大きな事故・事件が起きた際の企業・お店のツイッター更新のポイント

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世間的に何か大きな事故や事件が起きた際に
お店や企業のツイッターは
どのように更新していけばよいのか。

この点を、元店長の経験をもとに
解説していきます。

世の中では、小さな事件も含めれば
毎日のように何らかの事件は起きていますから、
そういったものまで気にしてきては
何も更新できなくなってしまいますので、
ある程度は割り切る必要がありますが、
大きな事故・事件などが発生した場合には、
発言などの仕方を間違えると”炎上”したり、
大問題になったりしてしまう場合もあります。

では、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
注意するべき点やポイントを解説していきます。

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注意するべき点とポイントを理解しておく

大きな事故や事件が起こったような日でも、
お店や企業のツイッターは、
そのまま更新してもらっても構いません。

自社(自分の所属している会社など)が
大きな事件を起こした場合などに関しては
また別問題となりますが、
直接的に自分の会社やお店とは関係があるわけではない
事件・事故の場合に関しては、
冷たく言ってしまえば”直接的には関係のないこと”になりますので、
いつも通り更新して貰っても構いません。

ただし、下記のような注意点やポイントは
しっかりと把握しておき、
無用なトラブルを招いたり、
見る人をイヤな気持にさせてしまったり、
そういうことのないように、注意して下さい。

話題に触れるかどうかは自由。ノータッチでも問題なし

大きな事件や事故が起きた場合でも、
お店や企業のツイッターからすれば、
”直接的に関係があるわけではない”と、いうのが事実です。

そのため、その起きた事故や事件の話題に
”触れるかどうか”は、そのお店・企業に委ねられます。

もちろん、話題に出すこと自体は問題ありませんが、
逆に”一切話題に出さずにいつも通り”であっても、
特に問題はありません。

例えば、大きな交通事故などが起きて
ニュースで話題になっていたとしても、
”そのことについて必ず触れないといけない”わけでは
ありませんし、
有名な芸能人の方が亡くなられたりした場合でも、
必ずしもその話題に触れなくてはいけない、なんて
ルールは存在していません。

”いつも通りのスタイルで、いつも通り更新していく”
ということでも構いませんので、
このあたりは、お店・企業ごとに考えていくべきことです。

”中途半端”にその事件・事故の話題に触れたり、
”自分が適切な発言ができる自信がない”場合だったりするのであれば
”ノータッチ”を貫いた方が良いです。

下手な発言をしてしまうと、
当然、実際の事故・事件が起きている状況では、
炎上したり、
火に油を注ぐような結果になったりする可能性もあります。

そのため”自分が適切に発言できない”と少しでも感じるのであれば
”その事件・事故には一切触れない”ことをおすすめします。

”大きな事故・事件”と言うのでは、自分のお店・企業が
関わっているものでなければ、
”離れた場所で火が燃えている状態”です。

ツイッターでそのことについて発言する、ということは
”その火の側に近付いて何かを注ぐ”ことを意味します。

この時に、”何も問題がないもの”を注ぐなら良いですが
油を注いでしまう可能性もあります。
油を注げば、当然あなたにも火が燃え移る…

つまり、本来事件・事故と直接的には関係のなかったはずの
お店・企業のアカウントである自分たちにも
火が燃え移ることになってしまいます。

が、話題に出さない=火の近くにすらいかない、のであれば
当然、何も起きることはありません。

そのため、”発言に自信を持てない”
”つい問題発言をしてしまいそうになる”というような人は
”大きな事故・事件についてのツイートは一切しない”ようにしましょう。

自分でちゃんとコントロールできる場合に関しては良いですが、
そうでない場合、
企業・お店のアカウントとしては”反応しない”ことです。

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茶化したり煽るような発言は絶対にしない

企業やお店のアカウントとして、絶対にやってはいけないことの
一つが、実際の事故・事件を煽るようなツイートをしたり、
茶化して、お店の商品を紹介するようなツイートをしたり、
…と言った行為です。

これをしてしまうと、大問題になる可能性があり、
実際に災害などが発生した際に、ツイートが問題になったお店も、
私は何件か見たことがありますし、
炎上はしていませんでしたが、交通事故のニュースが流れている際に
「レースゲームの宣伝(ゲームなら事故は起きない云々の内容)」を
している非常に危ない企業のアカウントもありました。
(※私の知る限りでは、これは炎上しませんでしたが、
広がっていれば確実に炎上した危険な内容です)

こういう、宣伝のためでも、そうでなくても、
事件・事故を煽るような発言、茶化すような発言は
絶対にしてはいけません。

当然、明らかに不謹慎な発言も控えるべきです。
(こう書かれて、どういう発言か想像できない方の場合は、
最初に書いた通り”その事件・事故に触れない”ことをおすすめします)

不確定な情報を流さない

大きな事故・事件が起きた直後に
”不確定な情報”をツイートしたりしないように
して下さい。

大きな事故や事件の場合、
特にその直後は”未確認情報”などが流れることも多く、
情報が錯そうします。

”ニュースで流れている情報”も正しい情報とは
限らないので、
事故などが起きた直後に”何が悪い”と断定したり、
そういったことをしないようにしてください。

企業やお店のアカウントは、ニュースを報じる
アカウントではありません。
そういう”余計な発言”はする必要はないのです。

感情的にならないこと

企業やお店のアカウントが
事件に対して感情的になり、
暴言のようなツイートをしたりすることは、
例え、正義感からであっても”NG”です。

場合によっては、見る人が引いてしまったり、
問題になったりしてしまう可能性もあります。

そういうのは、企業アカウントや
お店のアカウントでやることではなく、
個人のアカウントでやることですので、
このあたりの”加減”を間違えないようにする、
ということはとても大切なことです。

加減を間違えてしまうことのないように、
注意していきましょう。

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過度な自粛反応は逆効果

大きな事故や事件などが起きると、
宣伝などを自粛したりする動きもあります。

ただ、”これをやりすぎる”と、
逆に「そこまでする必要はない」というような、
マイナス反応が起きる可能性があります。

事件や事故に”直接的に関係するもの”であれば
一旦止めた方が良いですが
”そうでない場合”に関しては
あくまでもその点は”いつも通り”続けていくのがベストです。

実際に”過剰な自粛”で
「そこまでする必要ないと思いますが」みたいな
クレームで溢れている企業の公式アカウントを
見たことが何回かあります。

こうなってしまうと”ただの自己満足”になってしまい、
誰も得をしないので、
”自粛”は、やりすぎないように注意してください。

実際に起きた事件・事故との関係性がなく、
煽るような感じにもなっていないものに関しては
”基本的にそのまま”が、ベストです。

まとめ

お店や企業でツイッターをやっている場合、
こういった問題には必ず直面することになります。

そのような時にどう反応するべきか。
あるいは、実際に起きた事故・事件には一切反応しないのか。

こういった部分についてはしっかりと考えておき、
余計なトラブルを起こさないようにしましょう。

自分の立ち回りに自信がない場合に関しては
”一切その話題には触れない”ことをおすすめします。

触れなければ、炎上する可能性はほとんどありません。

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