任天堂の歴代ゲーム機は成功?失敗?元店長が分析!

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これまでに世の中には様々なゲーム機が
発売されてきました。

その中には、成功したゲーム機もあれば
残念ながら失敗に終わってしまったゲーム機もあり、
発売されたゲーム機も全部が全部、成功しているわけではありません。

では、ゲーム機を展開しているメーカーの一つ、
任天堂が発売したゲーム機は、
どれが成功し、どれが失敗したのでしょうか。

利益的な部分や業績的な部分ではなく、
売上台数やソフトの発売数など、
遊ぶ側に関係のある部分を中心とした視点で、
見ていきたいと思います。

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大ヒットゲーム機が多い任天堂も、全てが成功しているわけではない

任天堂と言えば
ニンテンドースイッチもそうですし、
ファミコンやスーパーファミコン、Wii、ゲームボーイ、DSシリーズなど
大ヒットを記録したゲーム機が浮かぶ人も多いと思います。

確かに、任天堂ハードはその世代のトップシェアに立っている
ゲーム機も多く、携帯ゲーム機市場では普及台数では
ずっとトップの状態ですし、
据置ゲーム機も、ファミコンやスーパーファミコン、Wii、switchは
その時代の競合機よりも高い売上を記録していました。

ただ、売れてるイメージのある任天堂でも
苦戦したゲーム機があるのも事実で、
例えばニンテンドースイッチの前に展開されていた「WiiU」は、
かなり、苦戦を強いられたハードになっていましたし、
他にも苦戦を強いられたハードは存在しています。

それでは、この先では据置機と携帯機の順に、
任天堂の各ハードが成功したのか、それとも苦戦したのかを、
それぞれ見ていきたいと思います。
(※国内での状況です。また、会社の利益的な部分ではなく
ユーザー目線の部分を中心に判定していきます)

据置ゲーム機を徹底分析

任天堂の歴代据置ゲームは成功か、失敗か、
それぞれ分析していきます
(※あくまでも個人の分析です。人により意見が異なる場合があります)

・ファミコン
ファミコンは、今のゲームの歴史を作ったと言っても
過言ではないゲーム機ですし、売上・ソフトの種類に関しても
非常に多く、大ヒットしたゲーム機です。
ファミコンブームも当時、引き起こしたようですね(まだ生まれていなかったので、
直接そのブームを見ることはできませんでしたが)
ファミコンがあったからこそ、今のゲーム業界があるのだと私は思いますし、
任天堂ハードが今も続いているのはこのファミコンのおかげでしょう。
後の影響や売上など、あらゆる面を見ても”成功”と言えるハードだと思います。

・スーパーファミコン
ファミコンの正統進化を遂げたハードですね。
ソフト数も引き続き多く、本体の売上もファミコンには及ばなかったものの、
1700万台以上の売上を記録しています。
”安定”と言う言葉がぴったりな印象で、ファミコンの勢いを堅実に引継ぎ、
”成功”したハードであると思います。

・NINTENDO64
ファミコン、スーパーファミコンと比べると大幅に売り上げを落としてしまったのが
このN64で、ソフトの本数も大幅に減少しました。
また、この時代はプレイステーション1が非常に強く、トップシェアの座を始めて
明け渡すことにもなったことから、任天堂ハードが初めて”苦戦”を強いられた存在で
あると思います。
一方で、ソフト面は後にも移植されたりリメイクされる名作が非常に多い印象で、
3Dマリオやマリオパーティなど、この頃に始まったシリーズも多かったため
(スマブラもそうですね)
N64自体は苦戦しましたが”後には繋がった”と言えると思います。

・ゲームキューブ
売上台数はN64以上に苦戦を強いられたゲーム機で、
引き続き、苦しい時期が続くことになりました。
ソフトも充実はしていますが、イメージ的にはN64ほど、後に移植されるような
ソフトが多くない印象で、N64よりも”後に残したもの”も
比較的少ないように感じます。
任天堂ハードの中ではかなり苦戦した部類と言えるでしょう。

・Wii
N64、ゲームキューブの時代から一気に巻き返して”成功”したハードです。
Wiiリモコンによる直感的操作でWiiブームを引き起こし、
一気にライト層も引き込んだことで、競合機のPS3を上回る売上を
記録しました。
性能重視ではなく、遊びに特化したことが成功の要因に思えますね。
画質自体は、競合機より劣るのですが、ゲーム=画質だけではない、ということを
示したハードであったとも言えます。
スーパーファミコン以来、久しぶりとなる1000万台越えも達成していますね。

・WiiU
任天堂据置ハードの中では一番苦戦を強いられたハードで、
客観的に見れば”失敗”と言わざるを得ない結果になったハードです。
Wiiの好調ぶりを全く引き継ぐことが出来ず、発売当初から任天堂も新作を
なかなか発売できない状況が続き、スタートダッシュに失敗、
そのままずるずる行ってしまった感じで、次ハードへの交代も非常に早く、
ユーザーとしても寂しい結果に終わったハードです。
ただ、スプラトゥーンやマリオメーカーが生まれたのはWiiの大きな功績だと思いますし、
後のswitchでこの反省点が生かされているのはプラスに捉えられます。

・ニンテンドースイッチ
WiiUの失敗が嘘のように真逆になり”大成功”したハードです。
歴代の任天堂据置ハードでは最長かつ、最大の売上を記録していて、
ソフトの売上をも大幅に爆増させるほどの人気ぶりです。
正直、私も発売前まではここまでになるとは思いませんでしたが
”後継機を出すことをためらわれるぐらいの成功っぷり”であると言えます。
ただ、この反動がまた少し怖いかな?というのはなくもないですね…。

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携帯ゲーム機を徹底分析

続けて、携帯ゲーム機を分析していきます。

・ゲームボーイ
当初は苦戦気味でしたが、ポケモンなどの発売で巻き返し、
任天堂の携帯ゲーム機の歴史を切り開いたハードです。
携帯ゲーム機市場はこのゲームボーイがなければ発展しなかったかも
しれませんし、任天堂ハードの中でも成功したハードのひとつと言えます。
ただ、マイナーチェンジ版の「ゲームボーイライト」など、一部、
少し躓いたようなものもありました。

・ゲームボーイアドバンス
ゲームボーイの好調をそのまま引き継ぐことに成功したハードで、
これもまた”成功”の部類に入るハードです。
若干”次世代機の発売までの期間”が短かったことは、
購入したユーザーにとってはネックだったとは思いますが
十分な売上を記録しました。
(ただ、最終モデルのゲームボーイミクロは若干失敗気味ではありました)

・ニンテンドーDS
Wiiと同時期に展開されていて大ヒットを記録した携帯ゲーム機で、
スイッチ以上の売上を誇る最大のヒット商品です。
文句なしの”大成功”と言えるハードですね。
競合機として「PSP」も発売されましたが、それがあっても、
DSの牙城は揺るがず、大ヒット作品も多数発売されました。
非常に好調だったハードと言えます。

・ニンテンドー3DS
最終的には高い売上を記録し”成功”したハードでしたが、
実は発売当初は、3D機能が思う以上に流行らなかったり、
価格が高額だったりと、思うように普及せずに
苦戦していたハードです。
その後、早期の値下げや大量の人気作の投入により、
何とか巻き返し、最終的には”大成功”と言える売上を記録しました。
ただ、最初の頃は当時、私はゲーム販売店にいましたが
”ヤバい”感じだったので、今思うと良く巻き返せたな、と思いますね…。
(WiiUのようにそのままずるずる行く危険もあったので)

まとめ

任天堂ハードも成功したものもあれば、苦戦したものもあります。
ただ、任天堂の場合は、スペック以外の部分に力を入れたものの方が
成功しているような、そんな気はしますね。
(スペックの部分が比較的大きな変更点になっているN64やGC、WiiUは微妙な
結果に終わっていますし…)

また、特殊な例で”バーチャルボーイ”というゲーム機がありましたが、
これは、ユーザー側からすればすぐにソフトも出なくなってしまい、
”失敗”だったのかな?と思えてしまう本体になっていました。
(ただ、メーカー側としては普通のゲーム機とは違う位置づけで発売したようで、
 必ずしも、メーカー側とユーザー側の認識が一致するわけではなさそうです)

いずれは出るであろう
switchの”次”が、WiiUのようにならないことを、
ユーザーとしては祈りたいところですね。
メーカーの手腕に期待です。

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