言葉狩りとは?その意味と身を守るための方法を徹底解説!

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「言葉狩り」は、
特定の言葉を過剰に叩いたり、
使用禁止のムードを作ったり、
人の発言の一部分を、因縁をつけるかのように無理矢理切り取り
徹底的に叩くようなことを言います。

勿論、世の中では、公の場で使うべき言葉ではない
言葉、というものも沢山存在していますが
「言葉狩り」とは、そういうものではなく、
あまり問題のないような言葉や表現に食い下がったり、
一部の発言を切り取って意図を勝手に変えて、猛烈な
勢いで叩いたりすることで、
あまり褒められる行動ではありません。

では、そんな「言葉狩り」から身を守るためには
どうすれば良いのでしょうか。
身を守るためのポイントや、言葉狩りの注意点などについて
解説していきます。

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「適切な規制」と「言葉狩り」は違う

世の中には、色々な言葉があります。
その中には、確かにテレビなどで使ったり
公の場で使ったり、
職場や学校、(あまり親しくない)人前で
使うべきではないような言葉も
たくさん存在します。

そういった言葉に関しては
「使用を禁ずる」ようなことも
場合によっては必要ですし、
公の場に立つような人間が
そういう言葉を使うようなことがあれば
訂正などを求めることは
間違ったことがないと思いますし
「適切な対応」と言えます。

何でも言いたい放題になってしまったら
それはそれで、
恐ろしい世の中になってしまいますからね。

ただし、それは「適切な規制」であれば、の話です。
言葉狩りと呼ばれる行為は、
そういったものとは違い

「昔から使われているような言葉」を問題視したり
「何年も昔の発言や何年も昔の作品の台詞」を
わざわざ掘り出してきて徹底的に叩いたり、
「特定の人物の発言の一部箇所のみを切り取って
 本来その人物が意図した意味から無理矢理捻じ曲げて」
叩いたり、そういう行為のことです。

つまり、揚げ足どり…
無理矢理、ケチをつける部分を探して叩くような
そんな状態が「言葉狩り」です。

昔から使われてきた言葉に関しても
時代の流れと共に不適切になったものに関しては
確かに、使い方を考えていく必要はあるでしょう。

ただし、言葉狩りはやりすぎであり、
例えば、何年も昔の作品の台詞や表現を
掘り返して叩いたりすることは「異常」です。

コンビニのとあるシリーズ名の問題なども、
これに該当しますし、
某人気作品のアニメの舞台に出て来る
ワードなどに過剰に反応して
叩いているような行為もこれに該当します。

このような”異常な言葉狩り”行為が
最近では特にエスカレートしており、
このまま「何でも言葉狩り」みたいな
風潮が拡大すれば、
いずれ何も発言できないようになってしまうでしょう。

気に入らないものを消えるまで叩くのはNG

言葉狩りをする人たちの中には
自分こそが正義と思い込んでいて、
相手が表現を変えたりするまで
徹底的に叩き続けるような人もいます。

客観的に騒動を見た周囲の人が
「問題になるような発言・表現じゃない」と
意見を述べても
止まることなく「この表現は間違っている!」
「変えるべきだ!」と決めつけて攻撃をし続ける…

こういう行為は、ただ単に「暴走」している状態であり、
冷静になって自分を見つめなおさなくてはいけません。

冷静になった上でも「この言葉・表現は問題だ」と
思う箇所があるのであれば、
相手の人・企業・団体などに
「この表現は問題があると思います」と、批判したり
意見を言うのは全然良いと思います。

ただ、”何でも自分の思い通りになる”と
思ってはいけません。
自分が問題があると思っている表現も
世間ではそうでない可能性もありますし、
何でも、「この表現はダメだ!」が通ってしまったら、
世の中
”誰か一人でも不満を感じたら、その表現や言葉を撤回するまで
 叩き続けられる”という恐ろしい世の中になってしまい、
企業も、芸能人も、何もかも
”1000人いたら1000人が満足する言葉選び”を
しなくてはいけない世の中になってしまいます。

そして、人間の感じ方は一人一人違うわけですから
そんなこと実現不可能です。
1000人中、990人が納得しても、10人ぐらいは「この表現はダメだ」と
思うでしょうし、
人間、ロボットではありませんから意見が分かれて当然です。

そのため
”一人でも不快に思う人がいたら言葉狩り!”
なんてことをやっていると、
最終的には誰も、何も発言も表現も出来なくなってしまいます。

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言葉狩りされた場合の対処方法は?

もし、言葉狩りに遭ってしまった場合、
どうすれば良いのでしょうか。
対処方法を見ていきましょう。

・自分の表現や言葉を確認
まず、「いや、問題ない」と決めつけるのではなく
客観的に問題視された表現や言葉は確認してみてください。
その上で、問題ないと思うのであれば、
下記のように対処していきましょう。

・問題があるなら謝る
問題があった場合について先に書いておきますが、
自分の表現や言葉に問題があった場合は、
変に言い訳せず、ちゃんと謝り、修正しましょう。
なお、撤回しればいい、みたいな態度ではなく、
謝った上で修正することです。

・問題がないなら謝らない
逆に、問題がないのであれば、
言葉狩りに対しては毅然とした対応をしてください。
問題がないことに屈してしまってはいけません。
例えば、お店にクレームがついた場合に
お店側が悪くないのにクレーマーに謝罪するような店も
ありますが、あれは悪い例です。
クレーマーがさらにエスカレートします。
言葉狩りもそうです。
”表現に問題ない”なら、相手にせずに
毅然とした対応を心掛けるべきです。
謝ってはいけませんし、撤回したり、修正する必要もありません。

・一部を切り取られて意味を変えられた場合
有名人であればあるほどリスクが高まりますが
発言の一部を切り取られて
言葉狩りの被害を受けることもあります。
この場合、言葉狩りで「本来の意図」と変えられて
叩かれているような場合は、
堂々と否定をしてください。
「こういう意味であり、そういう意図はない」と
断言するのです。
そういう言い訳をする人もいるので、言い訳と
取られる可能性も十分にありますが、
それでも、本当に意味を変えられて言葉狩りを
されているなら、堂々と反論してください。

・話の通じない人は相手にしない
例えば、漫画内の特定の表現などを批判され、
「この表現には問題はない」と否定して
理由を説明しても、相手が納得せずに
ひたすら叩いてくるような人の場合…
「話し合いが出来ないタイプ」である場合は、
「問題ない」ということを説明し、
理由も説明したら、あとは無視で構いません。
世の中には、話し合いで解決できない人は本当にいます。
言葉狩りに関しても、それは同じことです。

言葉狩りに遭遇してしまった場合、
まず「本当に問題なかったか」を自分で考え
問題があったのなら「謝って修正する」
なかったなら「謝る必要も修正する必要もないので
毅然とした対応をする」だけの話です。

問題があるのに謝れない人も多いですが、
逆に問題がないのに謝ってしまう人・企業も多いです。

”異様な言葉狩り”も本当に世の中には
たくさん存在しますから、
そういったものに屈してしまわないように、
注意です。

まとめ

最近では言葉狩りも次第に
エスカレートしているように思います。

間違っている場合謝ることは大事ですが
間違っていない場合は謝らないことも大事です。

これは、私が以前働いていた接客業でも言えることです

「間違っていない場合に謝る」ことは、
相手を増長させる原因になり、
さらにエスカレートしてしまうのです。

結果的に世の中がどんどん悪くなっていくことにも
繋がりますから
「間違っていないこと」に謝るようなことが
あってはいけないのです。

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