ツイッターでは
”認証済みアカウント”による、
迷惑リプが、2023年夏頃から爆増しています。
例えば、企業アカウントのツイートや
芸能人のツイート、話題になっているツイートに
”すごい”とか、”Good”とか、挙句の果てには
内容に全く関係のない短文リプを送ったり、
他の人のリプと全く同じ内容のリプを送ったり、
そういった”迷惑リプ”が、大幅に増えているのです。
しかも、その大半は認証済みアカウントによるリプとなっていて、
信頼性を強めるはずのマークが、
逆に”認証済みマークがついているから迷惑リプだな”などと
思われるような状態になりつつあります。
では、なぜこのようなことになってしまったのか、
その原因を解説すると共に、対処方法などについても、
それぞれ解説していきます。
どうして迷惑リプが増えているの？
これは、ツイッターが
”ツイートの表示数などで収益化できるシステム”を
新たに投入したことによるものです。
そのシステム自体が悪い、ということではないのですが、
”表示数が上がれば上がるほど儲かる”となると、
少しでも収益を上げようと、
そういうこと（無関係のリプを大量に送る）をする人が
たくさん出て来るわけです。
例えば、企業のアカウントのツイートや有名人のツイート、
話題になっているツイートにリプを送ると、
表示数を見て貰えれば分かると思いますが
”かなり、色々な人に表示される”ことになります。
自分のアカウントでただ単に「あ」と呟くのと、
話題になっているツイートのリプ蘭で「あ」と呟くのでは
何百倍以上の差が”表示数”に出るわけです。
話題になっているツイートのリプ蘭は、
色々な人が見るので、仮に内容が全く関係なくても
「あ」とか「A」だけでも、かなりの表示数になってしまうので、
”表示数を上げて収益を稼ぎたい人たち”が
注目されているツイートに全く無関係のリプを送りまくる、という
地獄のような状態になってしまっているのです。
収益化自体は”ちゃんと使う人”ばかりなら良いのですが、
人間はそんなにお利巧な生き物ではないので、
案の定、こういう使い方をされてしまっている、ということになります。
認証済みアカウントばかりなのは何故？
話題になっているツイートの
”中身のない迷惑リプ”を見てみると、
大半が”認証済みアカウント”であることが
分かると思います。
これは何故なのかと言うと、
”ツイッターでの収益化は認証済みアカウントであることが条件”
だから、ですね。
そのため、閲覧数稼ぎの迷惑リプをするアカウントの大半は
認証済みアカウントとなっています。
しかも、最悪なことに
”認証済みのアカウントのリプ”が優先して上の方に表示
される仕組みのため、
最近では、話題になっているツイートのリプ蘭を見ると
”認証済みアカウントによる迷惑リプだらけ”になっているケースが
非常に多いです。
逆に言うと、認証済みアカウントでない場合、
中身スカスカの迷惑リプをしても”意味がない”ため、
そういった迷惑リプをするアカウントは
ほとんどが認証済みです。
（時折、認証済みアカウントじゃなくても収益化できると勘違いしているのか
認証済みじゃないアカウントでそういうことをやってるアカウントも
ありますが…笑）
こういった状況が続けば
”認証済みのアカウント＝スパム”というイメージまで
一般ユーザーについてしまうと思いますので
そういったことをしていない認証済みアカウントからすれば
迷惑極まりない行為とも言えます。
迷惑リプに危険性はあるの？
危険性自体は、基本的にはほぼありません。
単に”普通のリプより優先されて表示されてジャマ”なぐらいで、
それ以外の実害が生じる可能性は低いです。
向こうの狙いは”閲覧数を稼ぐこと”だけで、
他にはあまりメリットとなる部分はないため、
認証済みアカウントによる迷惑リプがあなたのツイートについたり、
そういったものを見たりしても、何か害が及ぶことはないので、
安心してください。
仮にそのリプに反応してしまっても、
特に個人情報が盗まれたりするリスクはありません。
ただ、リプで反応すると、さらに迷惑リプが返ってきたりする可能性は
あるので、迷惑リプを見かけた場合は
反応せずにスルーするようにしましょう。
なお、間違えて返信しても問題はありませんが、
仮に万が一、DMなどで個人情報を聞かれたりし始めた場合、
それを教えると、個人情報が洩れるので、
そういうことはしないように注意しましょう
（流石にそこまで行く前に普通は気づくとは思いますが）
簡単に言えば「放っておけば（邪魔に感じる以外は）何も問題はない」と、
いうことです。
認証済みアカウントをブロックする方法はないの？
こういった迷惑リプをするような
認証済みアカウントをまとめてブロックしたり、
リプ欄の認証済みアカウントを一掃できるような
方法はないのかどうか。
これは、残念ながら
”現段階では存在しない”というのが答えになります。
確かに、こんなにリプ欄に
認証済みアカウントによる迷惑リプが多発すると
”邪魔だし、非表示にしたい”と思う気持ちは分かりますが
残念ながらそういう機能は、今のところは存在していません。
個人で出来る対策としては
”一つ一つブロック・ミュートをしていく”しかなく、
手当たり次第、ブロックしていくのが最も有効的な方法です。
もちろん、邪魔な以外に実害はないため、
気にならないのであればスルーでも大丈夫です。
認証済みアカウントの場合、アカウントの所有者は少なからず
課金していることになりますから、
通常の捨て垢とは違い、数には限度もあります。
そのため、手当たり次第ブロックしていけば
いつかはあまり目に入らなくなるかもしれません。
（それでも、かなりの数あるので、なかなか大変ですが…）
運営側の対応が求められる
収益化のシステムを作った以上、
この地獄のような”迷惑リプの爆増”に
対応するのは、ツイッター運営の責任です。
もしもこの状況をこのまま放置するようなことがあれば、
”認証アカウント”の信頼性は地に落ちて、
”認証アカウント”＝”スパム”と思われてしまっても
仕方ありませんし、
リプ欄は機能しなくなってしまうでしょう。
こういった部分を放置しておくことで、
最終的にツイッターは、
収益化のために迷惑リプを送り合う混沌としたSNSに
変わり果ててしまうでしょうし、
ここは迅速な対応が求められる部分です。
この部分を放置するのか、
それとも何か対応するのか、
あまりにも劣悪な環境を作り出してしまった以上、
その部分の運営としての姿勢は
見られる部分だと思いますし、
それを対処できれば、ちゃんとした運営、
対処せずに放置すれば、もうまともに機能していない運営、と
評価を世間から下されるのみです。
少なくとも、今の
”注目されているツイート”に、
認証済みアカウントたちが迷惑リプを大量に飛ばす、という状況は
決して健全な状況ではありませんし、
収益化のシステムが招いたことです。
この点は、運営として素早く手を打つことが
求められる部分であると感じます。
まとめ
認証済みアカウントによる”迷惑リプ”について
解説しました。
リプを見る際にジャマになる以外の
実害はありませんが、
あまりにも数が増えているので目障りに感じる人もいると思います。
そんな場合は、面倒ですが一つ一つ、ブロックしていきましょう。
あとは、運営側で何らかの対応が
行われることを、祈るしかありませんが、
最近のツイッターは不安定なので、
なかなか難しい部分もあるかもしれません。
