戦力外通告を受けた野球選手のその後は?進路を徹底解説!

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プロ野球の選手として活躍できる時間、というのは
案外短いものです。
10年以上、現役として活躍できるような選手は
案外、少なく
早い選手だと数年間で、プロ選手としての生活を
終えることになる人もいます。

怪我による引退や、何か問題を起こしてしまって引退、
という選手も多いですが、
「戦力外通告」を受けて引退することになる選手もいます。

”戦力外通告”とは
簡単に言えば”来季は契約しません”というもので、
それまで所属していたチームでは、
来年以降はプロ野球選手として
続けていくことができない、ということを意味します。

毎年、戦力外通告は大勢の選手に行われており、
多くの選手が、プロ野球選手としての人生を終えて
次の道へと進んでいきます。

では、その”次の道”とはどんな道があるのでしょうか。
それを見ていきましょう。

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プロ選手として続ける人はごくわずか

戦力外通告を受けても、
プロ野球選手として続けていく人も
ごくわずかですが、存在します。

それは”別のチームから声がかかった場合”ですね。
戦力外通告は、あくまでも、自分の所属していたチームから
行われるものですから、他チームの中に
”この選手を欲しい”と思っているチームが
存在していて、そのチームから声が掛かれば、
チームは変わりますが、プロ野球選手としての人生を
続けることができます。

ただし、”戦力外通告”を受ける、ということは
それなりの事情があるわけですから、
実際のところ、他チームから声がかかる、という人は
戦力外通告を受けた人の中でもごくわずかです。

12球団トライアウトと呼ばれるものや秋季キャンプと
呼ばれるもので、他球団にアピールするチャンスも
与えられますが、それでも、やはり
戦力外通告からの他チームとの再契約は
非常に難易度が高いことであるのは事実です。

とは言え、まったくいないわけではなく、
実際に戦力外通告を受けてから、別のチームと再契約した、
という人は存在しています。
ただ、全体数としてはごくわずか、ということです。

独立リーグなどでのプレイ

プロ野球でのプレイが難しい…
でも、まだ野球選手としては続けたい…という人は
独立リーグと呼ばれる、各地で開催されているリーグの
チームに入団して、野球選手として
活動を続けていく選手もいます。

ただし、収入面などはプロ野球選手の比ではなく、
非常に厳しい一面もあるために
戦力外通告を受けたあとに、
独立リーグでずっとプレイを続けていく…というのは
難しいことなのも事実です。
そのため、独立リーグの道を選ぶ選手は
全体的に見れば少ないです。

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監督やコーチの道に進む

ある程度活躍したり、実績を残した選手に
多い進路としては「監督」に就任したり
各種コーチなどに就任したり、
というケースですね。

選手の立場ではなくなってしまいますが
プロ野球に携わる人間として
そのまま活動することができる、という点では
選手からしてみたら良いことなのではないでしょうか。

ただ、監督の顔ぶれなどを見て見ると
分かるように”ある程度実績や知名度がある人間”が多く、
コーチに関しても、監督ほどではないですが
そういう傾向が強いために、
当然のことですが、誰でも監督やコーチになることが
できる、というわけではありません。

球団職員や関係者

戦力外通告を受けたあとに、
そのチームの球団職員や関係者に
なる人も多く存在しています。
こちらは、監督やコーチなどよりも
比較的ハードルが低く、
あまり知名度のない選手にもチャンスが
巡ってきやすいのも事実だと思います。

球団の方針や、タイミングなどにも
よると思いますが、
実際に戦力外通告を受けて、球団職員に
なる人は多く存在しており、
戦力外通告後のひとつの進路として、
選択肢となってくる部分の一つです。

ただし、野球に携わる仕事ではありますが、
監督やコーチ、独立リーグなどとは違い、試合自体に
直接関与するわけではなくなってきますので、
少し意味合いとしては変わってきます。

野球に携わる、という意味では同じですが
監督やコーチと違う「表舞台」ではなくて
裏方の方に回る感じになりますね。

解説者など

野球解説者の道を進む人もいます。
ただ、これに関しては
ある程度の実績や知名度を持つ人が
多い印象で、
全体的な数で言えば、それほど多くはありません。

ただ、ある程度の知名度を持つ人にとっては
有力な選択肢の一つと言えますし、
実際に引退したり、戦力外通告を受けたりした人の
中には解説者の道に進む人もいます。

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教える側の道に進む

プロ野球選手相手ではなく、
子供たちなどに野球を教えたり…
そういう立場に進む人もいます。

自分の経験を生かして…
ということですね。
これも、なかなかそう多くの人が
なれるものではないのも事実ですが
プロ野球選手という経験を生かした
進路の一つですね。

芸能活動など

ある程度の知名度を持つ選手限定に
なるとは思いますが
芸能活動などで活躍していく人も
いるにはいます。

全く知名度が無く、
戦力外通告を受けてしまったような選手が
芸能活動を初めて行く、というのは
なかなか難しいところではありますが、
ある程度の知名度がある選手、
ましてやスター級の活躍をした選手であれば
そういった道も選択肢の一つにはなってくるでしょう。

また、最近ではユーチューブなどを利用して
動画配信を始める元選手も
出てきています。
こちらであれば、始めることであれば、
誰にでも出来ることですし、
参入のハードルは低いです
(ただ、それでやっていけるかどうかは
また別の話になりますが)

不祥事などで球界を追い出されたような
元選手の中にも、そういう道を選んで
活動を続けている人は存在しています。
この点は、時代の流れによって生まれた
新たな選択肢、と言えるのではないでしょうか。

一般企業への就職

戦力外通告を受けた選手全員が
野球関係の仕事に就くことができるか、
と言われれば、そんなことはありません。
案外、多くの人が一般企業への就職などなど
”野球界”を離れる人も多い、というのが現実です。

一般企業への就職ですね。

ただ、場合によっては球団側からの紹介など
そういった支援的な要素もあるようで、
元野球選手を欲しているような企業も
あるとのことです。

もちろん、全員が全員、そういうコネのようなものを
使えるわけではありませんが、
支援的な要素も場合によってはある、ということに
なりますね。

そのほかの道も…

その他の道も色々とあり、
自分で何かを始める(企業やお店など)人もいますし、
なかなか再就職なども難しく、アルバイトやパートなどで
生計を立てていくことになる人もいます。
また、実家などで何らかの家業をやっているような
場合は、そのあとを継いだりするようなケースも
あります。

↑で書いたような、”元プロ野球選手”ならでは以外の
道にも、一般の人が解雇されたときのような、
”ごく普通”の、道を歩んでいく人も多いのです。

人によっては、あっさり次の仕事や道が決まる人もいれば
そうではなく、過酷な生活を強いられてしまうような人もおり、
このあたりは、その選手本人の行動や周囲を取り巻く環境に
よっても、左右されてくるものになりますね

まとめ

戦力外通告を受けた選手の未来は
人それぞれです。
野球選手ならではの道もたくさんありますし、
普通の人と変わりのないような
再就職活動に励む人もいます。

”過酷な現実”みたいなことが言われたりもしますが
案外、進路の選択肢は色々と存在しており、
球団側もある程度の配慮や支援を
してくれることもある、というのが実情です。

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