エアコンの設定温度はどうすれば?冷房・暖房の設定温度を解説!

この記事は約6分で読めます。

夏場や冬場はクーラーを使う人も多いと思います。

使うこと自体は全然悪いことではないですし
むしろ、特別な事情がないのであれば、
エアコンはどんどん使うべきです。

特に、夏場は熱中症のリスクも高まりますし、
我慢して熱中症になどなってしまったら
本当に本末転倒なことです。

そうなってしまわないためにも、
エアコンは我慢せず、積極的に使いましょう。

さて、エアコンを使う際に
悩みどころとなるのが
「設定温度」だと思います。

どのぐらいの温度に設定するのが正解なのか、
どうすれば良いのか、その点について解説していきます。

スポンサーリンク

正解は存在しない

エアコンの設定温度については
色々と言われますが”正解”は存在しません。
何故なら色々な環境が異なっているためです。

一応、環境省が出している設定温度の目安としては
夏場が28度、冬場が20度の設定ということに
なっていますが、これはあくまでも目安であり
「こうしなくてはいけない」ということでは
ありません。

また、勘違いしてしまいやすいことですが
これは厳密に言うと
エアコンの設定温度を(夏場なら)28度にしましょうね、
ということではなく
室温が28度前後になるように設定しましょうね、
ということであって、
実のところ、エアコン自体の設定を28度にしましょう、
ということではないのです。
このあたりは、説明のイラストなどもエアコンを28度に
設定しているものが多く、
本来の意図が非常に伝わりにくくなっている、
というのは事実になりますね。

では、エアコンの設定温度を設定する際には
どのようなことを心掛けていけば良いのでしょうか。

最適な設定は環境により異なる

よく「エアコンの設定温度は何度にすればいいのか?」
みたいな問を見かけることがあります。
が、これって「〇〇度です」などと答えることは
本来、できないはずなのです。
断言するかのように答えているところがあれば
それは”適当なこと”を言っていると言わざるを得ません。

何故なら、最適な設定温度は環境によって
異なるためです。

まず、エアコン自体による違い。
エアコンにもさまざまな機種がありますし
経年劣化などによってパワーが落ちたりするものもあれば
汚れなどによって効果が落ちることもあります。
ですので、仮に同じ部屋・同じ環境であったとしても
エアコンの状態が異なるだけで、
最適な設定温度が変わってくることは、よくあることです。
自分自身の使っているエアコンによって設定温度の
最適な設定も変わってくる、ということですね。

また、それだけではありません。
次に、エアコンを使う部屋の環境。
これによっても設定温度は変わります。
家の材質や構造などもそうですし、
エアコンを使う部屋の広さ、エアコンの位置、
日当たり加減などなど、
様々な要素が影響してきます。
部屋の形や広さが違えば、最適な設定温度も
変わってきます。

日当たりが全くない部屋と
日当たりがすごい部屋、これでも最適な設定温度は
全然異なってくるでしょう。

「エアコンの種類」「設置場所」「部屋の広さ」
「部屋の環境」などなど、
あらゆる要素で、”一番快適に過ごせる設定温度”
というものは変わってくるのです。

スポンサーリンク

感じ方も個人によって異なる

実際の室温はともかく、
”どのように感じるか”は個人によって
異なってきます。

例えば、夏場の室温28℃の状態を
「暑い」と感じる人もいれば
「ちょうどいい」と感じる人もいるでしょうし、
「寒い」と感じる人もいるでしょう。
これは、本当に個人差によるものです。

場合によっては暑すぎて体調を崩す人も出てくるかもしれませんし
極端な話をすれば寒すぎて体調を崩す人も出て来るかもしれません。

100人いれば、その中には色々な反応をする人がいるわけです。

”あなたの感じ方”を他人が知っているわけはありません。
ですので、最終的には
自分自身がどう感じるか、ということを
よく考えて、その上で最適な設定温度というものを
見つけていく必要がある、ということは
一つの事実になるのです。

色々試してみるしかない

あなたの部屋の環境、
あなたの感じ方…
これまでに色々なことを書いてきました。

つまり、最終的には
”自分自身がどう感じるか”ということであり
あなたにとって快適な室温は何度なのかは
あなたにしかわかりません。

エアコンの設定はすぐにいじることが
できると思いますから、
「設定温度はどのぐらいが一番いいんだろう?」と
調べるよりかは、自分自身でいろいろと試してみて、
暑いな…と思ったら少し設定温度を下げたり、
逆に、寒いな…と思ったら少し設定温度をあげたり、
そういう柔軟な対応が大事になってくるかと思います。

「設定温度は〇〇度がいいです!」と書いてあったから
我慢してその温度にしている、とか
そういうことではなく、そういう風に書かれていることは
目安として判断し、
最終的には自分の意思で決めていきましょう。

極端な設定はマイナス

とは言え、極端な設定は、基本的には
避けた方が良いです。
例えば、夏場に冷房を20度に設定している、
なんて人も聞いたことがあります。

もちろん、部屋の環境やエアコンの状態、
自分の感じ方などから、ある程度
下げたりするのは良いのですが、
あまり極端に下げたり(冬場は上げたり)しても
効果が出ません。
その点は、注意しておきましょう。

あまり極端な温度に設定しすぎると
体調を崩してしまったり、
効果がなかったり、
することもありますから
ほどほどにしておくことは大事に
なるかと思います。

ただ、エアコンが壊れかけていて
本当に20度に設定しないと効かない!という場合や
部屋の環境などから、本当に20度にしないと
効果がない!という場合はまた別の話です。

スポンサーリンク

自分の考えを押し付けないように

他人のエアコンの設定温度を聞くと
「え?」と思うこともあるかもしれません。

ただ、”相手のことを深く知らない”のであれば
余計な口出しをするのはやめておきましょう。
かえって人間関係に亀裂が生じたり
余計なトラブルに巻き込まれたり
してしまう可能性があります。

「いや、28度にするべきだよ」とか
そういう決めつける言い方は控えましょう。

相手の住んでいる家の環境、
相手の使っているエアコンの種類、
相手の感じ方…
それらを全て熟知した上でアドバイスしてるなら
話は別ですが、
そこまで知らないのに、余計なことは
口出しするべきではありません。

自分の使っている部屋と、相手の部屋は
違うでしょうし、
自分の使っているエアコンと相手のエアコンも
違うと思いますし、
”自分と同じ物差し”で考えてはいけません。

設定温度に罰則は?

これは、当たり前ですが、ありません。
28度にしないと、20度にしないと、
なんてことはないので、
自分の好きな温度に設定して
大丈夫です。

環境省のやつは、あくまでも”目安”ですので
あとは自分自身で総合的に判断して
一番快適に過ごすことのできる温度に
設定するのが良いでしょう。
無理して周囲に合わせる必要はありませんし、
我慢して体調を崩してしまったら
それこそ本末転倒な事態ですから
そのようなことになってしまわないように、
注意はしておいた方がいいですね。

まとめ

エアコンの設定温度は
最終的に自分自身が決めるものです。

利用している部屋の環境、
エアコンの機種や劣化度合い、
自分の感じ方などなど、
これらの条件は人によって
異なりますから
〇〇度がいい、という答えは
人それぞれ違うのです。

自分でいろいろと試してみて
一番快適だと思う温度に設定する、
というのが正しい答えに
なるのではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました