ファミ通のクロスレビューは参考になるの?徹底解説!

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週刊ファミ通で有名な「クロスレビュー」

4人のレビュアー(主に編集者)が
新作ゲームを実際にプレイして、
その評価を10点満点で採点していく、
というコーナーです。

ゲームを遊んだことがある人は
ご存じの方も多いのではないでしょうか。

では、この”クロスレビュー”は
実際にゲームを購入する際の
参考になるのかどうか。

その点を、元ゲーム屋店長の視点で
解説していきたいと思います。

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クロスレビューとは?

週刊ファミ通の紙面の中に存在するコーナーで
新作ゲームを4人のレビュアーが採点し、
感想を記述しているコーナーです。

全ての新作ゲームソフトが採点されるわけでは
ありませんが、注目作から、マイナーなゲームまで
色々なゲームがクロスレビューに登場しています。

採点は40点満点で、一人10点満点、
レビュアー4人が全員10点をつけると、
40点になるカタチですね。

現在は7点が基準点、という形になっており、
その基準点をベースに採点が行われています。

35点以上がプラチナ殿堂入り、
32~34点がゴールド殿堂入り、
30、31点がシルバー殿堂入りという形で
紹介されています。

満点を獲得するのは非常に難しく、
数多くのゲームのクロスレビューが掲載されていますが
40点満点を獲得したゲームは、ごくわずかです。

では、そんなクロスレビューは、
実際にゲームの感想として、参考になるのかどうか、
解説していきます。

実際にプレイしているの?

これは「している」と思います。
どのぐらいの時間プレイしているのかは
分かりませんが、
実際に私が自分でプレイしたことのあるゲームの
クロスレビューを見る限り
「実際にプレイしていなければ書けないであろう内容」も
そこそこ見かけるので、
確実に、プレイはしているはずです。

勿論、短い時間のプレイである可能性はありますが、
エアプ(実際にはプレイしていない)で
クロスレビューを書いている、ということは
少なくとも現在では無さそうです。

発売前にクロスレビューが掲載された
マイナーなダウンロード専売ゲームなどに関しても
実際に自分で遊んでみた上でクロスレビューを見てみると
「あ、一応ちゃんと遊んではいるんだな」ということが
分かります。

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点数が高ければ面白いの?低いとつまらないの?

これは、そうとも限りません。
それは何故かと言うと
「たった4人の感想」でしかないからですね。

クロスレビューが悪い、とかそういうことではなく、
人間は感じ方が人それぞれ違います。

仮にクロスレビューが100人体制で、
100人全員が「傑作!」と言っていたとしても、
それでも、あなたが同じように面白いと感じるかどうかは分からないのです。

そのため、仮に40点満点のソフトであっても
自分が面白い、と感じるかどうかは
別問題、ということになりますね。

逆に、点数が低いソフトの場合も同様で、
クロスレビューで、「5」とか「4」とか
そういう辛辣な数字が付きまくっていたとしても、
それはあくまでもクロスレビューをした人たちの評価であり、
あなたが同じようにつまらない、と感じるかどうかは
実際に遊んでみない限り、分からないことです。

世間の評価とは一致しているの?

クロスレビューの評価が世間の評価と
一致しているかどうか。

大体の傾向を見ていると
ある程度一致している感じはします。

ただ、先ほども書いたように
あくまでも「たった4人の感想」ですから
世間と評価はずれることはありますし、
後述するような点に関しては
注意が必要な部分もあります。

とは言え「ある程度一致」はしているように思えるので
参考にするものとしては十分
価値はあるかとは思いますね。

知名度の高い作品は比較的点数が高い?

クロスレビューを近年はほとんど見ていますが
全体的な傾向として
「知名度の高い作品は評価が高くなりやすい」
傾向にあるように見えます。

勿論、シリーズ化されるぐらいですから
元々ある程度の評価が高い作品は多いわけですが、
それでも時折、人気シリーズでも
「クソゲー」と言われてしまうような作品が
あるのも事実です。

そういったタイトルに関しても
”若干”無名タイトルに比べると評価は
高いことが多い気がしますし、
知名度の低いタイトルに関しては
(特にダウンロード専用タイトルなど)、
評価が厳しい傾向にあるようには、思えます。

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「バグ」については言及されてないことが多い

「バグが多い」点については
クロスレビューでは言及されていないケースが
多いですね。

これは、そういう方針なのかもしれませんが、
「バグについて何も書かれていなかったのに
いざ、ゲームをやってみたらバグだらけ」というような
事例がこれまでに何回か見受けられます。

あくまでも「ゲームの中身」を評価している、
ということなのか、
短時間のプレイでバグに遭遇しなかったのか、
この点については分かりませんが、
「バグ」の部分に関しては
抜けていることもあるので、
その点は頭に入れておいた方が
良いとは思います。

滅多に「バグの多さは気になる」みたいな
文章は特に近年では(実際にバグがあるゲームでも)
見受けられません。

ある程度の方針はあるかも

最初に書いた通り、
「個人の感想」は人によって異なりますから、
ある程度の方針はある可能性があります。

例えば、普通であれば
「10点」をつけている人がいるゲームでも
「4点」をつける人がいても、
おかしくはないはずです。
ゲームの好みなんて、人それぞれ違いますからね。

ですが、実際にそこまで落差のある
クロスレビューは見たことがないので(特に最近は)
ある程度、点数を合わせるようにはなっている…
のかもしれません。

9、9、9、8だとか、
10、9、7、8だとか
そのぐらいの落差しか、近年はほとんど見かけません。

極端な話、賛否両論のあるようなゲームなら
10、3、7、4 とかがついても
普通であればおかしくはないわけですからね。

「嘘だ!」ということではなく
あくまでも、「クロスレビュー」という読み物ですから、
ある程度の調整は入っているのでしょう。
自然に毎回、数値がある程度に合わさることは
ないでしょうからね。

それを踏まえた上で参考にすると
良いと思います。

「レビュー」はあくまでも他人の感想

ファミ通のクロスレビューであろうと、
その他の感想サイトであろうと、
アマゾンのレビューであろうと、
レビューとはあくまでも「個人の感想」でしかありません。

そのため、どんなに高評価のゲームであっても
あなたには合わない可能性がありますし、
どんなに低評価のゲームであっても
あなたにとっては傑作である可能性も十分にあるわけです。

レビューは、何にしても
”鵜呑み”にするのではなく
”参考”にするのが一番です。

最終的に決めるのは自分自身ですし、
人間はロボットじゃありませんから
一人一人評価が違う、ということは
当たり前のことです。

クロスレビューが全てではありません。
公式サイトの情報や、動画なども参考にしつつ
その中の判断材料の一つとして
クロスレビューも参考にする…
程度の利用方法が一番かと思います。

点数が高いから、自分も面白いと感じる、
点数が低いから、自分もつまらないと感じる、
そういうものではありませんので、注意しましょう!

まとめ

ファミ通クロスレビューにせよ、
他のレビューにせよ
あくまでも購入のための判断材料の一つです。

そして、クロスレビューもあくまでも
商業商品の一つでもありますから、
やはり、どうしても書けないことなど
色々な制限などもあるのでしょう。

鵜呑みにせずに、参考にする。
あるいは、読み物として楽しむ。
そんな、活用方法が一番かと思います。

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