レジからお金が盗まれる!その手口とは?盗難対策と対処法!

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お店の金がレジから盗まれる…
ザンネンながらこれは、あり得るお話です。

しかも、外部ではなく、内部の人間に、です。

アルバイトスタッフさんによって
盗難されることもありますし、
酷い場合は社員や店長などが盗みを働いている場合もあります。

もちろん、単純にレジからお金を抜けば
すぐに気づくでしょう。
多くのお店は閉店時などに、お金をちゃんと計算しているはずですから
ずれていれば、その時に気付くことができます。

しかしながら、人間とは卑劣なもので、
ありとあらゆる手を考えるものです。

考えられる盗難のケースと、
対処方法、対策方法をご紹介していきます。

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レジのお金を守る!

これは、なかなか難しいことです。
責任者の立場になったら、レジから内部の人間にお金が
抜かれないように注意しなくてはいけないのですが、
まさかずっとお店にいるわけにもいかないでしょうし、
なかなか難しいことなのです。

「この人は絶対に大丈夫!」みたいな人も
いるかとは思いますが
人間は表面では分かりません。
ゼッタイの信頼を置いている人間が、実は
レジからお金を抜いていた、なんてこともあるのです。
しかも、知らぬうちに、その金額がどんどん増えて行っている可能性もある。
非常に、恐ろしいことなのです。

信じられないような手口もあるので、
それらをしっかりと理解し、防止策を取ることは
非常に重要なことになります。

嫌な事ではありますが、疑わなくていけないのです。

恐るべき方法とは?

レジからお金が抜かれてしまう…
「うちは毎日差異もないし、大丈夫だ」
なんて思っているようでは甘いです。
管理者としての防犯意識が薄すぎます。

逆に、自分がもし抜き取る側だったらどうするか?
ということを考えてみて下さい。
もちろん、多くの人は、そんなこと考えないと思いますし、
私も店長になるまでそんなことは考えたことも
ありませんでした。

しかし、店長になったからには、
責任者になったからには”想像”してそれらも
想定しておかなくてはいけません。
私も当時は色々と調べたモノです。

単純に「お金を抜き取る」なんて単細胞なことを
する人は、まずいません。
当たり前のことですが、すぐにばれますからね。
むしろ、お店としては、そうしてくれた方が
楽ですよね。
すぐに差異が発生して「そういうひとがいる」と
分かるわけですから、対策も対処もしやすいのです。

しかし、実際にはそんなに簡単なことではありません。
注意しなければならない方法が、いくつも存在するのです。

・売上を取り消ししている。
「レシート」を渡さずに売り上げを取り消ししている。
そして、その売上を着服している。
こうなると、差異は出なくなってしまいます。
「レシートはいらない」という人も多い世の中、
悪意のある人間がレジに立っていれば、売上を取り消し
されてしまう可能性もあります。
そうなると、商品は減りますが、レジに差異は発生しなくなってしまいます。
飲食店で「在庫の差異」を正確に把握するのは困難ですし
小売業でも棚卸を毎日するところは少ないでしょうから(時間もありませんし)
売上の取り消しは、バイトにはさせないことや、毎日、取り消し回数を確認し、
取り消し周辺のログを確認することが大切です。

・そもそも入力していない
同じくレシートなどが不要、と言われた場合にありがちなこととして、
「そもそも会計処理を終わらせていない」というケースもあります。
これは上記に比べてさらに見つけにくいパターンです。
「レジの取り消し」の記録すら残らないわけですからね…
お客さんが購入⇒レシート不要⇒お金だけ預かって会計処理をせずキャンセル
これをやられてしまうと、
お金の差異は発生せず、取り消しの記録も残らない為
注意が必要になります。
キャンセル回数も確認した方が、良いかもしれません。

・出金にも注意
レジから何らかの理由で「出金」することがあるお店などは
注意しなくてはいけません。
変な話、抜いた分、出金されていては、レジには差異が
発生しなくなってしまいます。
普段出金処理のないお店もそうですが、
レジの締めなどを行った際に「出金金額」もしっかりと
確認しておくことをおすすめします。
どさくさに紛れて出金されていると
大変なことになってしまいます。

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対策はどうすればいいの?

対策は、とにかく確認することしかありません。
レジの日々の確認はもちろんですが、
”金額が一致しているだけ”では油断はできません。
上記のような方法を阻止するためには、
もう少し対策をしておかなくてはならないのです。

まず「取り消し」これの確認ですね。
1回会計したあとに、取り消しされている分に関しては
何故取り消ししたのかをしっかりと確認できるようにし、
また、レジで取り消し処理をする際には、
「取り消し理由」を明記して、取り消しレシートを
レジにつけるようにしておくなどの対策をしておきましょう。

次に「取り消しをしないでキャンセルされてしまうこと」への対策ですが
これがなかなか厄介です。
取り消しは返品だとか、そういった機会がなければしませんが、
レジのキャンセルは不正目的じゃなくても日常的にするものです。
なので、確認はなかなか難しいのです。
キャンセルをいちいち全部ログで確認するような時間はなかなかないでしょう。
なので、後述する予防策を使うしかありません。

出金処理に関してはそれほど回数は多くないと思いますから
1日の終了時などに全て確認しておくのがベストであると思います。

少しでもこういった被害や可能性を減らすための
予防策としては、
・社員も含め”一人”になってしまうような状況を作らない
・各種確認を徹底する
・監視カメラなどを設置する
・スタッフの勤務環境に配慮する
・常に疑う心を忘れない

あたりでしょうか。
とにかく、しっかりと確認を行い、
”できるだけ一人にならない”環境作りを行うことが
何よりも大切なポイントになります。

スタッフの勤務環境~というのは
スタッフが不満を抱ければ抱くほど、
そういう負の感情を抱く人が増える傾向にある、
ということです。
働きやすい環境を作っておけば、
周囲の人間が悪い事をしようとしているのを見つけたら
報告してくれる可能性もあります。
日頃から絆を深めておくことは大切になります。

もしも発覚したら…?

もしもスタッフがレジからお金を抜いていることが発覚したら…
それはショックだと思いますが、
きちんと対応していかなくてはなりません。

特に、信頼していたスタッフがそういうことをしている、と
なるととてもショックですよね。
ですが、人は見かけによらないもので、信用していたスタッフが
レジからお金を抜いている、なんていうケースも
実際に存在しますから、しっかりと対処していかなくてはなりません。

基本的には、その対象人物は解雇するしかないでしょう。
また、盗難は盗難ですから警察に通報するのがベストです
”隠ぺい”しようとする会社や、
適当に済ませようとするお店もありますが、
それは結果的に本人のためにも周囲のためにもなりません

「あれだけで済むのか」と
第2第3の犯人を生むことにも繋がります

事後の処理

基本的に、お金を抜いていることが発覚したスタッフは
そのまま働かせることは回避するべきです。
本社・警察への連絡をしっかりと行い、対処しましょう。

上でも書いた通り「甘い対応」は本人のためにもなりませんし
周囲の人間にも示しがつきません。
ここは情を捨てて対処すべきです。

盗まれたお金の対処や、
代わりのスタッフの補充などに関しては
本社などと相談しつつ、しっかり進めていきましょう。

まとめ

ザンネンなことですが、レジからお金を抜き取るような
ことは一定数起きていることです。
しかも、日ごろから態度が悪いとも限らず、
そういうことをする人間に限って、案外真面目に
やっていることが多いのも事実です。

人を疑いたくない、という気持ちは分かりますが
それでも”無警戒”ではいけないのが今の時代です。
しっかりと警戒心を持ち、怪しいと感じたら調査する、
ということも(無差別に疑うのはまた別の問題です)
必要になっています。

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