家族がお風呂から出て来ない場合はどうすれば?注意するべき点は?

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お風呂から家族がなかなか出て来ない…

そんなこともあるかと思います。

何事もなければ問題はありませんが、
浴室での事故は、毎年、色々な場所で
起きており、
自分の身にも起こる可能性は当然ありますし、
一緒に同居している家族の身にも起こる可能性は
当然のことながらあります。

”まさか、自分たちにそんなこと起きるわけないだろう”だとか、
”いつも健康で元気だから大丈夫”だとか、
そのような”油断”をしてしまわないよう、注意することは大切です。

では、もしも家族がお風呂から出て来ない場合は
どうすれば良いのでしょうか。

そのポイントや注意点などについて解説していきます。

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お風呂での事故は実際に起きうること

まず、お風呂では「事故」が起きる可能性がある、
ということは覚えておきましょう。

転倒するなどの物理的な怪我から、
冬場の気温変化などを原因に、
急激に身体に負担がかかり、命を落としてしまうような
ケースもあります。
冬場は特に「ヒートショック」と呼ばれる現象にも
注意をしなくてはいけません。
(⇒ヒートショックについても参考にしてみて下さい)

お風呂で何か起きる…なんてことをあまり想像できない人も
多いとは思いますが、
想像以上に危険もある場所、だということを覚えておきましょう。

過剰に心配する必要はありませんが
「何か起きる可能性もある」ということですね。

そのため、お風呂から家族がずっと出て来ない!
というような場合は、注意が必要なのです。

なかなか家族が出て来ない場合に考えられる原因

家族がお風呂からなかなか出て来ない場合に
考えられる原因は何でしょうか。
当然、必ずしも事故とは限りませんし、
何事もないことも多いですが、最良のケースから
最悪のケースまで、幅広く考えていくと、
下記のようなことが考えられます。

・寝ている
浴槽でウトウトしたり、寝ていたり…
お風呂に入ると眠くなってしまう人は、
意外と多いものです。
もちろん、その状況で長湯してしまうのは
あまり良くないことではありますが、
体調に異変が起きていないのであれば、
特にその時点で何かをする必要はありません。

・元々長湯
家族であれば分かると思いますが
元々長湯をする人はいます。
こういった人の場合は、通常は心配はいりませんが、
普段から長湯の人の場合、もしも何か異変があっても
周囲が気づきにくい、というのは一つの欠点でもあります。

・単純にくつろいでいるだけ
浴槽でスマホをいじっていたり、
何か考え事をしていたり…
”寝たりウトウトしたりしているわけではない”けれど、
なんとなくくつろいでいる…という人もいます。
普通に浴槽にいるだけであれば、これも問題はありません。

・怪我的なトラブル
浴室で転倒したり、浴槽から出る際に怪我をしたり、
「怪我」系のトラブルが発生している可能性もあります。
軽い怪我であれば、本人がそのままお風呂から
出てくることもできると思いますが、
怪我の度合いによっては浴室から自分で出て来れなかったり
意識を失っている可能性も否定はできません。

・病的なトラブル
お風呂で心臓や血管の疾患などが起きてしまう
「ヒートショック」を始め、病気的なトラブルが
起きた可能性もあります。
この場合、場合によっては発見が遅れることで
命にも関わる可能性のある緊急事態ですので、
周囲が早めに気づくことが大切になります。

考えられる理由としてはこのあたりでしょうか。
対処法や注意点はこの↓でご紹介していきます。

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様子を見に行く

家族がお風呂からなかなか出て来ない…と
思った場合、一番良い方法は
直接様子を確認することです。

単純にお風呂でのんびりしているだけの可能性も
十分にありますし、それならそうで、
無事を確認できれば、安心できるかと思います。

様子を見に行く際には、
外から声を掛けるだけでも良いですし、
外から声を掛けても反応がなかったり、
上手く聞き取れなかったりする場合は、
直接浴室の中を確認してみるなり、
上手く自分なりに対応していきましょう。

また、お風呂に入っている家族(あるいは同居人)との
関係性などから、外から声をかける、直接確認する、などは
判断してください。
(こればっかりは当事者じゃないと分からないことですからね)

無事であることを確認できれば、
特に気にする必要はないでしょう。

ただし、外から声を掛けた場合で、
返事はあったけれど、返事の内容が
イマイチ曖昧な場合などは注意してください。
(意識が朦朧としている状態で、とりあえず返事だけした可能性もあります)

緊急事態の場合は…?

緊急事態の場合は状況に応じて
落ち着いて判断していく必要があります。

意識がない場合や、意識はあっても危険な状況である場合は
躊躇せずにただちに救急車を呼び、
救急車の到着までにできることを、周囲の家族が
していくことが大切になります。

まずは本人に語り掛けて意識の有無や状況を確認、
意識がない場合に関してはすぐに救急車を呼びましょう。
意識がある場合は、本人に確認しつつ、状況に応じて、
ということになりますが、
呂律が回っていない様子だったり、
おかしなことを言っているような場合は
救急車を呼ぶようにしてください。

自ら浴槽・浴室から出れる状態である場合は、
周囲が本人をサポートしつつ、浴室から出た上で
状況を確認、
本人が自分で出にくそうであれば、周囲が浴槽から
出るのを手伝いつつ、浴槽からまず、外に出すようにしましょう。
(ただし、強引に引っ張ったりだとか
そういったことは注意してください)

意識を失い、顔がお湯についている場合などは
すぐに顔を離すようにするなどの対応も必要です。

その場その場の状況に応じて
できる範囲内の救助活動を行いつつ、
必要であればただちに救急車を呼ぶ、ということを
覚えておきましょう。

注意するべきポイントは?

お風呂から家族が出て来ない!という場合に
注意したい点を最後に解説しておきます。

・一度声を掛けても安心しない
例えば、一度声を掛けて無事を確認しても、
その後も30分以上出て来ない、など、そういうことがあれば
再度確認することも大切になります。
「30分前」は大丈夫だったとしても、そのあとに何か異変が
起きている可能性は十分にありますからね。

・普段から長湯の場合は要注意
普段から長湯の家族がいる場合、
1時間ぐらい出て来なくても、気にしないかもしれませんが、
これは「万が一異変があっても気づきにくい危険な状況」とも言えます。
あまりしつこすぎても嫌がられるとは思いますが
それとなく確認しておいた方が確実です。

・予防することも大事
冬場はヒートショックなどを起こさないよう、
なるべく家の廊下と浴室の気温差が生じないようにしたり、
酔っているときにお風呂に入らないようにするなど
”事故”が起きないように日頃から気を付けることも大切です。
また、お風呂に呼び出しボタンがある場合
家族全員で「何か異変があったらただちに押す」ということを
共有しておくことも大切です。
(日頃から呼び出しボタンをイタズラで使ったりしていると
緊急時に押しても誰も気づかなかったりする場合が
あるので、その点は注意するようにしましょう!)

まとめ

お風呂から家族が出て来ない場合は、
念のため様子を見に行くのが確実です。

特に、普段から長湯の家族がいる場合は
油断してしまいがちなので、
気を付けるようにしましょう。

お風呂での事故は、誰にでも起きる可能性のある
恐ろしいものです。
決して、油断だけはしないようにしておきましょう。

もちろん、家族だけではなく、自分自身も注意してください。

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