ってもらえなくなる可能性も高まりますし、
悪知恵を身に着けて、親に隠れてゲームを
したりだとか、そういうことに繋がる可能性もあります。

少し遊んだぐらいで子供の成長に
影響したりすることはありませんから、
その点は注意しましょう。
最低1時間ぐらいは、時間をあげたほうが良いです。
あとは、いろいろな条件をつけるなどして
上手く調節していきましょう。

また、時間制限だけが方法ではありません。
例えば「宿題や手伝いをちゃんとやったら」ゲームを
やってもいい、とか、そういう条件つけの
約束でも良いですね。
宿題が終わればゲームで遊んでいい!となれば
多くの子供は、ちゃんと宿題をやるでしょうし、
終わってからなら自由!みたいな形式なら
早めに宿題をやって、あとは遊びたい!みたいな
子供もいるでしょう。

ルールは何も”1日〇時間まで”が全てではありません。
”〇〇が終わったら”形式でも良いのです。
この辺はそれぞれの家庭の、それぞれのお子様の
性格に合わせて、対応していくのが良いでしょう。

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するべきことをしているなら…

子供が”するべきことをちゃんとやっているか”
ということも一つの判断基準にするとよいと思います。

例えば、学校にちゃんと行っていて、
宿題もちゃんとやっていて、ごはんやお風呂などの
日常生活もちゃんと出来ている。
そういった”やるべきことをやっている”状態で
あるならば、ある程度は柔軟に対応
しても良いでしょう。
”ちゃんとやっているのに”縛り付けすぎると
子供の成長に逆効果です。

”やるべきことをやれば、遊ぶことができる”という、
メリハリをつけてあげることも大切です。

逆に、日常生活に支障が出ているのであれば、
まずはちゃんとやるべきことをやってから
遊びなさい、という風に、
教えていくことも大切です。
ゲーム自体は、悪影響はないと考えますが、
”やるべきことをやらずにゲーム”は
問題です。
と、いうよりも、ゲームが問題と言うよりも、
それが音楽であっても映画でも漫画でも読書でも
スポーツでも”やるべきことをやらずに何かをする”
というのは良くない状態ですから、
ゲームがどうこうではなく
”やるべきことはやらないといけないんだよ”という方向で
教えていくのが良いのではないでしょうか。

↑で書いたような条件付け
(宿題が終わってからゲームやりなさい、みたいな感じ)で
対応していくと良いですね。
ご褒美を大きくすれば大きくするほど、
子供も積極的に動くようになるでしょう。

厳しすぎは子供を歪める

ゲームを必要以上に悪者として
考えたりして、子供に必要以上に
厳しく制限を与えるような人もいます。

が、これこそ子供の成長に逆効果です。
何を頑張っても、
子供がやりたいことをやらせてあげない。
他のことをやったほうがいいと勝手に
決めつけて、ゲームを無理やり取り上げる。

そういった行為は、子供を歪めることになります。

もちろん、ゲームをやらなくていけない、ということでは
ありません。
子供が自分から他の趣味に夢中になっていたり
ゲームに興味がないのであれば無理にゲームを
やらせる必要は全くありません。

が、子供がやりたがっているのにも関わらず
無理やり「他の遊びをしなさい」と、ゲームを
やりたい気持ちを押さえつけるようなことは
あってはなりません。
↑でも書いたように、ある程度の約束をした上で
遊ばせてあげるなど、親の側もある程度
譲歩をしなくてはいけません。

縛り付けられた子供は”悪知恵”を身につけます。
なんとかして遊ぶ方法はないか?と考えた結果、
親に隠れて遊んだり、友達の家で遊んだり、
そういう行為に走る可能性は十分にありますし、
ストレスを発散できずに、性格が歪んでいく
可能性もあります。

また、友達の話題(ゲームは結構話題になります)に
ついていけなくなり、ある意味孤立を招くことにも
繋がりかねません。

さらに言うと、小さいころに縛り付けられた子供は
”反動”も心配です。
自由にできる年齢になった途端に
”普通ではないレベル”でゲームに
のめり込む可能性があります。

普通にある程度、程よく遊ばせておけば
そうはならなかったのに
無理やり押さえつけていたが故に、
それが爆発してしまうケースですね。

こういったこともあるため、
例え親が嫌いであっても、
子供が遊びたがっている場合、
ある程度譲歩することが大切です。

「ゲームで遊ぶより、外で遊んだほうがいい」というのは
ただの偏見でしかなく
どちらにも一長一短があるのです。

「やりたがっていることを、
無理やり押さえつける」
これこそ、ゲームで遊ぶよりも、外で遊ぶよりも
”最悪な選択”と言えるでしょう。

まとめ

子供とのコミュニケーションをしっかりと取り、
認めてあげる部分は認めてあげて
「飴と鞭」の使い分けをすることが
大事になります。

また、異常なぐらいにゲームにのめり込んでいる場合は
(親の偏見で見た場合の異常ではなく、
 誰が見てもおかしいぐらいのレベルの話です)
これはゲームではなく、何か別の要因が隠れている可能性が高いです。

学校でいじめられているだとか、
親との関係に何か問題があるとか、
そういう精神的な部分に影響がある可能性もあります。

ゲームのせいにばかりして盲目になるのではなく、
異常なほどにゲームばかりしている場合
”ほかに何か原因がないか”を探ることも大事です。

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