もしもSwitch2が高額だった場合の展開の戦術は…?かなり厳しい道のりに。

この記事は約6分で読めます。

ニンテンドースイッチ2は、
記事執筆時点(2025年1月末時点)では、
その価格は発表されていません。

しかし、予想などをするようなサイトでは
軒並み高額の予想となっているほか、
現在の物価高騰の流れや、
スペックがニンテンドースイッチ1よりも上昇していると
考えられる点などから、
初代Switchよりかは高額になる可能性が
高いと言われています。
(※あくまでも言われているだけで実際にそうなるかは
分からないですし、蓋を開けて見たら3万円台だった…
なんてことも可能性としては0ではありません)

今回は、万が一ニンテンドースイッチ2が高額だった場合、
任天堂はどのようにSwitch2を展開していくべきなのかどうか、
この点を考えていきたいと思います。

なお、”万が一高額だった場合”の話なので
Switch2の価格が、現行のSwitchとほぼ変わらない価格帯だった場合は
これから書くようなことは当てはまらないので、
その場合は過去のSwitchや他のハードと同じように展開していけば
良いかと思います。

↓は、もしも高額(5万前後~それ以上)だった場合の話になります。

スポンサーリンク

高額の場合は苦戦は避けられない。今までとは違う展開が必要

任天堂ハードの主要ユーザー層は
やはり”ライト層”です。
コアユーザーもたくさんいますが、
任天堂ハードがここまで伸びるのを支えているのは、
ファミリー層や子供、普段あまりゲームを遊ばない層も
買ってくれるから、と、いうのは大きな強みと言えます。

ただ…Switch2の価格が5万円前後~になってしまった場合、
これらの層の購入は”かなり鈍る”と予測されます。

やはり、ライト層にとってゲーム機に5万、6万はなかなか出せない
金額ですし、この価格帯になってしまうと、
”子供へのプレゼントに買ってあげよう”
”子供に頼まれたから買ってあげよう”
という、親目線での購入は厳しくなりますし、
子供本人がお年玉などで購入するにしても厳しくなります。

普段、あまりゲームをやらない人も、5万とかになってしまうと
二の足を踏むことになるでしょう。

そのため、万が一Switch2が高額だった場合
苦戦は避けられないと考えられます。

4万円台でもキツイですが、5万円を超えた場合は
ほぼ確実に苦戦することになるので、
それを踏まえた上での展開が必要になります。

すぐにSwitch1を切らないようにする

これまで、任天堂ハードは比較的早く、
後継機の方をメインに展開する形を取っていて、
”後継機発売時点でも勢いのあったハード”以外は
すぐに後継機に主軸を移しています。

Switch1に関しては今でも”勢い”がありますから
これまで通りの展開でも、Switch2発売後
しばらくは展開されると思いますが、
今回(高額の場合)は、”今まで以上に長く”
Switch1⇒Switch2の移行期間を確保するべきです。

Switch1向けへの新作供給も2年~数年にわたり続け、
どうしてもSwitch2独占でないと発売できないもの以外は
Switch1向けとして発売(Switch2は互換性でプレイ可能)
または縦マルチ(Switch1とSwitch2で同時発売)の形を取り、
なるべく”Switch2を買わないと遊べないもの”を、
最初のうちは特に、控えめにしておくことです。

そうすることで、”ユーザーの心離れ”を防ぐと共に
Switch1向けにソフトを出すことで、
Switch2に移行するつもりがない、あるいはできないユーザーからも
ソフトを買って貰うことができます。

いきなりSwitch2に全振りしてしまうと、
前述した通り、Switch2が高額の場合
移行するユーザーが限られてしまうため
ソフトの売上の大幅下落や、ユーザー離れを起こす恐れがあり、
それを避けるために”これまでより長く移行期間を確保する”
ということです。

最初の年はSwitch1の方が新作が多いぐらいのイメージで、
2年目は半々ぐらい、
3年目もそれなりにスイッチ1にも新作が出て…
4年目は少し…
みたいに、緩やかに移行していく戦術ですね。

もちろん、中にはSwitch2の普及を優先すべきだ!という意見も
あるとは思いますが、その場合、リスクが高すぎるので、
”目の前のSwitch2”のことを考えるだけではなく
”その先”も考えていく必要があります。

スポンサーリンク

高額+急いでの移行は非常に危険

Switch2がもしも高額で、
しかもSwitch1⇒Switch2への移行を急ぎ、
すぐにSwitch2専用ソフトだらけにするのは非常に危険で、
前述の通り、高額ハードの場合、ライト層はすぐには
移行しないと考えられ、
ソフトの売上は下落する可能性があります。

それでも”Switch2専用ソフトをどんどん出していけば牽引される”と
考える人もいると思います。
確かに、コア層を中心に牽引はされるとは思いますが、
それでも、5万、6万になってしまうとライト層は
どんなに欲しいソフトが出ても”諦めてしまう”恐れがあり、
結果的にどうなるかと言うと…

”Switch2を買う”ではなく”ライト層のゲーム離れ”を起こす恐れがあります。
要するにゲーム人口が減ってしまう、ということですね。

実際”高額でもソフトを出せば買うだろう”という見立ては
なかなか厳しく、ライト層の中にも、もちろんソフトが
たくさん出てしまえば渋々Switch2を買う人もいるとは思いますが
それだけではなく”Switch2は高いし、Switch1にはもうソフトが出ないから
諦めよう”となってしまい、ゲーム離れを起こす人も出て来てしまいます。

そうなるとSwitch2のその次…さらにその次と、
将来的に非常に厳しくなっていくことが予想されます。

と、言うのも任天堂ハードは”子供の頃に遊んだマリオやポケモン”を
大人になってからも遊んでくれるユーザーにも支えられていて、
さらに、その子供にもマリオやポケモン、カービィなどなど
そういった作品に馴染みを持ってもらう…ということも売上を支える
重要な要素です。

しかし、↑で書いたように、Switch2は高額・Switch1は切り捨てられた、と
なってしまうとゲーム離れが起き、
結果的に”ゲームに馴染みのない大人”が増え、
その子供もゲームに触れることなく…と、いう
ゲーム人口の減少を招きます。
WiiやDSの時に任天堂自身が掲げた”ゲーム人口の拡大”と
真逆の道を進むことにもなってしまいます。

それを防ぐためにも、Switch2が高額の場合は
Switch1にもある程度の期間、マリオやカービィなどを出しつつ、
少しずつ、少しずつ、Switch2に誘導していく形を演出するのがベストです。

”少しずつ”ならお金を貯めることもできますし、
”強制的に移行させられた”みたいな状況に比べれば印象も
悪くはならないでしょう。

いきなりSwitch2に切り替えてしまうと「あぁ、もうだめだ」とゲーム離れを
起こしてしまう恐れがあるため、
Switch2が高額の場合”緩やかな移行”が、カギとなるのです。

まとめ 高額の場合は「のんびり移行」戦法で

今までのような価格帯であれば、
新ハードへの移行を積極的に促す形での展開でも良いのですが、
なかなか、高額になってしまうとそのやり方は通用しなくなります。

Switch1の場合、幸いまだ、かなりの勢いが残っていますから
その勢いを上手く引き継ぐためにも、Switch2への移行は緩やかに、
2年~3年、場合によっては4年近くかけて完全移行という形にし、
ゆっくりと移行していくことが望ましいかと思います。

急げば、Switch1の勢いを止めて、Switch2も盛り上がらないという
最悪な状態となってしまい、
ゲーム離れを起こす可能性もあります。

高額の場合はやはり”慎重に焦らず、ゆっくりと”移行していくのが
ベストと言えるのではないでしょうか。

ゲーム関連記事トップに戻る
ゲーム関連のその他の情報は↑からご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました