緊急事態宣言がコロナの根本的な対策にはならない理由!

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新型コロナウイルスの感染による影響が
長引いており、
”緊急事態宣言”も度々、話題に上がりますが、
そもそも「緊急事態宣言」は根本的な解決にはなりません。

最終的には、緊急事態宣言以外の方法で、
上手く共存していく、
可能であればコロナウイルスの脅威を完全に取り払う、
ということが、重要になってきます。

もちろん、永久に緊急事態宣言のような状態になれば
人の接触も無くなりますが、現実的にそれが不可能で
あることは、誰にでもわかるかと思います
(仕事が無くなったら生活できなくなってしまいますし、
永遠に保証するようなお金は、ありませんからね…)

ですが、緊急事態宣言=解決
みたいに思ってしまっている人もいます。

冷静に考えてみてください。

緊急事態宣言は根本的な解決ではなく、
時間稼ぎに過ぎず、
しかも”何度も使えば、生活が破綻する人が増え
企業やお店の破綻も増えてしまう”という
扱いの難しい、というのが実情なのです。

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緊急事態宣言で出来ることは「その場しのぎ」

残念ながら、新型コロナウイルスに限らず
ウイルス流行における緊急事態宣言、
あるいはそれに類するものは「時間稼ぎ」でしかありません。

確かに、人の接触が減れば感染は減るでしょう。

ですが、緊急事態宣言を永久に続けることはできません。
経済が破綻し、社会が崩壊します。
国の経済云々なんて大それた話以前に
「うちの金銭的に、もう無理なんだけど」という人も
大勢出てきます。
それでも無視して続ければ、そこに今まで通りの日常は
もうないでしょう。

長期化で起きる社会崩壊も参考にしてみて下さい。

なので、最低限の期間で解除する必要があるわけですが、
緊急事態宣言を解除すると「人の接触」が増えることにより
基本的には、再び感染者数が増えて行きます。
ウイルスとは、そういうものです。

ですので、緊急事態宣言で出来ることは
”その場しのぎ”
”時間稼ぎ”でしかなく
根本的な解決にはなりません。

できることは
”増加を一時的に抑え、一時的に感染者数を減らす”
ということだけで、
解除すれば、また増えます。
(0になるまで待てば、とかそういう意見もあると思いますが
それに関しては↓で説明します)

これは、冷静に考えてもらえれば、分かることだと思います。

根本的な解決につなげるためには
”別の対策”が必要になるわけですね。

「いやいや、そんなことないよ」という人のために
詳しく解説していきます。

原因を除去するものではない

緊急事態宣言は、ウイルス自体をやっつけるわけでもなければ
ウイルス自体に対する防御を固めるわけでもありません。

ですので、ウイルスは消えないわけです。

一時的にウイルスから逃げて、安全な場所に避難する…
と考えればイメージしやすいでしょうか。

ですが、いつまでも避難していたら、
生活できなくなってしまいますよね。
ですから、またいつかはウイルスのいる場所に
戻らなくてはいけない、
そんな感じのイメージです。

ウイルス自体を退治できるわけでも
避難していた人間がパワーアップするわけでも
ありませんから、また、ウイルスのいる場所に戻れば
感染してしまう…ということです。

ですので、緊急事態宣言は”一時避難”のようなもので、
コロナウイルス自体は、消えない、
つまりは根本的な解決にはならないのです。

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効果があった、なかった、は無意味

過去の緊急事態宣言の効果はなかった、だとか
あった、だとか意見が色々別れていますが
これは、仮にどっちだったとしても、
根本的な解決にならないのは同じことです。

まず、「緊急事態宣言に効果がない」場合。
仮に効果がないのだとしたら
何度繰り返しても同じことです。
その場しのぎにも、時間稼ぎにもなりません。
ですので、この場合、対策になるならない以前に
論外ということです。

逆に「緊急事態宣言に効果があった」場合。
これも、根本的な解決にはなりません。
と、言うのも、効果があって、感染拡大を抑え込めたり、
防止できたりしても、解除すれば、再び感染者が
増えて行く、ということであれば
無限ループになります。
増える⇒宣言⇒減る⇒解除⇒増える⇒宣言⇒減る⇒解除…

こんなことを繰り返すことはできません。
もしも↑をやれば、破綻倒産失業ラッシュで
世の中が大変なことになってしまいます。

ですので、効果があろうが、なかろうが
”別の方法”は考えなくてはいけません

「ずっと緊急事態宣言をしていればいい」

これは、不可能です。
社会が破綻します。
自分は経済的に余裕だから、と思っていても
多くの企業が倒産し、失業者に溢れたとき、
”経済的に余裕な人”にも必ず影響が出てきます。
失業者が増えれば、治安も悪化します。

これをやったら、本当に取返しのつかないことになりますから
ずっと緊急事態宣言、はできないのです。

ウイルス”だけ”を考えて他を何も考えなくても
良いのであれば、これが一番確実な方法ではあるのですが、
それは、現実的にはできません。

「0になるまで宣言すればいい」

「感染者が0になるまで緊急事態宣言をする」
これも、残念ながら現実的には厳しいです。

全国規模で感染者が0になるのには
相応の時間がかかります。
その間ずっと緊急事態宣言を続ければ
↑のようなことが起きるでしょうし、
強制力はありませんから、経済的な悲鳴をあげる人や企業、
そしてただ単に娯楽などを我慢できない人が
期間が長くなればなるほど、出歩くようになり、
「0」にすること自体も難しいです。

また、本当の意味で「0」なのか。
これを確認することは不可能に近いという現実もあります。
新型コロナウイルスには”無症状”の感染者も大量にいるため、
これらを全て見つけ出すことは困難です。

再発の恐れや、検査でたまたま陰性が出るような人も
いるでしょう。
ですので、本当に「0」になったかを確認するのは
かなり困難です。

そして、隠れた感染者がいれば、数値上は「0」になっても
必ず再び感染が広がっていきます。
そのため「感染者0になるまで待つ」というのは
経済的な理由から難しい上に
これも”一時しのぎにすぎない”というのが現実です。

数値上、一時は0になっても
これだけ感染力が強いのであれば、
必ずまた、無症状のところから広がっていきます。
さらに言えば、海外からの旅行者などから広がる可能性もあります。

ですので、0になるまで待っても
根本的な解決にはなりません。

仮に強力なロックダウンをして0にしても
また海外から入って来るわけですから「0」になどなりません。
最初だって、0だったわけですからね。

0にしても、また海外から入って来るだけですし
ロックダウンで解決するなら「地球上のすべての国が一斉ロックダウン」
でもしない限り不可能です。

そして、そんなことは、絵本の世界ではないのですから
実現するわけがありません。

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「ワクチンまでの時間稼ぎ」でも解決しない。

これは、かなり長期間の緊急事態宣言になってしまいます。
現実的に、不可能です。
ワクチンは完成しても、行きわたるまでに時間がかかります。
大勢の個人が、金銭的に破綻してしまい、
地獄のような世の中になります。

また、”ワクチンが浸透するまで時間稼ぎをすればいい”という
意見もあります。
増加⇒宣言⇒減少⇒解除⇒増加⇒宣言⇒現象⇒解除…の
パターンですね。

ただ、これも、長期やってるのと同じことで、
何度も何度も宣言があれば経済的に個人・お店・企業が
破綻し、地獄になります。

加えて、不満を抱いて言うことを聞かなくなる人、
経済的に言うことを聞けない人が大幅に増えますから
どんどん効果も無くなっていきます。

加えて、ワクチンは強制ではないため、打たない人もいますし
そもそも重症化を防ぐ意味合いのものであるため
今の「感染者数でやたら騒ぐ」世の中では
何も変わらないでしょう。

根本的に解決するには?

緊急事態宣言の繰り返しは、これまで
説明してきた通り、社会が崩壊するだけで、
コロナ自体をつぶすものではありませんので、
根本的解決の方法ではありません。
あくまでも時間稼ぎ、その場しのぎです。

では、どうすれば良いのか。
最終的には、

・コロナと共存していく

・完全に効果のあるワクチン等でコロナ自体を駆逐する

・集団免疫を獲得する

といった、方法が現実的なところでしょうか。
ただし、ワクチン・集団免疫もカンペキに
コロナを駆逐するようなことは難しいでしょう。

そうなれば、コロナと上手く共存しつつ、
下2つによる効果をある程度期待していく…。
現実的な解決方法はないかと思います。
ワクチンが完成しても、抗体が広まっても
インフルエンザがそうであるように(コロナと同じ、とは言ってません)
「0」にはならないでしょうから、
下2つが完成しても、共存していく必要性は
残るでしょうから、とにかく”共存”が、最終的に行きつく現実的な
対応方法です。

コロナは、インフルエンザとは違います。
しかし、最終的に妥当な対応策としては
インフルエンザのような扱いで、
極力被害を大きくしないよう、共存していく、ということしか
ないかと思われます。

インフルより危険か、そうでないか、同じかは
色々な意見がありますから、さておき、
最終的には、それが現実的な解決策になるのです。

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