トイレットペーパーが品薄になってしまうようなことは
時々あります。
最近では、東日本大震災発生時(2011年)や、
感染症拡大(2020年)などの際にそのような
事例が起きています。
が、トイレットペーパーに関しては買い占めなどが起きて
品薄になっても”あまり不安に感じる必要のない”ものです。
何故か、自然災害やその他トラブルなどが起きると、
不安からトイレットペーパーを買い漁る人が出てきますが、
これは無用な行動です。
と、言うのもトイレットペーパーが不足する、と言う事態は
非常に起こりにくく、
また、商品の性質上、転売のターゲットになる可能性も極めて低い
商品であるためです。
トイレットペーパーの品薄を心配する必要がない理由について
詳しく見ていきましょう。
大量に生産され、在庫も大量に存在する
トイレットペーパーがお店に並んでいる量には
限界がありますが、
トイレットペーパー自体は、日々大量に生産され
メーカーや業者には大量の在庫が存在しています。
2020年の感染症拡大の際にも一時的に混乱が起きましたが
工場には溢れるほどの在庫があったために
すぐにこの状況は改善しました。
基本的にトイレットペーパーは国内製造であり、
製造拠点も色々な場所にあるために、
日本全土に大きなトラブルが起きるようなことでも
無い限りは、生産・出荷・流通・入荷などが
滞ることはありません。
その証拠に、過去にお店に一時的に
トイレットペーパーがなくなったことは何度かありますが
その際にも、短期間のうちに品薄が解消されています。
(在庫自体はいくらでもあるため、お店にいくらでも入荷されるので
すぐに解消されるのです)
こういった点から、トイレットペーパーを買い占める必要は
ありませんし、品薄になってもすぐに再度入荷されるために
不安に思う必要は、あまりないのです。
必ずすぐに再入荷される
何らかの理由(自然災害など)で一時的に
お店から姿を消しても、
トイレットペーパーはすぐに発注され、入荷されますので
必ずすぐに再入荷されます。
お店によっては需要の高まりに応じて
さらに入荷数を増やすなどの対応をするため、
一度は品切れても、そう長い時間は掛からずに
お店にまたトイレットペーパーが並ぶことになります。
特にトイレットペーパーの生産や流通に問題が起きていない
ような場合は一時的なパニックなどから買い占めが起きても
トイレットペーパー自体が世の中からなくなることは
ありませんので安心して下さい。
買い占めした人が繰り返し買いに来る可能性が低い
トイレットペーパーは、製品の性質上、
一度買い占めした人が次にまた購入しに来るまでには
”それなりの期間が空く”商品です。
と、言うのも例えば5セットトイレットペーパーを
購入した人がいたとします。
そうなると、”そのトイレットペーパーを使い果たすまでに”
それなりの時間がかかるわけですから、
”また3日後にトイレットペーパーを買う”とか、
そういうことにはならずに、
”一度買い占めをした人は、次にトイレットペーパーを買うまでに
ある程度の時間が空く”ということになります。
ですので、買い占めが起きても、
買い占めに参加した人は、いったん満足するので
繰り返し買い占めされる心配はなく、
買い占めパニックなどが起きても、
時間が経てば経つほど、そういう動きをする人は減り、
すぐに買い占めパニックは沈静化していきます。
前述した通り、入荷自体は繰り返し行われるので、
すぐに”購入される数”を”入荷数”が上回り、
あっという間にトイレットペーパーが店頭に
溢れることになります。
また、トイレットペーパーは商品のサイズ自体が大きいために、
一般家庭が超大量に保管しておくことは難しいですし、
邪魔になります。
そういった点を考えても”繰り返し買い占めに走る人”の
発生は最小限に抑えられるのです。
転売に狙われにくい商品
トイレットペーパーはその性質上、転売屋に
狙われにくい商品です。
もちろん、品薄になった時には転売する人も
出ては来ますが、
そもそも、トイレットペーパーは転売に非常に不向きな商品ですから、
そういった動きは一部で、かつてのマスクだとか
そういったもののように大きく広がることはありません。
不安に思う方のために、この点を詳しく説明しておきます。
・商品のサイズが大きい
トイレットペーパーは商品サイズが大きいので、
仕入れ(購入)する際はもちろん、保管・発送にも
手間がかかります。
こういった点はまず、転売業者にとってはマイナスになる部分です。
・単価が低い
サイズが大きくても、ゲーム機のような高額商品であればともかく
トイレットペーパー自体は単価が低いので
”サイズが大きい割に金にならない”という商品です。
実際に、品薄の際にネットで価格などを見たことがありましたが
大した利益にはならないであろう価格で、
このサイズの商品で、この単価であれば割に合わないことは
容易に想像できることです。
・品薄が続かない
再三説明している通り、トイレットペーパーは十分な供給力が
あるために、一時的に買い占めされても、すぐに市場に出回ります。
元々”ほぼ全国民が使う想定で作られている”商品ですから
かつて品薄になったマスクなどとは異なり、供給力は
既に”全国民分賄えるぐらいにはある”のです。
ですので、転売視点で見れば”買い占めてもすぐに値段が下落する恐れあり”で
あるのとサイズも大きく、売れ残ればただ邪魔になるだけなので
リスクの高い商品にもなるのです。
このようなことから、
トイレットペーパーの転売行為が幅広く横行する可能性は低く
(それでも一時的にオークションサイトやフリマアプリなどには
出回ると思いますが)
買い占めに走るような転売屋は、他の商品に比べると
少ないものになりますので、
仮に転売行為が始まってもすぐに鎮静化します。
不安に思う場合は普段から余裕を持っておく
ここまで説明してきた通り、
トイレットペーパーは一時的に品薄になったとしても、
すぐに商品が入荷するため、
あまり心配する必要はありません。
しかし、普段からギリギリしか持っていないと
”すぐに入荷する”と言っても困ってしまうと
思いますから、そうならないように、
”普段からある程度余裕を持ってストックしておく”と、
いうことが大事なポイントになります。
例えば普段から2パックはストックしておいて、
1個開けたら、また1パック買う…と言う形にしておけば、
万が一一時的に品薄などが起こっても、
それが解消されるまではストックで持たせることができますし、
これまで書いてきたように、トイレットペーパーは買い占め騒動などが
起きても、すぐに正常化しますので、
必ず、手持ちのストックで持ちます。
そのため、平常時に少し(1~3パックぐらい)ストック
しておくようにして、後は使う分だけ買えば、
非常事態が起きても慌てず、安心することができます。
大量に買う必要はありませんので、
”少しだけ”ストックしておく、ということですね。
何か起きるたびに不安を感じるぐらいなら
こうしておくだけで解決することなので、
1~3パックぐらい、ストックしておきましょう
(家族の人数や消費量などに応じて判断して下さい。
大量に買うと邪魔になりますし、
大量にストックが必要になることはないので
適量で大丈夫です)
まとめ
トイレットペーパーは品薄の長期化が
起こりにくい商品になりますので、
この点は安心して下さい。
転売などが拡大・長続きすることもなく、
必ず短期間のうちに、すぐにお店に並ぶようになりますので
一時的な品薄が起きても、慌てないようにしましょう。