歴代プレイステーションは成功?失敗?それぞれのPSを分析!

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プレイステーションシリーズは、
1から始まり、現在までで5まで展開されている
人気のゲーム機です。

携帯ゲーム機としてもPSPやPSVitaなどが
展開されていました。

こちらでは、そんな歴代のプレイステーションが
”成功”したのか”失敗”したのかを
会社的な部分ではなく、ユーザー目線で分析していきたいと思います。

※国内での売上や状況を元に分析します。
あくまでも個人の考えですので、人によって意見は異なります。
その点はご了承ください。

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成功したPSと苦戦したPS

プレイステーションシリーズも、
今までに発売されたものの中には
成功したハードもあれば、苦戦してしまったものもあります。

例えばPS1とPS2はかなりのヒットを記録し、
それまでゲーム機市場ではトップを独走していた
任天堂のハードを抜き、PS系のハードがトップに立っていました。

が、PS3ではスタートの失敗によって、再び
トップの座から陥落する結果になったり、
携帯ゲーム機でも、PSVitaは苦戦を強いられるなど、
成功例もあれば、苦しい事例もありました。

では、それぞれのプレイステーションが成功だったのか
失敗だったのかを、据置機・携帯機ごとに
それぞれ見ていきましょう。

据置のプレステを分析

まずは、据置のプレイステーションシリーズが
成功だったのか失敗だったのかを見ていきましょう。

・プレイステーション1
プレイステーションの始まりとなったハードで、
当時、大ヒットしたゲーム機です。
このゲーム機の成功がなければ
今のプレイステーションはなかったと思いますし、
歴史を作った作品ですね。
競合のスーパーファミコン(後にN64が発売)や
セガサターンなど、競合も強かったですが、
スーパーファミコンはPS1発売後に、N64に切り替わり、そのN64が
不調だったため、結果的にPS1がシェアのトップに立つ形となりました。
売上台数やソフト数を見ても”大成功”と言えるハードでしょう。

・プレイステーション2
引き続き、PS1の好調を引き継ぐことに成功しただけではなく、
DVDの再生機能も搭載して、DVDプレイヤーとしての需要もあり、
PS1に続き、大ヒットしたハードです。
売上もPS1をさらに上回るなど、非常に普及したハードで、
ソフトの数もかなりの種類になっていました。
この頃は、私はまだ子供でしたが”ずっとPSが中心になるのではないか”という
イメージを抱いてしまうぐらいには、当時、プレイステーションの勢いは
強かったものです。
PS2も、PS1同様”大成功”と言えると思います。

・プレイステーション3
プレイステーション初めての失敗、と言えるのがこのPS3ですね。
最終的には、トップには立てなかったものの”成功”と呼べるところまで
回復しており、売上は1000万台を越えましたが、
発売直後に”あまりにも高額すぎる価格設定だったこと”などが響き、
PS2の勢いを引き継ぐことが出来ずに大幅に失速、
結果的にPS1、PS2と続いたトップの座から転落することになりました。
後に、値下げや薄型化などを行い、ようやく巻き返しに成功、
終盤は逆にWiiが失速したこともあり、最初の失敗が嘘のように
”成功”と呼べるぐらいには巻き返しましたが、それでもWiiを抜くことは出来ず、
PS1とPS2のようにはいきませんでした。
ゲーム機の価格設定の重要性を表した事例であったと思います。
(値下げしたあと、巻き返ししている点も、そのことを示しています)
とは言え、最終的には1000万以上売れたので
”最初は失敗”でしたが、後に”成功”まで巻き返している、そんな感じです。

・プレイステーション4
PS3の反省点を生かし、最初から価格は抑え気味になっており、
堅実に売れた印象のハードです。
ただ、堅実すぎて最初から最後まで”堅実”という印象ですね…。
売上はPS3より若干落ちましたが、苦戦したような時期もあまりなかったので、
地味に売れ続けた”安定性”のあるハードと言えます。
売上台数を見ても十分に”成功”と言えるでしょう。
また、ちょうどPS4の時代は競合機が「WiiU」だったこともあり、
ニンテンドースイッチ登場までは一時的にトップの座に返り咲いていました。
派手さはありませんが、トラブルもなく、
ある意味ではゲーム機普及の理想の形なのかもしれません。

・プレイステーション5
PS3時代の失敗を再び繰り返してしまった印象で、
高額な価格設定と、それに加えて転売行為の横行などで、
スタートダッシュにおいては”PS3以上の大失敗”となってしまったハードです。
その後、数年かけてようやく生産体制は回復、品薄は解消されましたが、
この後、巻き返せるのかどうか…というところですね。
このまま大失敗のスタートを引きずってしまうのか、
それともPS3のように「成功」にまで逆転できるのか、
それはまだ、今後のPS5の展開次第です。
ただ、PS3時代とは違い、値上げを繰り返しており、
当時とは価格の考え方も違うとはいえ、色々なゲーム機を見てきた身としては、
特に薄型発売時の”2度目の値上げ”はかなり痛い選択をしたとは思います。
これがどう響いてくるかは、まだこの先に答えが出るでしょう。

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携帯機のプレステを分析

続いて、携帯機のPSシリーズを見ていきましょう。
携帯機は数は少ないですが
PSPとPSVitaの2つが発売されました。

・PSP
PS系の初の携帯ゲーム機ですね。
競合のDSには台数的にも下回ってしまってはいますが、
それでもPSPは”大成功”の部類で、
特にモンハンブームなどはすさまじいものがありました。
結果的に台数ではDSが上回りましたが、
”両方大成功だった”ということが言えると思います。
ただ、この時に出した「PSP go」というダウンロード専用のモデルは
”大失敗”し、周辺機器もゲーム店にかなり売れ残って滞留在庫になってしまうという
状態になりました。
今でこそ、DL販売は広まりましたが、当時はまだ早すぎたのでしょう。
それ以外は”大成功”だと思います。

・プレイステーションVita
VitaはPSPとは一転、”苦戦”してしまった携帯機で、
最終的にこのVitaで、プレイステーションは携帯機から
撤退することになりました。
PSPの時と違い、モンハンのような独占タイトルがあまり出ずに、
PS3やPS4との同時発売ソフトが多かったことや、
メーカーが早い段階で普及を諦めてしまったこと、
定価が携帯機としては少し高額すぎたことなどが、
普及を鈍らせた要因だと思います。
ハード自体は、優れた性能を持つハードなので、
それを生かし切ることが出来ずに、撤退してしまった印象ですね。
Vita自体の苦戦は、本体はやはりソフトが大事であるということと、
価格設定がどうしても普及に重要な要素の一つになってくる、
ということが言えるかと思います。

現時点では、Vita以降は携帯ゲーム機には参入しておらず、
PS5用の周辺機器のリモートプレイ端末を発売するなどの
動きに留まっています。

まとめ

プレイステーション系のハードも
やはり成功と失敗を繰り返して今に至っています。

どのメーカーのゲーム機も成功している時もあれば、
なかなかうまくいかない時期もあるので、
どんなに人気のメーカーのゲーム機であっても
”ずっと成功した状態を維持し続ける”ということは
とても難しい、ということになるかと思います。

せめて”撤退に至るような失敗をしない”ということが
ハードメーカーにとって大事なことになりそうです。

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