「キラキラネーム」とは
一般的にはあまりそういう読み方をしない感じの使い方をしていたり、
当て字による名前だったり、
”珍しい名前”のことを示す言葉です。
最近では、常識にとらわれず、
こういったキラキラネームをつける方も増えました。
キラキラネームも節度を守ってつけることが
できれば、それはそれで個性の一つだと思いますし
キラキラネーム自体を否定する必要はないかとは思います。
ただし”度を越したキラキラネーム”とつけることには
名前をつけられた本人の人生に影響を与えてしまう
可能性もありますので、この点には注意を
しなければいけません。
”キラキラネームをつける前に”
考えておくべきリスクについて、まとめました。
キラキラネームが人生に重大な影響を与える可能性も
「キラキラネーム」は、
場合によっては、その名前をつけられた子供に
重大な影響を与えてしまう可能性のある”リスク”の
ある行為です。
そのため、節度を守った名づけを心掛ける必要は
あると思いますし、
生まれた時の名前は、そう簡単に変えられるものでは
ありません。
軽い気持ちで、度を越したキラキラネームを
つけてしまうようなことは避け、
リスクなども考慮した上で判断する必要があります。
では、キラキラネームをつけることにより
どのようなリスクがあるのでしょうか。
その点について、見ていきましょう。
いじめの原因になる可能性
学校では「名前」をきっかけとした
いじめというものは
残念ながら、そこそこ起きるものです。
キラキラネームがいじめの理由の全て、では
ありませんがいじめの原因になる可能性は
十分にあります。
いじめまでは発展しなかったとしても
名前が原因で変に揶揄われたりするようなことは
高い確率で起きる可能性があり、
あまりにも特徴的なキラキラネームに関しては
そういった”マイナス”の出来事を
呼び寄せてしまう可能性があります。
もちろん、周囲の人間の性格次第だったり
本人の性格次第だったり、学校の雰囲気次第だったり
するようなこともありますが、
”一つの原因となる要素”になる可能性は高いために
注意が必要です。
就職活動に影響する可能性
あまりにも「度を越した」キラキラネームの場合
就職活動に影響する可能性がある、
と言われています。
各企業の採用基準は内部の人間にしか
分かりませんが、
常識的に考えて、（取引先などに）悪印象を
与えかねないような名前の場合は、
採用を見送られたり、敬遠されてしまったりする
可能性はある、ということです。
名前だけでイメージを持たれるような
会社もありますからね…。
一般的な名前であれば、
採用に影響するようなことはないと思いますし
キラキラネームであっても、適度なレベルであれば
問題ないとは思いますが
「あまりにも度を超したキラキラネーム」の場合に
関しては、注意しておいた方が良いです。
もちろん、採用の基準に影響しない会社も
たくさんあるとは思いますが
影響する会社も、確実に存在するのが、現実です。
名前が正しく読まれない
当て字などで名前をつければ
ほぼ確実に初見では名前を正しく読まれない
ことになります。
常用の読み方の場合でも、難しい漢字や
あまり使われないような読み方を
使っている場合は、やはり、
なかなか正しく読まれないことが
多くなるかと思います。
そのため「読み方」をいちいち説明する
必要が出てきてしまうため、
人によっては面倒だなぁ…と感じてしまうような
人も出て来るでしょうし、
読まれ間違いをするようなことも
生きている間にたくさん出てくることになります。
そういったことも、リスクの一つとして
考えておくべき部分になります。
名前の記入が面倒臭い
シンプルな感じであれば良いですが
キラキラネームでは、時に
非常に複雑な漢字や、
普段あまり使わないような漢字が
使われるようなこともあります。
そうなると、本人が名前を書くときに
「面倒臭い」のです。
小さいころは「まだ習っていない漢字」は
ひらがなで書くことがほとんどだと思いますから
あまり関係はないですが、
学生、社会人とどんどん成長していくにつれて
自分の名前は漢字で書く（名前が感じの場合は）、ことが
当たり前になっていくと
だんだんとこのデメリットを感じるように
なってくるはずです。
見た目重視！ではなく、
一生その名前を色々な書類に書くことになる、
ということを一つ、想像してみながら
名前を決めることも重要になります。
本人の悩みの一つとなる可能性
親からつけられたキラキラネームがイヤで
長年悩み続けた…
なんて人も世の中にはたくさん存在します。
そういった人達からしてみれば
キラキラネームのせいで、長年、
本当なら味わう必要のない苦しみや悩みを
味わうことになってしまいます。
生まれて来る子供は、自分の名前を
自分で決めることはできません。
もしも、とんでもないキラキラネームが
ついていたとしても、
それが役所に受理されている以上は、
その名前を背負って生きていくことになります。
先程の「いじめ」の部分もそうですし
「就職活動への悪影響」の部分もそうですが
そういった部分に本人が悩み、
辛い思いをするようなところも出てきてしまうかもしれません。
中には、キラキラネームを改名するために、
長い間苦労するような人も
実際に存在しています。
もちろん、逆にキラキラネームを喜ぶような
人もいるとは思いますが、
一方で、本当に辛い思いをすることになる人も
いるのは事実ですから、
この点も、よく考えて決断することをおすすめします。
人間関係の亀裂の原因になる可能性
将来的に、キラキラネームをつけられた子供が
成長していく過程で、
何かキラキラネームでイヤな思いをしたりすれば、
その子は「親を憎んだりする」可能性も
十分に出てきます。
キラキラネーム関連で、
子供と対立するようになったり
憎まれたりすることは
決して良いことではないと思いますし、
親側も決して、それを望んだりはしていないと思います。
また、親族からも何かを言われる可能性もありますし、
”色々な意味で”
人間関係に亀裂を生んでしまう要素であることも
また、一つの事実になります。
メリットはあるの？
キラキラネームにメリットはあるのでしょうか。
メリットとしては
「覚えられやすい」ということですね。
良い意味でも、悪い意味でも、
名前を一度覚えてさえしまえば
キラキラネームは、インパクトが強いので
覚えやすいかとは思います。、
それが良い方向に働くかどうかは別として
「印象に残りやすい」というのは
やはりメリットの一つにはなるでしょう。
一方で、「初対面では読まれにくい」というのは
先程も書いた通りのデメリットではありますが
「一度覚えてさえもらえば、逆に印象強くなる」という
メリットがあるのも確かです。
名前が一つの個性になる、という感じですね。
また、本人が嫌がる可能性、と書きましたが
当然、人間の考え方は人それぞれですから
キラキラネームが原因でイヤな思いをしたりせずに
育てば、その名前を気に入る可能性も
当然あるわけです。
色々リスクがある！というのはこれまで紹介した
通りになりますが、
必ずしも、全部が全部”リスク”とは限らない、ということも
また一つの事実ではあります。
まとめ
キラキラネームを授かって生まれた子供には
場合によっては
様々なリスクが付きまとってしまいます。
そうなってしまわないためにも
キラキラネームをつけよう！という際には
「節度を守って」
名前をつけていく、ということが
重要になってくるのではないかと思います。
