オープニングスタッフのバイトのメリットとデメリット!ポイントを解説

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オープニングスタッフとは、
お店が新規オープンする際などに
募集されるスタッフ(主にバイトやパートが多い)になります。

実際に、そういったスタッフの募集を
しているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

「お店のオープン時から働くアルバイト」というだけで
アルバイトであることには変わりはありませんが、
通常のアルバイトとは異なるメリットやデメリットも
ありますので、その点に関して、それぞれ見ていきましょう。

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オープニングスタッフとは?

新規開店するお店や施設が、
「最初に募集するアルバイト・パート」のことです。

例えば、普通であれば
既にそこで働いている社員やアルバイトはある程度
いますから「人がやめたりしたら、補充する」という感じでの
募集になります。
何か問題があって一斉退職などが起きてしまった場合は
話は別ですが、
多くのお店の場合「バイトが一度に一気に抜けることはあまりない」
ため、募集はぽつぽつと行われることになります。

ですが、新しくオープンするお店となれば話は別で、
社員や、他店舗からの経験のあるアルバイトさんなど、
一部のスタッフは決まっていたとしても、
基本的には「ほぼ0」の状態から、人を募集します。

そういった募集が「オープニングスタッフ募集」と、
呼ばれるものになります。

”お店を始めるために、必要な人員を集める”と、いうことですね。

では、メリットやデメリットのポイントとなる点を
それぞれ解説していきます。

採用人数が多いために採用されやすい傾向にある

まず、オープニングスタッフとは”ほぼ0”からの
採用であるために、
それなりの人数のアルバイトスタッフを募集します。

例えば、通常のバイト募集だと、
1~2人しか採用しないようなケースもよくあるのですが
(私が店長をやっていたお店も、そのような人数の採用でした)
オープニングスタッフの募集の場合は、
一度にそれなりの人数を採用します。

特に、規模が大きなお店の場合は、
結構な人数を採用することになるでしょう。

そうなってくると当然
”採用される人数が多い”=”採用もされやすい”わけです。

もちろん、オープニングスタッフということで
注目を集めて、バイトに応募する人間の数も
増える可能性は十分にありますが、
それでも全体の採用数が多い場合は、
採用されやすい傾向にあるのは事実です。

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お互いに0からスタートできる

これは人によってはメリットと感じるかデメリットと感じるか
変わってくる部分になると思いますが、
オープニングスタッフとしてバイトに採用されると
社員など「一部の最初からいる人」を除き、
全員0からのスタートになります。

仕事の知識を身に着ける上でも同じ部分だからですし、
年齢面を除けば先輩・後輩の人間関係もありません。
(年上だの年下だのはあると思いますが)

また、人間関係に関しても、
例えば、普通のバイトであれば、
既に”先輩たちの間”で、仲の良い組み合わせだったり、
そうではない組み合わせだったり、
ある程度の人間関係が出来上がっていると思います。

しかし、オープニングスタッフの場合は
そういうこともなく、
人間関係も全て1から、になります。

既に出来上がっている人間関係の中に
飛び込んでいくよりかは、楽だと感じるような人も
多いのではないでしょうか。

開店までの準備を行う場合も

オープニングスタッフの中には
開店までの準備も一緒に行う場合もあります。

オープンしてからの仕事がメインなのか、
その前から含めて、全部やるのか。
これは、募集しているお店によって変わってきます。

普段できないようなことを体験できる可能性も
ありますので、そういったことをやってみたい、という人は
試してみても良いかもしれません。

ただ、一方で、開店準備とか、そういうのは面倒臭い…
という人は避けた方が良いと思いますので、
自分自身がどのように考えているか、という点も
大事な部分の一つになってきます。

最初は混雑するのでかなり忙しくなる

オープニングスタッフに応募する際に
覚悟しておかなくてはいけない点の一つとして、
”最初はかなり混雑する可能性がある”
と、いうことです。

お店は、どんなお店でも
”開店初日”は結構な混雑になるものです。
開店してから2日目、3日目と次第に落ち着いていき、
最終的には”普通”になりますが、
最初はとにかく混雑します。

私自身も実際に自分でお店をやってみたり
雇われ店長として移店を経験したりも
しましたが、いずれの場合も「初日」は
お客さんの数が凄いですね。

オープニングスタッフに応募した場合
「最初は忙しい」ということは
覚悟しておく必要があります。

時給に関しては
”今日は初日で忙しかったからいつもより時給を
高くしておきましたよ”
なんてことは基本的にはありませんので、
”収入は増えないけど、普段より忙しい日”が
最初の間は続く、ということは覚悟しておかなくては
いけません。

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不慣れなスタッフが多いことによるトラブル

先ほど、全員0からのスタートになる、というようなことを
書きましたが、それは裏を返せば
”ほとんどのスタッフは不慣れな状態である”ということを
意味しています。

そんな中、上でも書いたように混雑するので、
接客の手際が悪くなってしまって余計に混雑してしまったり、
予期せぬトラブル・クレームなどに繋がる可能性も高いです。

また、全員が不慣れな中では予想以上に混乱したりするなど、
色々な事態が起きるでしょう。

そういった状況で最初のうちは働くことになるかもしれない…
と、いうことはある程度頭に入れておきましょう。

普通のバイト先であれば、経験豊富なスタッフや
ベテランのアルバイトも中にはいるので、
そういった人がカバーしてくれますが、
オープニングスタッフの場合は、そういう人がいないため、
頼れるのは「ごく一部の社員や店長」ぐらいになります。

が…店長も社員も分身はできないので、
対応する力には限界があります。
そのため、ある程度の混乱が起きるかもしれない、
ということは頭に入れておきましょう。

募集の条件などは良い可能性が高い

オープニングスタッフは”なるべく早く人を集めたい”のが
実情です。
例えば普通のバイト先であれば
”ゆっくり選ぶ”余裕のあるバイト先もある程度ありますが
開店時となれば、人を最低限集めることができなければ
お店を始めることもできません。

そのため、時給などの条件は
”ある程度”良いものになっている傾向が強いです。

また、シフトの時間に関しても、
通常のバイトの場合、”既にそこで働いている人たち”が
ある程度一定のシフトで回しているでしょうから、
「希望通りにシフトを入れてもらう」と、いうのは
なかなか難しいことです。

新人さんを優先に、他のバイトのシフトを削ったり、
ずらしたりすれば、不満が生まれるのは当然ですから
それはできません。

ですが、オープニングスタッフの場合は、
まだ”シフトが埋まっていない状態”なわけなので、
ある程度柔軟にシフトを決めてもらいやすい状況に
あります。

こういった、募集の条件や
勤務の時間の融通が利く点などに関しては
大きなメリットであると言えます。

まとめ

オープニングスタッフのバイトには
長所もあれば、短所もあります。

特に最初のうちは結構仕事自体としては
ハードになると思いますから
その点は覚悟しておく必要があります。

ただし、色々な部分が「1から」ということは
周囲と溶け込みやすかったり、
仕事自体も一緒に覚えていくような感じがあったりと、
柔軟に対応できたり、”既に出来上がった人間関係の中に飛び込む”では
なかったりと、色々なメリットになりそうな部分も多く存在します。

総合的に考えて、魅力を感じるのであれば
挑戦してみるのも、良いのではないでしょうか。

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