そのクレームは本当に必要ですか?クレーム前によく考えて!

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お店にクレームをつける。
モンスタークレーマーの出現によって
これ自体が悪いことだと見られてしまうようなことも、
時としてありますが、別に「クレーム」とう行為自体は
悪い事ではありません

お店のミスや失礼な態度をそのまま泣き寝入りする必要は
ありませんからね。

しかしながら、度を超したクレーム、
ただの言いがかり、そういうものは、本来してはならないことで
あるのは確かです。

もしもお店にクレームをつけるのあれば、
先に、自分の中で自問自答してみて下さい。
「このクレームは、本当に必要なのか」という点を。

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そのクレーム、本当に必要ですか?

お店の人に対してクレームをつけること、
これ自体は、悪い事ではないです。
逆に、泣き寝入りする必要は全くないと思いますし、
お店側に非があるのであれば、クレームに
なるのも仕方がないことですし、お店側は
反省しなくてはならない、と思います。

しかしながら、必要のないクレーム、
度を越したクレーム、単なる言いがかり。
これらはクレーマーと思われてしまっても
仕方がありませんし、
そうなってしまわないように、注意しなくては
ならないのです。

では、クレームをつける前に、今一度
どのようなことを考えるべきなのでしょうか。

①マイルールの押し付けになっていないかどうか

お店にはルールと言うモノがあります。
私が接客業をやっていた際の、問題あるクレーマーに多かったのが、
マイルールを押し付けてきて、それを丁重にお断りすると
逆切れするクレーマー。

例えば、営業時間を30分過ぎていて、閉店してしまった
お店に入ろうとしてきてクレームをつけるお客様や、
お店に私物を預けようとして、それを断られたら
逆切れするクレーマー。

こういう”マイルール”の押し付け。
そうなっていないかは、よく考えてみるべきです。
そのお店のルール、
一般的な社会常識、
そういったものから外れて、
単なる自分の「ワガママ」になってしまっていないかどうか。
クレームをつける前に、このことはしっかりと考える
必要があります。

マイルールの押し付けによるクレームがあまりにも
酷い場合、お店側としては警察を呼ぶことに
なる場合もあります

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②単なるストレス発散になっていないか

自分のストレス発散のためのクレームになっていないか。
この点にも注意する必要があります
何かお店以外の要因でムシャクシャしていて、
立場の弱いお店の店員にクレームをつけるような人は
実際に存在します。

この点には注意しましょう。
お店の店員は、ストレス発散のためのサンドバッグでは
ありません。
どうしてもストレスが溜まっているのであれば
他の場所で発散して下さい。

これは一度だけですが、
お店に来る前に、宅急便の業者の態度に対して
イライラしていたお客様が、私のお店で
謎のクレームをつけてきたことがあります。
すぐに八つ当たりだったと謝られましたが
そんなことをされても困ります。

また、お店側のミスがあったとしても、
そのクレームをつける際に、ストレスをついでに
発散しようとしていないか、その点にも注意です。
暴言や言い過ぎにつながってしまう要因の一つです。

③暴言や誹謗中傷になっていないか

正当なクレームであっても、
それが暴言や誹謗中傷になっていないかどうか、
それは注意する必要があります。
例え、言っていることは正しかったとしても
言いすぎたり、脅すような感じになってしまったり、
恫喝のような感じになってしまっては、
それはもう通常のクレームではなく、
単なるクレーマーです。

この点にも注意しましょう。
暴言や誹謗中傷の度が過ぎれば
正しいことを言っていたのだとしても、
悪者になってしまいますし、
周囲の他のお客さんから、動画を撮影されたりして
ネット上に「こんなやつがいた」と流されてしまう
可能性もあるでしょう。

クレームをつけるときは節度を持って。
相手の人格を否定したりだとか、
脅すような言葉を口走ったりだとか、
「言い過ぎ」には注意しなくてはいけません。

ついついエスカレートしてしまう気持ちも
分からなくもないですが、
冷静になりましょう。

④クレームをつけるべきほどのことか?

本当に些細なことでクレームをつけてくるお客様も居ます。
もちろん、お店側がミスをしたのであれば
それは仕方がない、ともいえるのですが
姑レベルに、本当にこまかなことをクレームづけてくる人も居ます。

お店側も店員側もある程度の譲り合いは大切だと思いますし
プライベートの人間関係において、そんな細かい部分にまで
ケチをつけていては、人間関係もうまくいかないでしょう。

細かすぎるクレームをつける場合
「このクレームは本当に必要なのか」ということを
しっかりと考えてから、
どうしても必要だと思った場合、
クレームをつけるようにして下さい。

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⑤自分はミスをしないのか?

些細なミスに対して必要以上のクレームをつける人も居ます。
もちろん、”些細なミス”でもお店側は反省するべきであるのは
確かなのですが、それにしても、言い過ぎなクレームを
つけてくる人は実際に存在します。

些細なミスであっても、一言言うぐらいは良いと思います。
ただし、必要以上に責めたてるのはやめましょう。
自分は人生において、一度もミスをしないのか
よく考えてみて下さい。
自分が一度のミスもなくこれまでの人生を送ってきているのか。
そんな人はいないはずです。
必要以上に責めたてるのは、それはもうただのストレス発散ですし
正当なクレームではないのです

ミスをしたらお店側は反省し、次に生かさなくてはなりません。
ですが、どんなに頑張っても、ミスを「0」にすることは
人間である以上不可能なことなのです。
お店だって、お客さんだって、その他の人々だって
みんな、何かしらのミスはするのです。

⑥本当にお店側が悪いのか?

このことも、よく考える必要があるかと思います。
本当に、お店側が悪いのか。

何度か経験があるのですが、お店側とは関係の
ないことで、クレームをつけられたことがあります。
例えば、お店とは全く関係のない(お客さんのではなく
距離も離れている)違法駐車のことで、怒鳴り込みに
やってきたクレーマーだとか(説明しても理解しない)
親子の問題(子供へのしつけの問題)を棚に上げて
お店側にクレームをつけ始めたりだとか、
そういうことは絶対にやめましょう。

本当にお店側が悪いのか?
クレームをつける前に、これはしっかりと考える必要が
あります。もしもその際に「ん?」と思うのであれば、
何が元凶か、よく考えてみて下さい

⑦周りの迷惑にならないか?

正当なクレームであっても”他のお客さん”の邪魔に
なるようなことがないよう注意しましょう。
どんなに正しいことを言っていたとしても
他のお客さんの邪魔になっていれば、
他の客さんからすれば「なんだこいつは」ということに
なってしまうでしょう。
どんなにお店側が悪かったとしても、です。

他のお客さんからすれば、クレームが正当かどうかなんて
関係なく、ただただ邪魔!ということになってしまいますから
クレームをつける際は、関係のない第3者(他のお客さん)を
巻き込まないかどうか、よく確認してください。

時には我慢も大切

本当に相手に非がある場合、
お店側にそれを伝える意味でのクレームは
全然悪いとは思いません。
むしろ、我慢するべきではないでしょう。

ただし、上のようなことに当てはまる場合、どんなに腹が
立っても、お店はストレス発散のための
サンドバッグではありませんから
その点はしっかりと覚えておいてください。

時には我慢することも大事なことです。

人間は理性ある生き物なのですから…。

まとめ

以上のことは、クレームをつける前に
よく考えてみて下さい。
もしも考えた上で、問題なければ
お店が悪い部分に関してはしっかりと口に
した方が良いですし、泣き寝入りをする必要は全くありません。

しかしながら、どこか引っかかる部分が
あるのであれば、そのクレームは「必要のないクレーム」かも
しれませんし、今一度、そのクレームは本当に必要なのかどうか、
よく考えてみる必要があるのではないかと思います。

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