年金納付猶予の継続申請を徹底解説!自動で更新されるの?通知はいつ?

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年金の納付猶予は、
最初に申請を出す際に
自動的に翌年度以降も継続してもらうように
申請を出すことができます。

申請用紙の「継続希望区分」という部分で
”翌年度以降も同じ免除区分での免除申請を希望します”の
「はい」にマルをつけることで、
翌年度以降も継続して、年金納付猶予の申請が自動的に
行われる、というものです。

これをすることで、毎年毎年年金納付猶予の申請を出さなくても
自動的に審査・更新してもらえるようになるのです。

ですが、あまり詳しい情報や、説明がないために
不安に思う人もいると思います。

こちらで、詳しく解説していきますので
参考にしてみて下さい。

※なお、お住まいの地域、担当の年金事務所によって
若干対応が異なる場合がありますので
どうしても不安な場合は、自分のお住いの地域の
年金事務所に直接電話などで確認してください

※年金納付猶予自体については
 年金納付猶予の申請から承認までの流れを参考にしてください。
 こちらでは継続申請について書いていきます。

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継続希望を出していれば何もしなくて大丈夫

継続希望を出していれば、次の年に
また年金納付猶予の申請を出したりする必要は
ありません。
継続希望を出していない場合は、納付猶予を希望するのであれば
1年ごとに申請が必要になるのですが、
継続希望を出している場合、
それはしなくて良い、ということです。

そのため、2年目以降は、年金納付猶予の申請を
改めて提出する必要はなく、
”何もする必要はありません”

時期が来ると、年金事務所から納付猶予承認通知書が
勝手に届きますので、安心してください。

継続申請は必ず承認されるの?

継続の希望自体は、最初に納付猶予の申請を提出した際に
納付猶予自体が承認されれば、
ほぼ確実に承認されます。

そのため、年金納付猶予の申請を出す際に
継続申請も希望していれば、
翌年以降は自動的に審査されます。

ただし、翌年も必ずしも「納付猶予」の承認が
降りるとは限りません。
自動的に審査が行われる、というだけで
必ず納付猶予が2年目以降も承認されるとは
限らないということです。

収入が増えているなどして、基準に満たない状態に
変わっていれば、当然、納付猶予は承認されず、
そこで終了(これも通知は来るはずです)となります。

なので、あくまでも”自動で審査が行われる”だけで、
結果は必ずしも「承認」とは限りません。

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継続申請の結果は届くの?

継続申請を希望している場合、
先ほどから書いている通り、2年目以降は「自動」で
審査が行われます。
何もこちらから提出する必要はありません。

で、気になるのは「結果がいつ届くのか」だと思いますが
これはバラバラです。
地域によっても変わりますね。

継続申請による審査の結果は、
大体7月~10月ごろに届くことが多いです。
(去年は7月、今年は10月、みたいなこともあるので
 毎年同じ時期とは限りません)

納付猶予の期間は基本的に前年7月分~6月分になるので、
場合によっては納付猶予の期間は終わっているけど、
今年の審査結果がまだ届いていない!という状態に
なると思いますが、
この期間中は何もしなくても大丈夫なので、
結果が届くまで待ちましょう。

その間に未納にされたり、督促状が来て
差し押さえされたり、とか、そういうことは
心配せずとも大丈夫です。

万が一承認が下りない場合は、そのあとに行動すれば
良いです。

審査結果はどうやって届くの?

審査結果は「はがき」で届きます。
よくあるめくると内側に結果が書いてあるタイプの
はがきになります
(年金事務所によって異なる可能性はあります)

郵便局がポストに入れていく感じなので、
宣伝のダイレクトメールだと思って
間違えて捨ててしまわないように注意、
というところですね。

3年目以降も自動なの?

年金納付猶予の継続申請を出した際に
「2年目は自動」なのか「2年目”以降”は自動」なのか
迷う人もいると思います。

この答えとしては「2年目”以降”は自動」です。

そのため、3年目も4年目も、自分から何か希望したり、
納付猶予の対象から外れたりするようなことがなければ、
こちらから申請を出す必要はなく、
3年目も4年目もそれ以降も、勝手に年金納付猶予の審査結果の
はがきが、毎年届く形になります。

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納付猶予を終わらせるときは?

納付猶予を終わらせる際には、
お住まいの地域の年金事務所に連絡して、
手続きを行ってください。

継続申請を出している場合は、年金納付猶予の審査が、
申請が通っている限り、毎年自動で行われてしまいます。

収入が増えるなどして、納付猶予の対象から外れた、
というだけであれば、翌年の審査で、承認が下りず
そのまま終了になりますから放置しておいても
構いませんが、そうでない場合で、納付猶予を終了したい場合は、
連絡し、手続きを行ってください。

また、納付猶予の場合、いつでも追納することができますので、
追納を希望する場合は、お近くの年金事務所に
連絡するようにしましょう
(※追納は任意 追納しなくても、法律上は問題ありません。
ただし、将来の年金額には影響が出ます)

まとめ

納付猶予の継続申請については
説明も曖昧で、どうすれば良いのか不安になったり、
承認のはがきの到着も、その年によって
違ったりすることがあり、不安に感じる人も多いと思います。

が、ざっくりまとめてしまえば、
「向こうからはがきが自動で来るので、来るまで何もする必要はない」ということです。

万が一、冬になっても来なかったり(事務的なミスは何事にもあることです)
勝手に未納扱いになっていたりすることがあれば、
必ず年金事務所に連絡し、ちゃんと手続きをしていることを
お伝えしてください。

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